大阪市淀川区の要支援の受入が可能なグループホーム

介護のほんねでは、「新大阪ケアコミュニティそよ風」、「たのしい家淀川」、「たのしい家木川東」をはじめとした、大阪府/大阪市淀川区の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホーム/要支援の条件に当てはまる施設は14件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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大阪市淀川区の老人ホーム・介護施設について

大阪市淀川区は、淀川の北岸に位置する行政区です。古くから交通の要衝として繁栄してきました。こちらでは「大阪市淀川区での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

大阪市淀川区の特徴

淀川区役所（tossy2379 - 投稿者本人による撮影, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

大阪市淀川区の人口は18万268人です。総人口のうち、65歳以上の高齢者は4万1,206人で、高齢化率は22.86%となっています（2021年1月1日現在）。

面積は12.64㎢です。1974年に東淀川区からの分区を経て、現在の淀川区になりました。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調53ページ」／淀川区「区の概要」

大阪市淀川区の魅力

大阪市淀川区には、東海道新幹線の開通に合わせて「新大阪」駅が設置されました。それに伴い地下鉄御堂筋線が延伸したことにより、大阪の交通の要衝となっています。

「新大阪」駅周辺はオフィス街として栄えている一方、歴史や文化が色濃く残る場所もあります。室町時代に創建された「蒲田（かまた）神社」の境内には、樹齢数百年以上の大楠（おおくす）があります。平安時代（959年）に創建された「香具波志（かぐはし）神社」は、かつて稲荷信仰の中心地とされていました。境内にある「香文館」では、江戸時代の俳人・松木淡淡（まつきたんたん）や上田秋成（うえだあきなり）の遺墨が保存されています。

また、大阪市淀川区は水や緑に恵まれた環境です。北部に「神崎川」、南部には「淀川」が流れています。そのほか、自然豊かな河川敷が広がる「淀川河川公園」といった公園があります。

大阪市淀川区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

大阪市淀川区の主要な駅

大阪市淀川区を走る鉄道は、JR東海道線・東西線・おおさか東線、阪急神戸本線・宝塚本線・京都本線、大阪メトロ御堂筋線です。またJR東海道新幹線・山陽新幹線が乗り入れています。

主要駅は、JR「新大阪」駅と阪急「十三（じゅうそう）」駅です。「新大阪」駅は新幹線の停車駅であるため、府外への移動に便利です。

淀川区役所

淀川区役所の所在地は、大阪市淀川区十三東2-3-3です。阪急電鉄「十三」駅より徒歩約5分で到着します。バス利用の場合は「淀川区役所」バス停からすぐです。

要介護認定に関する相談は、区役所3階の保険福祉課（保健福祉センター）介護保険担当で受け付けています。ただし申請は、認定事務センターへの書類郵送になります。淀川区役所では受け付けていないので気をつけましょう。

送付先

〒557-0024 大阪市西成区出城2丁目5番20号大阪市認定事務センター（介護保険）

参考：淀川区役所

大阪市淀川区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

大阪市淀川区の地域包括支援センターは、淀川区・東部・西部・南部の4カ所です（2021年8月24日現在）。さらに東三国（ひがしみくに）・新高（にいたか）・十三には、身近な相談窓口となってくれるブランチが設けられています。

参考：淀川区「地域包括支援センターをご存知ですか？」

大阪市淀川区のイベント

第20回（2008/08/19）（inoue-hiro - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

大阪市淀川区で恒例となっているイベントやお祭りを紹介します。

「なにわ淀川花火大会」は、淀川区の地元住民が運営している花火大会です。1989年から、毎年8月に開催しています。会場は、新御堂筋淀川鉄橋より下流国道2号線までの淀川河川敷です。来場者数は60万人を越え、大阪府の夏の風物詩となっています。

「十三戎（とみえびす）」は、神津（かみつ）神社で1月9日から11日の3日間にわたり開催されるお祭りです。地元の商工業の発展を願い、今宮戎神社の御分霊（ごぶんれい）を奉斎（ほうさい）します。期間中は多くの露店が並ぶほか、大道芸や奉納舞踊、地車囃子（だんじりばやし）奉納、獅子舞奉納も見ものです。十三戎では「福笹」を受けると1年の福を授かるといわれています。

老人ホームや介護施設によっては、地域のイベント・お祭りに参加することがあります。どのようなものに参加できるか気になる方は、施設に尋ねてみてください。

大阪市淀川区の高齢者支援制度

大阪市淀川区で利用できる高齢者向けの支援制度を紹介します。

入浴割引事業

入浴割引事業は、高齢者の健康増進と孤独感解消のために実施されている公衆浴場利用料の割引サービスです。入浴料は通常490円ですが、毎月1日と15日は300円で利用できます。

利用対象者は、市内に住んでいる満70歳以上の方です。初めて利用する際に、入浴割引事業を実施している公衆浴場で「高齢者割引入浴の証」を作成します。作成の際は、住所と年齢を確認できる書類（マイナンバーカード、健康保険証、運転免許証、敬老優待乗車証など）が必要です。

参考：大阪市「高齢者の入浴利用料の割引きについて」

介護用品の給付

自宅で介護をしている家族の負担を減らすため、介護用品と交換できる給付券を交付しています。対象の介護用品は紙おむつ、尿取りパッド、介護用スプーン・フォーク、防水シーツといった14品目です。1カ月あたり6,500円分の給付券を、1年で最大12枚交付します。なお、給付額を超えた場合の超過分は自己負担となります。

利用対象者は、在宅で高齢者を介護している市内居住の家族です。加えて、以下の条件にあてはまる方です。

要介護者と介護者の世帯が、どちらも市民税非課税世帯
要介護者が以下のいずれかの認定を受けている
- 要介護4、5
- 要介護3で認定調査票の「排尿」か「排便」が全介助

参考：大阪市「介護用品の給付」

生活支援型食事サービス事業

高齢者の見守りを目的とし、自宅まで食事を届ける生活支援型サービスです。近隣に家族がいない方など、見守りが必要な方に昼食か夕食を配達しています。配達時に応答がない場合は時間を空けて再配達し、それでも確認がとれないときには緊急連絡先に連絡します。また、異常を確認した場合は関係機関に連絡します。

対象者は、以下のいずれかに該当する一人暮らしの方、および以下に該当する方のみで構成される世帯です。

要支援・要介護の認定を受けている高齢者
身体障がい者手帳1級か2級、療育手帳、精神障がい者保険手帳（3級除く）を所有している方

参考：大阪市「生活支援型食事サービス事業」

大阪市淀川区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

大阪市淀川区で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。淀川区と隣接しているのは、大阪市福島区・西淀川区・東淀川区・北区、豊中市、吹田市です。また、兵庫県尼崎市とも隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

グループホームの入居条件は満たしていますか？

認知症の診断が必要です

要支援2以上が入居対象です

住民票のある地域でしか入れません

グループホームの退去要件

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1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

「できることは自分でする」という考え

看護師は配置は義務付けられていない

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