奄美市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「ゆとりあん」をはじめとした、鹿児島県/奄美市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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奄美市の老人ホーム・介護施設について

奄美市は、鹿児島県の南西にある奄美大島の北部に位置する市です。こちらでは「奄美市での高齢者の暮らし」について紹介します。

奄美市の特徴

奄美市役所（鹿児島県奄美市）（Ozizo - Ozizo's file, パブリック・ドメイン, リンクによる）

奄美市の人口は4万2,622人です。65歳以上の高齢者人口は1万3,689人で、高齢化率は32.12％となっています。

奄美市の面積は308.33㎢です。名瀬（なぜ）地区、住用（すみよう）地区、笠利（かさり）地区の3地区に分かれています。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」／奄美市「奄美市の人口（住民登録月報）」

奄美市の魅力

奄美市には多くの自然と景勝地があります。「奇跡の森」は、徳之島、沖縄島北部および西表島とともに世界遺産に登録されたエリアです。多様な生物が息づいており、浜辺や森林、渓流といった自然にあふれています。このほか71ヘクタールのマングローブ原生林がある「大浜海浜公園」、岬の周囲をサンゴ礁が囲んでいる「あやまる岬観光公園」といった場所があります。

奄美市は、歌や踊りといった伝統文化が根付いていることが特長です。奄美地方の人々は、古くから「島唄」や「八月踊り」で喜びや悲しみといった感情を表現してきました。奄美市内の飲食店には、郷土料理と一緒に島唄を楽しめるところがあります。

奄美市の特産品の一つは、1,300年余りの歴史がある高級絹織物「本場奄美大島紬」です。深みのある光沢が特徴の「泥大島」や、上品な藍色が美しい「泥藍大島」といったさまざまな種類があります。ほかにも、さとうきびから作った黒糖を原料にした「奄美黒糖焼酎」が名物です。

奄美市の主要なバス停・市役所・地域包括支援センター

奄美市の主要なバス停

奄美市内に鉄道は通っていません。主な移動手段は路線バスやコミュニティバスです。コミュニティバスには複数の路線があり、病院や商店街、住宅街といったさまざまな場所に行けます。

また、飛行機を使うと「奄美空港」から「鹿児島空港」まで約50分、沖縄県の「那覇空港」まで約1時間で移動できます。

奄美市役所

奄美市役所の所在地は、奄美市名瀬幸町25-8です。「市役所前」停留所からすぐ到着します。また、奄美空港からバスで約1時間、名瀬新港からバスで約5分です。

要介護認定の申請は保健福祉部高齢者福祉課、および各支所で受け付けています。

参考：奄美市役所

奄美市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

奄美市内の地域包括支援センターは3カ所です（2017年6月12日現在）。

参考：鹿児島県「地域包括支援センターについて」

奄美市のイベント

名瀬地区の夜景（岩元剛 Tsuyoshi Iwamoto - 投稿者本人撮影・著作, CC 表示 3.0, リンクによる）

奄美市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

「奄美まつり」は、毎年8月上旬の4日間にわたって、名瀬商港区で開催されるイベントです。メインの花火大会では、水上花火をはじめ約3000発の花火が見られます。このほか、島唄大会「シマあすびの夕べ」や舟こぎ競争、やちゃ坊相撲大会、奄美伝統の八月踊りといった催しが見どころです。

「日本復帰記念の日のつどい」は、毎年12月25日に奄美市内の交流センターなどで開催されます。終戦後の約8年間にわたり米軍に統治されていた奄美群島の日本復帰を祝う集会です。献花や地元の小中学生に向けた講和をおこない、行政や民間が協力して歴史の伝承に取り組んでいます。

「奄美市笠利町招魂祭相撲大会」は、毎年10月の第3日曜日に太陽が丘総合運動公園でおこなわれます。太平洋戦争中も途切れずに続き、100年以上の歴史がある相撲大会です。さまざまな世代の方が参加でき、未就学児や70歳以上の方も力士として熱戦を繰り広げます。行司の掛け声や観衆の声援が会場に響き、臨場感を味わえます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

奄美市の高齢者支援制度

奄美市が展開する高齢者支援制度を紹介します。

はり・きゅう施術料助成事業

市内在住の高齢者を対象に、はり・きゅうの施術料の一部を助成します。対象の施術は、末梢神経疾患および運動機能疾患です。1日1回のみ、月15回（年間60回）まで利用できます。

お問い合わせは、市役所保健福祉部高齢者福祉課または各支所で受け付けています。

参考：奄美市「高齢者福祉制度一覧」

「食」の自立支援事業

高齢者に向けて配食と安否確認をするサービスです。食関連サービスの利用調整もおこないます。利用料は1食あたり470円です。ただし、市民税非課税世帯については400円となります。

対象者は、要介護・要支援の方のうち、以下のいずれかに当てはまる方です。

おおむね65歳以上で一人暮らしの方
高齢者のみで構成されている世帯またはこれに準じる世帯
市長が特に必要と認めた世帯

お問い合わせは、市役所保健福祉部高齢者福祉課または各支所で受け付けています。

参考：奄美市「高齢者福祉制度一覧」

寝具類洗濯乾燥消毒サービス事業

衛生管理を目的に、寝具類の水洗いおよび乾燥消毒などのサービスを提供する事業です。10月と3月の年2回おこないます。利用料は1回につき1,000円です。

対象は老衰、心身の障害、傷病などのため寝具類の衛生管理が難しい方のうち、以下のいずれかに当てはまる方です。

おおむね65歳以上の一人暮らし世帯の方
高齢者のみの世帯、およびこれに準じる世帯に世帯に属する高齢者および身体障害者の方

お問い合わせは、市役所保健福祉部高齢者福祉課または各支所で受け付けています。

参考：奄美市「高齢者福祉制度一覧」

奄美市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

奄美市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。奄美市の隣接地域は、大島郡龍郷町・瀬戸内町・宇検村・大和村です。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。