横浜市港北区の老人ホーム・介護施設について
港北区(こうほくく)は、横浜市の北東部に位置する行政区です。ここでは「横浜市港北区での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。
横浜市港北区の特徴
横浜市港北区の人口は、35万985人です。高齢化率は19.9%で、65歳以上の高齢者の人口は6万9,831人です(2021年1月1日現在)。面積は、31.4㎢です。
横浜市港北区は、横浜市18区のうちのひとつです。もともとは緑区・青葉区・都築区(つづきく)などを合わせた区域でしたが、1969年と1994年に分区が進み現在の区域となりました。
横浜市港北区の魅力
新興住宅地が多い横浜市港北区は、住みやすい環境が整っています。商業施設や商店街があり、お買い物や外食には困りません。「横浜労災病院」「菊名記念病院」をはじめとした医療機関も点在しているので、高齢者にとって安心できる環境です。老人ホーム・介護施設が多く、入居を考える際の選択肢も多様です。
また、区の中央を流れる鶴見川、「大倉山公園」や「岸根公園」など市街地でありながら、豊かな自然に恵まれています。自然と都心のハイブリッドな環境が魅力です。大倉山公園には46種類、220本の梅の木があり、春には多くの人でにぎわいます。
そのほか、「篠原城跡」をはじめとする歴史的名所や、全国で話題のラーメンが集結している「横浜ラーメン博物館」などの観光スポットがあり、外出を楽しめるエリアです。
横浜市港北区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター
横浜市港北区の主要な駅
横浜市港北区には、東急電鉄東横線・目黒線、JR横浜線・東海道新幹線、横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインが走っています。東京・横浜方面に行きやすく、利便性に優れています。
主要な駅は「日吉」駅、「新横浜」駅、「菊名」駅です。慶應義塾大学日吉キャンパスがある「日吉」駅、東海道新幹線が停車する「新横浜」駅は、朝や夕方の通勤・通学ラッシュ時は混雑します。移動する際は時間帯に気をつけてください。
港北区役所
港北区役所の所在地は、港北区大豆戸町(まめどちょう)26-1です。東急東横線「大倉山」駅から徒歩8分の場所にあります。また「港北区総合庁舎前」バス停から徒歩4分です。
横浜市港北区での要介護認定の申請は、港北区役所の高齢・障害支援課 介護保険担当窓口(1階11番窓口)で受け付けています。
参考:港北区役所
横浜市港北区の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保険・福祉といった高齢者に関する悩みごとを無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
横浜市では、地域包括支援センターを「地域ケアプラザ」と呼びます。港北区内に9カ所(下田、高田、篠原、城郷小机、新吉田、大豆戸、樽町、日吉本町、新羽)の地域ケアプラザがあります
参考: 横浜市港北区「港北区地域ケアプラザ紹介」
横浜市港北区のイベント
新横浜花火大会
横浜市港北区で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。
「綱島桃まつり」「綱島公園桜まつり」は、港北区二大花祭りといわれるイベントです。
「綱島桃まつり」は3月上旬に「綱島市民の森・桃の郷広場」で開催されます。綱島のシンボルである桃の花のもとで、歌や踊りを楽しみます。桃のお菓子や地ビールの販売、桃酒・桃ジャム・お茶の提供があります。
「綱島公園桜まつり」は、ソメイヨシノが咲く3月下旬に綱島公園で開催されるお祭りです。お花見を楽しめるほか、たくさんの露店や抽選会があります。
夏のイベントとしては、2018年に始まった「新横浜花火大会」が有名です。約4,500発の花火が横浜公園一帯で打ち上げられ、多くの観客が夏の夜空の美しい花火を楽しみます。
横浜市港北区の高齢者支援制度
横浜市や港北区が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
外出支援サービス
外出支援サービスでは、車イスのまま利用できるリフト付き専用車両での送迎をおこなっています。対象者は、高齢者または障がい者の方で、一般の交通機関の利用が困難な方です。
利用範囲は、医療機関・福祉施設・買い物・余暇活動です。費用は港北区社会福祉協議会を出発地点として初乗り運賃2km300円、それ以降は1kmごとに100円が加算されます。
利用する際は、港北区社会福祉協議会にて事前登録してください。なお、横浜市が提供する外出支援サービスと、港北区社会福祉協議会が提供するサービスの2種類があります。利用対象や利用範囲が異なりますので、ご確認ください。
参考: 横浜市港北区「その他のサービス:外出支援サービス」
訪問指導
訪問指導は、保健師・看護師・管理栄養士・歯科衛生士などの医療関係者が健康の保持や増進のために訪問するサービスです。
生活習慣や認知症、食事や口腔についての相談ができます。利用対象者は「介護予防のためのアドバイスが必要な方」「療養するうえで支援が必要な単身高齢者」など、訪問指導が必要と思われる方です。費用はかかりません。
参考:横浜市港北区「保健・医療サービス:訪問指導」
高齢者食事サービス事業
高齢者食事サービス事業では、栄養バランスのとれた食事を直接届けてくれます。訪問型なので、同時に安否確認を実施しています。
利用対象者は、所定の「心身の状況」と「介護力」のチェックを通してサービスが必要であると認められた方です。昼食あるいは夕食のどちらかを1日1食、週5回まで利用できます。費用は1食当たり、およそ700円以内です。
参考:横浜市「高齢者食事サービス事業」
横浜市港北区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
横浜市港北区で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。横浜市港北区は、横浜市都筑区、緑区、神奈川区、鶴見区と川崎市幸区、中原区、高津区に隣接しています。