奥州市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　ひだまり」、「グループホームはごろも」、「グループホーム水沢アリス」をはじめとした、岩手県/奥州市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は18件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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奥州市の老人ホーム・介護施設について

奥州（おうしゅう）市は、岩手県の内陸南部に位置する自然豊かな市です。こちらでは「奥州市の高齢者の暮らし」にまつわる情報をご紹介します。

奥州市の特徴

奥州市役所（2006年（平成18年）4月）（Bpw - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=740659">リンクによる）

奥州市の人口は11万4,644人です。65歳以上の高齢者の人口は4万44人であり、高齢化率は34.93％になっています（2021年1月1日現在）。奥州市の面積は993.30㎢です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／奥州市「奥州市の概要」

奥州市の魅力

奧州市は自然に囲まれた市です。中央には、東北地方最大の河川である北上川が流れています。北上川の東に北上山地が広がり、市の東端部には種山高原と阿原山高原が連なっています。水と緑に恵まれているため、農業が盛んです。

また、奥州市には歴史のある名所があります。薬師寺如来坐像（やくしじにょらいざぞう）をはじめとした仏像群で知られる「黒石寺（こくせきじ）」、担沢（たんざわ）城の正門付近を公園として開園した「胆沢城跡歴史公園」が代表的です。

さらに南部鉄器や、岩谷堂箪笥（いわやどうたんす）といった伝統工芸品が有名です。優れた職人による高い芸術性が継承されています。

奥州市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

奥州市の主要な駅

奥州市にはJR東北本線・東北新幹線が走っています。主要な駅は、JR東北本線が乗り入れる「水沢」駅です。多方面への路線を利用できる「盛岡」駅に一本で移動できます。

また「水沢江刺（みずさわえさし）」駅には東北新幹線が乗り入れており、県外へのお出かけに便利です。

奥州市役所

奥州市役所の所在地は、奥州市水沢大手町1-1です。「奥州市役所前」バス停で下車するとすぐです。

要介護認定の申請は、介護保険担当窓口で受け付けています。申請には介護保険被保険者証の提出と個人番号の申告が必要です。

参考：奥州市役所

奥州市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

奥州市では、地域包括支援センターが合計9カ所設置されています（2021年4月1日現在）。なかでも市役所内の地域包括支援センターは奥州市の直営で、市内全域が対象です。

参考：奥州市「地域包括支援センターのご案内」

奥州市のイベント

はやし屋台(柳町組)（Task taste - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

奥州市で毎年開催されている恒例のイベントをご紹介します。

「日高火防祭（ひたかひぶせまつり）」は、毎年4月29日に催されます。「はやし屋台」というひな壇風の屋台が、演奏をしながらゆっくりと通りを練り歩くお祭りです。半月前になると、各町で「はやし」の練習が一斉に開始されます。

「黒石寺蘇民祭」は、旧暦正月の7日夜から翌早朝までにかけて催されるお祭りです。1,000年以上の歴史があり、五穀豊穣と無病息災を祈願します。無形民俗文化財として文化庁の指定を受けています。

老人ホームや介護施設によっては、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。参加してみたい方は事前に施設に問い合わせてみてください。

奥州市の高齢者支援制度

奥州市では高齢者が安心して生活できるよう、高齢者支援制度を展開しています。

配食見守りサービス事業

買い物や調理が困難な人に、栄養バランスが考えられた食事の宅配すると同時に安否確認をする事業です。配達時に異常を発見した際は、すぐに親族、場合により警察や消防などへ連絡します。

昼食または夕食を1日1回、週3回まで宅配します。介護プランや親族の支援状況によって配達回数は異なります。料金は1食につき500円ですが、特別食の場合は料金が変わります。

対象者は、市内に住所があり調理や買い物が難しい方で、「65歳以上のひとり暮らし」「高齢者だけの世帯」「障害者のみの世帯、障害者および高齢者のみの世帯」のいずれかに該当する方です。

参考：奥州市「配食見守りサービス事業」

高齢者及び障がい者にやさしい住まいづくり推進事業

在宅で自立した生活を送るため、また介護者の負担を減らすために住宅改修をする場合、費用の一部を市と県が補助する制度です。対象工事はトイレや浴室の改善、段差の解消、手すりや階段昇降機の設置などです。

なお、補助が受けられるのは1つの住宅につき一度だけです。原則として2002年度以降に新築した住宅は対象外になります。

対象者は、市内在住で在宅生活をしている方のうち、「要介護または要支援の方」か「身体障がい者手帳1級、2級または3級の方」です。ただし所得制限があります。申請や相談は、市役所健康福祉部長寿社会課介護給付係や各支所で受け付けています。

参考：奥州市「高齢者及び障がい者にやさしい住まいづくり推進事業費補助申請のお知らせ」

在宅寝たきり老人等介護用品給付事業

在宅介護の経済的な負担を軽減する目的で、介護用品を支給する制度です。給付額は要介護者1人当たり月額6,000円を限度とし、市の指定店舗で介護用品と交換できる給付券が交付されます。

対象の介護用品は、紙おむつや尿取りパッド、使い捨て手袋、清拭剤、ドライシャンプー、防水シーツ、おむつカバー、口腔ケア用綿棒、ポータブルトイレ専用の消臭剤などです。一般の消臭剤や消毒剤といった「要介護者以外が使用できるもの」は含まれません。

対象者は以下の3点をすべて満たす方です。

奥州市内に住所がある方（介護者・要介護者両方）
市町村民税非課税世帯の方（介護者・要介護者両方）
要介護3、要介護4又は要介護5である方を在宅で介護している親族

参考：奥州市「在宅寝たきり老人等介護用品給付事業」

奥州市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

奥州市で希望の条件をクリアできる施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。奥州市が隣接しているのは、花巻市、北上市、一関市、遠野市、和賀郡西和賀町、胆沢郡金ケ崎町、西磐井郡平泉町、気仙郡住田町、秋田県雄勝郡東成瀬村です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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