指宿市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「メゾン・ド・さくら」をはじめとした、鹿児島県/指宿市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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指宿市の老人ホーム・介護施設について

指宿（いぶすき）市は、薩摩半島の南端に位置する市です。指宿温泉がある温泉地として知られています。今回は「指宿市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

指宿市の特徴

指宿温泉街と背後に開聞岳（名古屋太郎 - 投稿者自身による作品 PENTAX K10D + smc PENTAX-A 1:1.2 50mm, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

指宿市の人口は3万9,763人です。65歳以上の高齢者人口は1万5,553人で、高齢化率は39.11％となります（2021年1月1日現在）。

指宿市の面積は148.81㎢です。指宿市全域を霧島（きりしま）火山脈が縦断しているため、豊富な温泉が湧出します。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」／指宿市「指宿市の概要」

指宿市の魅力

指宿市は東シナ海に面し、自然豊かな景観が堪能できます。薩摩富士と呼ばれる「開聞岳（かいもんだけ）」や、南国の雰囲気を感じられる岬「長崎鼻（ながさきばな）」、環境省の「かおり風景百選」に選ばれた「知林ヶ島（ちりんがしま）」といった観光スポットが有名です。

また指宿市は温泉に恵まれた地域で、1年間でおよそ400万人の観光客が訪れます。なかでも「天然砂むし温泉」は世界的に珍しい砂に入るお風呂です。体の深部体温を上げたり、老廃物の排出を促したりとさまざまな効能があるとされています。

指宿市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

指宿市の主要な駅

指宿市には、JR指宿枕崎線が走っています。主要な駅は「指宿」駅です。また、指宿市では「イッシーバス」という市内循環バスを利用できます。

指宿市役所

指宿市役所の所在地は、指宿市十町2424です。「二月田」駅から徒歩約8分の場所にあります。

要介護認定の申請窓口は、健康福祉部国保介護課介護保険係です。

参考：指宿市役所

指宿市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

指宿市の地域包括支援センターは1カ所です。そのほか、地域密着型の相談窓口として「在宅介護支援センター」が2カ所設置されています。

参考：指宿市「地域包括支援センター」

指宿市のイベント

Ibusuki Spa in Kyushu, Japan.（Trinida - 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, リンクによる）

指宿市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「指宿温泉祭」は、毎年9月下旬の土・日曜日に、セントラルパーク指宿をメイン会場として開催されるお祭りです。指宿市に湧く温泉に感謝し、初日にはハンヤ踊り、2日目には神輿渡御（みこしとぎょ）や花火大会が催されます。「ハンヤ踊り」とは鹿児島の民謡・ハンヤ節に由来する伝統的な踊りです。

「山川みなと祭り」は、毎年6月の第1土曜日と第2日曜日に山川漁港水揚げ場周辺で開催されています。航海の安全や大漁を祈願する行事です。パレード、活魚のつかみ取りといった催しのほか、初日には花火大会があります。

指宿市内にある高齢者施設や介護施設のなかには、レクリエーションの一環として地域のイベントに参加するところがあります。気になる方は、あらかじめ入居を希望する施設に確認してみましょう。

指宿市の高齢者支援制度

指宿市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

訪問給食サービス

高齢者や身体障害者の方に向け、昼食・夕食を提供するサービスです。配達と同時に安否確認をおこない、孤独感の緩和を目指しています。配食日は年末年始を除く月〜日曜日です。昼食と夕食、またはどちらか一方を配達します。1食あたりの利用料は455円です。ただし、生活保護受給者とその世帯全員が市民税非課税世帯で、本人の合計所得と課税年収額の合計が80万円以下であれば、1食あたり405円となります。

対象者は「おおむね65歳以上の一人暮らしや夫婦二人暮らし高齢者、および身体障害者など」です。なお、安否確認や見守りの必要性を調査し、必要だと認められた方がサービスを受けられます。問い合わせ先は指宿市健康福祉部長寿支援課高齢者福祉係です。

参考：指宿市「在宅生活への支援として」

温泉入浴助成券申請

指定された温泉施設で使える「温泉入浴助成券」を交付しています。対象施設は「ヘルシーランド」（温泉のみ）と「レジャーセンターかいもん」です。1枚200円分の助成券を年間48枚まで付与します。有効期限は、発行日から同年度末までです。

対象者は指宿市内に住む65歳以上の方、または身体障害者手帳を持っている方です。療育手帳や精神福祉手帳を持っている方は対象となりません。問い合わせ先は指宿市国保介護課健康保険係です。

参考：指宿市「温泉入浴助成券申請」

紙おむつの支給

在宅生活を送る高齢者や重度心身障害者に、紙おむつを支給します。介護をおこなう家族の負担軽減が目的です。助成限度額は以下の2パターンがあります。

対象者	限度額
要介護4・5で、対象者と介護者のどちらも指宿市に住所を置いている市民税非課税世帯	月額5,400円
上記以外の対象者	月額2,700円

対象者は「在宅生活を送っている要介護度3以上の方、または重度心身障害者（児）」です。問い合わせは指宿市役所健康福祉部長寿支援課高齢者福祉係で受け付けています。

参考：指宿市「在宅生活への支援として」

指宿市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

指宿市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。指宿市は鹿児島市、南九州市と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。