いすみ市のグループホーム

介護のほんねでは、「いすみの憩」、「グループホーム　われも紅」、「グループホームいきいきの家いすみ」をはじめとした、千葉県/いすみ市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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いすみ市の老人ホーム・介護施設について

いすみ市は、千葉県の南東部に位置する市です。こちらでは「いすみ市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

いすみ市の特徴

いすみ市役所本庁舎（Asasa198 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

いすみ市の人口は3万7,143人です。65歳以上の高齢者人口は1万5,293人で、高齢化率は41.17％となっています。いすみ市の面積は157.50㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

いすみ市の魅力

いすみ市は、温暖な気候と肥よくな大地に恵まれているため、四季折々の農作物が採れます。献上米であるいすみ米のほか、ナシやブルーベリーといった果物の産地です。

また、いすみ市周辺の海は親潮と黒潮が交わっているため、全国有数の漁場となっています。市の中央にある夷隅（いすみ）川の河口付近では、伊勢エビやアワビ、タコ、サザエといった魚介類が獲れます。鮮魚をはじめ、干物などの水産加工品が名産です。

そのほか、いすみ市は複数の文化財があるのが特徴です。「飯縄寺（いずなでら）」には、初代「伊八」武志伊八郎信由（たけしいはちろうのぶよし）が残した欄間（らんま）彫刻があります。武志伊八郎信由は通称「波の伊八」ともよばれ、葛飾北斎に影響を与えたとされる彫刻家です。また「行元寺（ぎょうがんじ）」には、東京大空襲で多くの作品が消失し「幻の名工」といわれている彫刻家・高松又八の日本唯一の作品が残されています。

いすみ市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

いすみ市の主要な駅

いすみ市にはJR外房線、いすみ鉄道が走っています。主要な駅は、JR外房線の「大原」駅です。上りで大綱・千葉方面、下りで勝浦・安房鴨川（あわかもがわ）方面へアクセスできます。

また、いすみ市では市内循環バスといすみシャトルバスが運行しています。65歳以上の高齢者で運転経歴証明書を交付されている方は半額で利用可能です。

いすみ市役所

いすみ市役所（大原庁舎）は、いすみ市大原7400-1にあります。「大原」駅から徒歩約12分の場所です。また市内循環バスの「市役所大原庁舎前」バス停からすぐです。

要介護認定の申請は、健康高齢者支援課介護保険班、および夷隅・岬庁舎地域市民班で受け付けています。

参考：いすみ市役所

いすみ市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

いすみ市の地域包括支援センターは1カ所です（2021年4月13日現在）。

参考：いすみ市「いすみ市地域包括支援センター」

いすみ市のイベント

いすみ市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「大原はだか祭り」は、毎年9月下旬に2日間にわたって開催されるお祭りです。江戸時代から続く伝統行事です。五穀豊穣・大漁祈願をおこなってから、塩田川を渡って大原海水浴場へと移動する「汐ふみ」がおこなわれます。大原小学校の校庭で夕方からおこなわれる「大別れ式」には、数多くの神輿（みこし）や氏子（うじこ）が集結します。

「源氏ぼたる観賞の夕べ・源氏ぼたる祭り」は、5月29日～6月1日に山田四区と山田五区でおこなわれるお祭りです。山田川の周辺は「源氏ぼたるの里」に指定されています。期間中には、多くのほたるが舞う様子を楽しめます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

いすみ市の高齢者支援制度

いすみ市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

孫の手生活支援事業

75歳以上の高齢者の日常生活における軽易な作業をサポートするとともに、作業にかかった費用を一部助成する事業です。サポート内容は以下の通りです。

家の周りの草取りおよび草刈り
家の周りの生垣および庭木の手入れ
家屋、家財、備品等の軽易な修繕および移動
家庭ごみの収集および搬出
日常生活用品の買物

料金は、依頼する事業者によって、また作業内容や所要時間によって異なります。

対象者は下記のいずれかに該当する方（世帯）です。

75歳以上の一人暮らしで市町村民税非課税の方
75歳以上の高齢者のみの市町村民税非課税世帯

参考：いすみ市「高齢者支援事業」

介護用品支給事業

在宅で生活する高齢者や、その介護をしている家族の経済的な負担軽減を目的として、介護用品を購入できる給付券を交付します。給付券の金額は、要介護3の方は月2,000円、要介護4以上の方は月5,000円分となります。支給対象の介護用品は以下の通りです。

紙おむつ
尿取りパット
清拭剤
使い捨て手袋
ドライシャンプー
その他日常の介護用品として使用する消耗品

対象者は以下のいずれかに該当する方です。

要介護度3～5の一人暮らしで市町村民税非課税の方
要介護度3～5の方を常時介護している市町村民税非課税世帯の方

参考：いすみ市「高齢者支援事業」

見守りあんしん電話事業

安否確認が必要な高齢者の住宅に見守りあんしん電話装置を設置し、在宅時の見守りをおこなう取り組みです。人感センサー、緊急通報装置、火災センサー、ヘルスケアサービスを提供します。装置の貸与自体は無料ですが、非常ボタンで通報した際にかかる通話料は利用者の負担となります。

対象者は「常に一人暮らしをしていて、継続的な安否確認が必要な75歳以上の高齢者や重度身体障がい者」です。自宅に固定電話が設置されている場合のみ利用できます。詳しい事業内容は以下のリンクから確認できます。

参考：いすみ市「高齢者支援事業」

いすみ市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

いすみ市で老人ホームを探していて希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。いすみ市は、勝浦市、長生郡一宮町、長生郡睦沢町、夷隅郡大多喜町、夷隅郡御宿町と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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