伊勢市の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「介護利用型ケアハウス賀集楽」をはじめとした、三重県/伊勢市の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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伊勢市の老人ホーム・介護施設について

伊勢（いせ）市は、三重県の中東部に位置する市です。伊勢湾や朝熊岳（あさまだけ）、神路山（かみじやま）といった自然に囲まれ、比較的温暖な気候のエリアとなっています。ここでは、「伊勢市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

伊勢市の特徴

二見浦　夫婦岩

伊勢市の人口は12万4,426人です。65歳以上の高齢者人口は3万9,647人で、高齢化率は31.86%となっています（2021年1月1日現在）。

面積は208.35㎢です。伊勢市は、自然にあふれ、魅力的な歴史文化が息づく街です。観光の観点から、以下の表のように6つのエリアに分けられます。

エリア名	特徴
内宮（ないくう）	活気あふれる観光のメインスポット
外宮（げくう）	「伊勢市」駅周辺の散策エリア
河崎	古い蔵が立ち並ぶ風情溢れる街並みを楽しめるエリア
古市	江戸時代の歓楽街の面影が残るエリア
二見浦（ふたみうら）	白波が打ち寄せる様子や夫婦岩の間にのぼる御来光を見られる観光スポット
朝熊山（あさまやま）	かつては伊勢神宮への参拝を終えた人が訪れた、自然と歴史が融合するエリア

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／伊勢市「伊勢市の概要」／伊勢市観光協会「ええじゃないかお伊勢さん」

伊勢市の魅力

伊勢市は、歴史と文化に富んだ名所・旧跡が多く、魅力ある地域資源があふれています。

伊勢市の代名詞といえる「伊勢神宮」は2000年の歴史を持ち、「お伊勢さん」の愛称で広く親しまれています。天照大御神（あまてらすおおみかみ）をまつる「内宮」と、すべての産業の守り神である豊受大御神（とようけのおおみかみ）をまつる「外宮」のほか、125の宮社（ぐうしゃ）があります。国の平安と国民の幸福を祈って、四季折々の神事と催し物が執りおこなわれます。国内のみならず、海外からも多くの方が訪れる、日本を代表する神聖な場所です。

伊勢市の名物である「伊勢うどん」は、昔からお伊勢参りの際に食べられてきました。極太でふわふわの麺に、たまり醤油、みりん、鰹節・いりこ・昆布といった出汁からなる黒いタレを絡めた名物料理です。

伊勢市は海が近いことから海産物の宝庫で、なかでも伊勢エビが有名です。そのほか、霜降りが美しく「肉の芸術品」とも呼ばれる「松阪牛」は全国的に人気があります。

伊勢市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

伊勢市の主要な駅

伊勢市内には、JR参宮線と近鉄山田線・鳥羽線の3路線が乗り入れています。伊勢市内の主要な駅は、JR参宮線と近鉄山田線が乗り入れる「伊勢市」駅です。

伊勢市役所

伊勢市役所の所在地は、伊勢市岩渕1丁目7-29です。JR參宮線、近鉄山田線の「伊勢市」駅から徒歩6分で着きます。要介護認定は、介護保険課で受け付けています。

参考：伊勢市役所

伊勢市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

伊勢市内に、合計6カ所の地域包括支援センターが設置されています。

参考：伊勢市「地域包括支援センター」

伊勢市のイベント

宮川橋上（打ち上げ会場北）から撮影した2011年（平成23年）の第59回大会の様子（Xjm91587 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

伊勢市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

「伊勢神宮奉納全国花火大会」は、例年7月に宮川河畔（かはん）で開催される花火大会です。日本三大競技花火大会のひとつになっています。神宮に花火を奉納する唯一無二の大会として、1953年の第59回神宮式年遷宮（じんぐうしきねんせんぐう）を記念して始まりました。約1万発の花火が上がり、競技大会ならではの芯入り花火や創造花火の迫力は圧巻です。

「伊勢まつり」は、毎年10月上旬ごろに開催される伊勢市最大級のお祭りです。市民が「見て」「参加して」「楽しめる」行事をコンセプトに、市民が主体となって企画・運営します。マーチング、奉曳車（ほうえいしゃ）、みこし、パレード、イベント広場でおこなわれる演奏やダンスをはじめ、さまざまな催しが繰り広げられます。

「来る福招き猫まつり」は、9月から10月にかけて、おかげ横丁一帯でおこなわれるイベントです。開催期間中は「招き猫現代作家展」や「招き猫絵付け教室」といった招き猫にちなんだ催しが開かれ、おかげ横丁が招き猫でいっぱいになります。

伊勢市の高齢者支援制度

伊勢市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

認知症あんしんガイドブック

認知症の方やご家族が使える市の制度やサービスから、認知症の基礎知識といった情報をまとめたガイドブックです。ホームページで閲覧できるほか、福祉生活相談センターや市内の地域包括支援センターで配布しています。確認したい方は以下のリンクからご覧ください。

参考：伊勢市「認知症あんしんガイドブック」

認知高齢者等SOSネットワーク「いせ見守りてらす」登録制度

「いせ見守りてらす」登録制度は、行方不明になる可能性がある方の名前や特徴、写真といった情報をあらかじめ登録し、実際に行方不明になったときに早期発見に役立てる制度です。

対象者は「伊勢市に居住する、行方不明になる恐れがある方」です。登録申請書と写真を伊勢市福祉生活相談センターに提出することで登録できます。登録後は、3桁の登録番号が書かれた反射材シールを、対象者の靴や鞄、杖に貼りつけます。

もし、実際に行方不明になってしまった場合は、家族が伊勢警察署に連絡します。この際に「いせ見守りてらす」に登録していることを伝えましょう。反射材シールの登録番号によって身元を特定し、いち早く保護につなげることが可能です。

参考：伊勢市「認知高齢者等SOSネットワーク『いせ見守りてらす』登録制度」

認知症高齢者等SOS家族支援サービス事業

上記の「いせ見守りてらす」と組み合わせて使える制度です。認知症高齢者が行方不明になった場合に、位置情報提供システム（GPS端末機器）を活用し、高齢者の位置を特定します。

位置情報提供システム（GPS端末機器）を貸与し、初期費用を市が負担します。セコムに事業を委託するため、利用者はセコムとの契約が必要です。

利用者の負担額は、以下のとおりです。

基本料金（月額）：500円
位置情報提供料金：月2回までは無料、3回目からは1回につき100円（税別）
オペレーター応答（セコムに電話で問い合わせ）1回200円（税別）
現場急行料金：1回につき1万円
交換バッテリーおよび機器の消耗に係る費用など：実費

利用対象者は「いせ見守りてらす」に登録されている認知症の方を介護している方です。同じ家屋または敷地内の家屋に居住していることが条件となります。

参考：伊勢市「認知症高齢者等SOS家族支援サービス事業」

伊勢市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

伊勢市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。伊勢市は、鳥羽市、志摩市、度会郡南伊勢町、度会町、玉城町、多気郡明和町に隣接しています。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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