三重県の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウスシルバーケア豊壽園」、「しおりの里　ケアハウス」、「第２若葉さわやか苑」をはじめとした、三重県の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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三重県の老人ホーム・介護施設について

三重県は近畿地方と中部地方の両方にまたがっており、豊富な自然がある地域です。ここでは「三重県の高齢者の生活」にまつわるポイントをご紹介します。

三重県の特徴

三重県庁（Miyuki Meinaka - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる）

三重県は近畿地方と中部地方の両方に属している県です。人口は約178万人、そのうち65歳以上の高齢者が約52万人、高齢化率は29.7％になります。

三重県は海、山などの自然に恵まれたエリアです。農業や漁業が盛んで、伊勢海老や松阪牛などの名産があります。

エリアを大きく分けると北勢地域・中勢地域・伊賀地域・伊勢志摩地域・東紀州地域の5つの地域になります。

北勢地域は、杉や赤松などの森林がある鈴鹿山脈を有し、伊勢湾に面しています。中勢地域・伊賀地域の一部は、室生赤目青山国定公園に指定されており、美しい自然景観が魅力です。

伊勢志摩地域には、2000年以上の歴史ある「伊勢神宮」や世界遺産に登録された道「熊野古道」があります。他にも、リアス式海岸があり横山展望台や登茂山園地などから美しい景色を望めます。東紀州地域も一部が国立公園に指定されており、渓谷もあります。

高齢者にとって自然の多い場所は景観を楽しみながら散策できるスポットです。身体を動かすことでリハビリや介護予防にもつながります。

参考：三重県「三重県の高齢化率（令和元年10月1日現在）」／三重県「三重県の自然公園図」／三重県「地域別景観特性」

三重県の主要な駅、市役所、地域包括支援センター

三重県の主要な駅、市役所、地域包括支援センターをご紹介します。

三重県の主要な駅

三重県には、JR西日本関西本線、JR東海伊勢本線、近畿日本鉄道名古屋線、近畿日本鉄道鈴鹿線、三岐鉄道北勢線などの路線が通っています。関西エリアと東海エリアにまたがって走る路線を使えます。

三重県内には230以上の駅があります。なかでも乗降車数が最も多い駅は近畿日本鉄道・名古屋線「四日市」駅です。そのほか「津」駅、「桑名」駅、「松阪」駅などが利用者数の多い駅となっています。

四日市市・津市・鈴鹿市の市役所

三重県内には29カ所の市役所、町役場があります。県内でも人口の多い「四日市市」「津市」「鈴鹿市」の市役所の住所、アクセス、要介護認定の申請先について紹介します。

ただし鈴鹿市の要介護認定は市役所だけではなく、介護保険者である「鈴鹿亀山地区広域連合」でも申請できます。同連合は市役所内に事務所がありますので、住所は同じになります。

市役所	所在地・アクセス・ホームページ
四日市市役所	所在地：三重県四日市市諏訪町1-5 アクセス：近畿日本鉄道・名古屋線「近鉄四日市」駅、JR西日本・関西本線「四日市」駅、四日市あすなろう鉄道「あすなろう四日市」駅から徒歩10分要介護認定を申請できる課：介護保険課ホームページ：四日市市役所
津市役所	所在地：三重県津市西丸之内23-1 アクセス：近鉄名古屋線「津新町」駅から徒歩約10分要介護認定を申請できる課：健康福祉部介護保険課ホームページ：津市役所
鈴鹿市役所	所在地：三重県鈴鹿市神戸1-18-18 アクセス：近畿日本鉄道「鈴鹿市」駅からは徒歩5分要介護認定を申請できる課：長寿社会課もしくは鈴鹿亀山地区広域連合の介護保険課ホームページ：鈴鹿市役所

三重県の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

三重県内に地域包括支援センターは60カ所以上あります。県庁所在地の津市には10カ所以上あります。

介護を始めるにあたり、不安に感じていることや疑問があれば地域包括支援センターに相談してみてください。なお、介護施設の選び方で悩んでいる場合は、介護のほんねの入居相談室まで、ご相談ください。

三重県のイベント

三重県では高齢者も楽しめるイベントがあります。

「ざるやぶり神事」は津市にある八雲神社で毎年開催されるイベントです。津市の指定無形民俗文化財となっており、豊漁と安穏無事を祈るのが目的となっています。約400年もの歴史のある伝統的な神事で、ふんどし姿の青年たちが直径90cmほどの「たんばざる」を奪い合います。

「関宿祇園夏まつり」は亀山市の東海道関宿で開催されるお祭りです。江戸時代の文化年間から続く伝統行事です。舞台まわしと呼ばれる山車の巡行があります。保育園児たちが小さな山車を掛け声とともに曳く「子ども山車」も一緒に開催されます。

老人ホームでは自立の方であれば自由に外出することが可能です。また要支援・要介護の方はスタッフが同席のうえでイベントに参加することもあります。

三重県の高齢者支援制度

三重県の自治体が高齢の方に向けて推進している支援制度を紹介します。

みえ高齢者元気・かがやきプラン

三重県では「高齢者が元気に輝きながら暮らせる地域」をつくることを目的に「みえ高齢者元気・かがやきプラン」を提示しています。

この施策では介護が必要な高齢者と、その家族が地元で安心して暮らせるように整備されている「地域包括ケアシステム」の推進を目指しています。

そのために「介護サービスの充実と人材確保」「地域包括ケアの推進」「介護保険制度の円滑な運営と介護給付の適正化」「元気高齢者が活躍する支え合い（安全安心）のまちづくり」の4点を軸に「高齢者に優しい街づくり」を推進しています。

具体的には介護人材を確保するために「介護職に関心のあるシニア世代」の就労支援をする、介護・医療の地域連携を強化するために県が退院支援・調整の研修を主催するなどの取り組みをしています。

参考：三重県「みえ高齢者元気・かがやきプラン」

はり・きゅう・マッサージ施術費助成事業（津市）

三重県の県庁所在地でもある津市では、保健適用外となる、はり・きゅう・マッサージの施術を受ける高齢者に助成券を交付しています。1枚1,000円分の券を年間で6枚まで利用できます。

対象者は市内に住民票がある70歳以上の方。条件は市が指定している津市内の施術所を利用すること」です。

参考：津市「津市高齢者はり・きゅう・マッサージ施術費助成事業実施要綱」

家族介護慰労事業（四日市市）

四日市市では、自宅での介護をしている方に向けて10万円の慰労金を給付しています。「要介護4以上であること」「市民税非課税であること」「1年間介護サービスを利用していないこと」「入院・入所がないこと」が条件です。

参考：四日市市「在宅福祉サービス」

三重県で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

三重県内で希望する老人ホームが見つからない場合は、京都府、愛知県、滋賀県、奈良県、和歌山県、岐阜県といった隣接する地域で探してみてください。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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