印西市のグループホーム

介護のほんねでは、「愛の家グループホーム　印西木下」、「グループホームうさぎの家」、「医療法人社団千葉医心会グループホームスピリット」をはじめとした、千葉県/印西市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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印西市の老人ホーム・介護施設について

印西市（いんざいし）は、千葉県北部に位置する市です。JR成田線沿線や千葉ニュータウンを中心に、市街化が進んでいます。こちらでは「印西市での高齢者の暮らし」にまつわる情報を解説します。

印西市の特徴

印西市役所（Altomarina - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

印西市の人口は10万5,772人です。65歳以上の高齢者人口は2万4,316人で、高齢化率は22.99％となっています。印西市の面積は123.79㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

印西市の魅力

印西市は自然に恵まれているエリアです。北西部は手賀沼、南東部は印旛沼（いんばぬま）、北部は利根川に囲まれています。市の面積の約4割は田畑、約2割は山林が占めており、緑が身近な環境です。

また、印西市は江戸時代に利根川水運の拠点があった場所で、多くの船が行き交っていました。現在はその名残として、春から秋にかけて「いんざいぶらり川めぐり」という遊覧船が運行しています。船の上から、のどかな水辺の風景を眺められます。

このほか印西市には、四季折々の花を楽しめる名所が点在しています。なかでも「吉高の大桜」は、樹齢300年以上といわれるヤマザクラが見られる花見スポットです。ヤマザクラは高さ10mを超える大木で、市の天然記念物に指定されています。また「松虫寺（まつむしでら）」ではアジサイを、「結縁寺（けちえんじ）」ではヒガンバナを観賞できます。

印西市の名物の一つは、昔ながらの手法で作られる手焼きせんべいです。市内には複数のせんべい専門店があり、店舗ごとに違った味わいが楽しめます。このほか、自然豊かな環境を生かした野菜や果物、米づくりが盛んです。

印西市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

印西市の主要な駅

印西市には、JR成田線、成田スカイアクセス、北総鉄道北総線が通っています。主要駅はJR「木下（きおろし）」駅です。「木下」駅からは上りで「我孫子（あびこ）」駅方面、下りで「成田」駅方面へ移動可能です。

また市内では、ちばレインボーバスやコミュニティバス「ふれあいバス」が運行しています。市内に住む70歳以上の方には、運賃が無料になるカードや優待証を発行しています。

印西市役所

印西市役所は、印西市大森2364-2にあります。ちばレインボーバスを利用する場合は「印西市役所前」バス停から徒歩2分、ふれあいバスを利用する場合は「市役所」バス停からすぐです。

要介護認定の申請は、福祉部高齢者福祉課介護認定給付係または印旛支所、本埜支所で受け付けています。申請の手続きは本人または家族のほか、地域包括支援センターや居宅介護支援事業者などに代行を依頼できます。

参考：印西市役所

印西市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

印西市内には5カ所の地域包括支援センターが設置されています（2022年4月1日現在）。

参考：印西市「地域包括支援センター」

印西市のイベント

印西市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「いなざき獅子舞」は、毎年秋分の日に鳥見神社で開催される伝統的な行事です。秋の豊作に対する感謝の気持ちを込め、獅子舞が奉納されます。大獅子・中獅子・女獅子の3匹の獅子と道化による5つの舞が見どころです。市の無形民俗文化財に指定されており、迫力のある舞が見られます。

「いんざい産業まつり」は、毎年11月にBIGHOPガーデンモール印西の駐車場で開催されるお祭りです。市民と地域の生産者の交流の場として設けられたイベントで、新鮮な野菜や地場産品といった生産者一押しの商品が並びます。「食べて遊んで見て楽しい！」をコンセプトにさまざまな催しがおこなわれます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

印西市の高齢者支援制度

印西市が提供する高齢者支援制度を3つご紹介します。

紙おむつ支給サービス

常時おむつを必要とする方へ、紙おむつを支給するサービスです。対象品目はテープ止め式やパンツ式のおむつ、尿とりパッドです。種類やサイズごとに支給される枚数は異なります。配布回数は月に1回で、市内であれば自宅以外にも配送可能です。

対象者は、印西市の介護保険被保険者のうち、要介護2～5で常時おむつの着用が必要な方です。なお、時折にしかおむつを使用しない方は対象外となります。

参考：印西市「紙おむつ給付サービス」

福祉タクシー事業

高齢者の外出サポートを目的とし、市が指定するタクシー会社で使える福祉タクシー券を交付しています。助成額は乗車料金の半額で、1回当たり1,000円を上限としています。交付枚数は1年度あたり30枚です。乗車1回につき1枚のみ利用できます。

対象者は、市内の自宅で暮らす要介護1～5の方です。

参考：印西市「福祉タクシー事業」

配食サービス

高齢者の方に向けた配食サービスを実施しています。月～日曜日の7日間のうち、希望日の夕食を自宅まで配達します。安否確認を兼ねた配達のため、原則手渡しでの提供です。

料金は1食あたり500円です。ただし、生活保護世帯は400円となります。

対象者は、印西市内に住むおおむね65歳以上の食事の準備が困難な方のうち、以下のいずれかの世帯に該当する方です。

高齢者のみの世帯
障がい者のみの世帯
障がいのある方と高齢者の方のみで構成される世帯
仕事などで介護者の帰宅が18時以降となり、日中1人きりになる高齢者がいる世帯

参考：印西市「配食サービス」

印西市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

印西市内で老人ホームを探していて、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。印西市と隣接しているのは、柏市、我孫子市、白井市、八千代市、佐倉市、成田市、印旛郡栄町・酒々井町、茨城県北相馬郡利根町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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