四国中央市の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム川之江荘」、「特別養護老人ホームしあわせの家」、「樋谷荘」をはじめとした、愛媛県/四国中央市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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四国中央市の老人ホーム・介護施設について

四国中央市は、愛媛県の東部に位置する市です。自然豊かな環境と、交通の利便性の良さが両立するエリアになります。ここでは「四国中央市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

四国中央市の特徴

四国中央市庁（旧伊予三島市庁）（Bakkai - 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, リンクによる）

四国中央市の人口は8万5,450人です。65歳以上の高齢者人口は2万7,820人で、高齢化率は32.56％となっています（2021年1月1日現在）。

四国中央市の面積は421.24㎢です。四国中央市は2004年に、川之江市、伊予三島（いよみしま）市、土居町、新宮（しんぐう）村が合併して誕生しました。市内は以下の表のように、大きく4つの地区に分けられます。

地区	特徴
南部	豊かな水や緑を生かした観光施設や林間レジャー、アウトドア活動が盛んな山間交流ゾーン
東部	流通・商業・文化施設が集まる市街地
西部	JR「伊予土居」駅周辺を中心とする地域の生活拠点
北部	瀬戸内海に面した、大規模な臨海工業地帯や豊かな自然がある地域

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（7月1日時点）65ページ」／四国中央市「四国中央市の紹介」／四国中央市総務部政策推進課地方創生推進係「地域の魅力紹介」

四国中央市の魅力

四国中央市は海、山、川といった自然に恵まれた地域です。市街地は瀬戸内海に面しています。また法皇山脈（ほうおうさんみゃく）と四国山地との間には、銅山川が流れます。豊かな自然で培われた魅力的な食材が多いことが特長です。特産品としては里芋、山の芋（つくね芋）、えびちくわ、いりこ、新宮茶（しんぐうちゃ）があります。

「道の駅霧の森」では四国中央市の魅力を堪能できます。山に囲まれながら新宮茶を使ったお菓子や料理を味わえるカフェやレストランをはじめ、天然温泉がある複合施設です。体が不自由な方が訪れやすいよう、身体障害を持つ方用の駐車場や多目的トイレが完備されています。

また、瀬戸内海沿いの町並みや自然の美しさは四国中央市の大きな魅力の一つです。「具定展望台（ぐじょうてんぼうだい）」から見える夜景は「日本夜景100選」に選定されました。

四国中央市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

四国中央市の主要な駅

四国中央市にはJR四国の予讃（よさん）線が乗り入れています。主要な駅は「伊予寒川（いよさんがわ）」駅です。予讃線は愛媛県宇和島市から香川県高松市までをつなぎます。

四国中央市役所

四国中央市役所の所在地は、四国中央市三島宮川4丁目6‐55です。JR予讃線「伊予三島」駅から徒歩12分で着きます。

要介護認定申請の窓口は高齢介護課です。また市内の各庁舎福祉窓口で受け付けています。

参考：四国中央市役所

四国中央市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

四国中央市内には、1カ所の地域包括支援センターが設置されています。

参考：四国中央市「四国中央市地域包括支援センターサブサイト」

四国中央市のイベント

四国中央市で毎年恒例になっているイベント・お祭りをご紹介します。

四国中央市では、毎年4月の第1日曜日に3つの公園で「桜まつり」が同時開催されます。城山公園には約900本、向山（むかいやま）公園と三島公園にはそれぞれ約500本の桜が咲きます。もち投げやお茶席といったイベントが催されるお祭りです。

「四国中央市みなと祭」は、毎年7月に開催される夏のお祭りで「愛媛のまつり50選」の一つです。「おどり大会」「いよみしまナイトバザール」をはじめとする多様な催しがあります。最終日にはみなと祭花火大会があり、7,000発の花火が夏の夜空に華麗に打ち上げられます。

「秋祭り」は、毎年10月中旬～下旬に市内3カ所でおこなわれるイベントです。「川之江秋祭り」「伊予三島秋祭り」「土居秋祭り」があり、太鼓台が四国中央市内を練り歩きます。夜間には太鼓台がライトアップされ、幻想的な姿を堪能できるのが魅力です。

四国中央市の高齢者支援制度

四国中央市が展開している高齢者の支援制度を紹介します。

貯筋体操の自主サークルの育成・支援

住み慣れた四国中央市で高齢者が元気に暮らせるように、「貯筋体操」の自主サークルの育成・支援をおこなっています。貯筋体操とは、高知市で生まれた介護予防のための体操です。手足に重りをつけておこない、椅子を使ってゆっくり身体を動かします。

参考：四国中央市「貯筋体操を始めてみませんか。（動画あります！）」

もの忘れ相談

四国中央市では「物忘れ」が気になる方に向けて、認知症専門医による相談会を開催しています。相談時間は1人20分です。開催日時と担当医師、開催場所は以下のリンクからご確認ください。

参考：四国中央市「もの忘れ相談のご案内」

あんしん登録制度

「あんしん登録制度」とは、認知症などによって行方不明になってしまった方を早期発見するための制度です。認知症の徘徊が心配な方本人、またはその家族が事前に情報を登録しておくことで、行方不明になった際に協力機関に一斉通知が届きます。

四国中央市では「認知症高齢者みんなで探そや！ネットワーク」という事業も同時に推進しています。家族に同意を得たうえで行政無線、協力団体へのFAX、ケーブルテレビでのテロップ、消防団員へのメールで通知されます。

参考：四国中央市「認知症への取り組みについてのご案内」

四国中央市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

四国中央市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広めてみましょう。四国中央市は新居浜市、香川県観音寺市、徳島県三好市、高知県土佐郡大川村、土佐郡土佐町、長岡郡大豊町・本山町に隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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