胆沢郡金ケ崎町のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム四季の郷」、「グループホーム　「ぽっかぽっかの家」」、「介護予防施設　西光荘」をはじめとした、岩手県/胆沢郡金ケ崎町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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胆沢郡金ケ崎町の老人ホーム・介護施設について

胆沢郡金ケ崎町は岩手県南西部の内陸に位置しています。こちらでは「胆沢郡金ケ崎町での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

胆沢郡金ケ崎町の特徴

金ケ崎町役場、岩手県、日本（アラツク - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

胆沢郡金ケ崎町の人口は1万5,419人です。65歳以上の高齢者人口は4,740人で、高齢化率は30.74%になります。

胆沢郡金ケ崎町の面積は179.76㎢です。エリアは街地区、三ケ尻地区、南方地区、西部地区、永岡地区、北部地区の6つに分かれます。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」／金ケ崎町「金ケ崎町都市計画マスタープラン」

胆沢郡金ケ崎町の魅力

胆沢郡金ケ崎町は西部には駒ケ岳、東部には平坦な土地が広がるエリアです。西部と東部ではには1,300m以上の標高差がある地形が独自の気象と風土を生み、農業や畜産などの産業が育まれてきました。

農業に適した扇状地帯では米や野菜、花の栽培がおこなわれています。山麓地帯に広がる牧草地では酪農や畜産が盛んです。

金ケ崎町の特産品はアスパラガスです。アスパラガスの粉末を使ったお菓子「焼きパラガス」を開発するなどしてブランド化に取り組んでいます。

金ケ崎町は大和朝廷と蝦夷との戦いで有名な坂上田村麻呂の伝承が伝わる地域でもあります。平安時代に合戦の舞台となった「鳥海柵跡」は国の史跡にも指定されています。このほか武家屋敷の佇まいが残る国の重要伝統的建造物群保存地区「城内諏訪小路」があります。

胆沢郡金ケ崎町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

胆沢郡金ケ崎町の主要な駅

胆沢郡金ケ崎町にはJR東北本線が通っています。主要駅は「金ケ崎」駅です。JR東北本線を利用すると「上野」駅方面または「盛岡」駅方面にアクセスできます。

町内の移動には金ケ崎町田園バスが便利です。6路線が運行しており、どの路線も1回100円で乗車できます。

金ケ崎町役場

金ケ崎町役場は胆沢郡金ケ崎町西根南町22-1にあります。バスを利用する場合は田園バスの永徳寺線に乗車し「金ケ崎町役場」バス停で下車してすぐです。

要介護認定の申請窓口保健福祉センターです。

参考：金ケ崎町役場

胆沢郡金ケ崎町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

胆沢郡金ケ崎町の地域包括支援センターは、保健福祉センター内に1カ所設置されています（2018年1月15日現在）。

参考：胆沢郡金ケ崎町「地域包括支援センター」

胆沢郡金ケ崎町のイベント

胆沢郡金ケ崎町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

例年1月最終日曜日に永沢土地改良区駐車場周辺で開催される「おらが村の永岡蘇民祭」は一年の無病息災と五穀豊穣を祈願するお祭りです。ふんどし姿の男性約40人による水かけ祭りと蘇民袋（疫病除け）の争奪戦が繰り広げられます。永岡清流太鼓などの郷土芸能も披露されます。

毎年5月の第4土曜日に金ケ崎町役場前で開催される「アスパラ収穫祭」は特産品のアスパラガスを堪能できるイベントです。アスパラガス料理の試食や販売がおこなわれるほか、アスパラガスのキャラクターによるダンスも披露されます。

例年8月の第1土曜日に金ケ崎町役場前で開催される「金ケ崎夏まつり」では中学生による郷土芸能の披露や幼稚園児の踊り、餅まきがおこなわれます。また一般、レディース、職場対抗など部門別に競われる「むかでマラソン大会」が見どころです。フィナーレには町民総参加の踊りパレードが実施されます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

胆沢郡金ケ崎町の高齢者支援制度

胆沢郡金ケ崎町が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

はり・きゅうマッサージ助成

医療保険外にあたる、はり・きゅう・マッサージなどの施術を受ける際に使える助成券を交付しています。1枚500円の助成券が1人あたり年6枚交付されます。利用できる施術所は町内の契約業者のみです。

対象となるのは、満70歳以上で住民税非課税の方になります。

参考：胆沢郡金ケ崎町「はり・きゅうマッサージ助成」

福祉タクシー助成

タクシー運賃の一部（初乗り運賃）が無料になる助成券を交付する事業です。1人あたり月2枚（年24枚）交付され、申請月に当該年度分をまとめて交付されます。

対象となるのは、75歳以上で一人暮らしの方、または、75歳以上の高齢者のみの世帯となります。そのほか障がいを持つ方も交付対象となります（要件あり）。

参考：胆沢郡金ケ崎町「福祉タクシー助成」

配食サービス

調理をするのが難しい方の自宅まで、栄養バランスのとれたお弁当を配達するサービスです。1食500円で毎週火曜・金曜日に昼食の弁当を配達します。

対象となるのは、一人暮らしの高齢者の方や高齢者のみの世帯、障害者の方のみの世帯などです。

参考：金ケ崎町社会福祉協議会「地域福祉事業」

胆沢郡金ケ崎町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

胆沢郡金ケ崎町で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。胆沢郡金ケ崎町と隣接するのは、北上市、奥州市です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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