黒石市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「シニアパンション黒石」、「シニアハウスかまくらの里」、「さくらちとせハウス」をはじめとした、青森県/黒石市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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黒石市の老人ホーム・介護施設について

黒石（くろいし）市は青森県のほぼ中央に位置する市です。こちらでは「黒石市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

黒石市の特徴

黒石市役所庁舎（Ebiebi2 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

黒石市の人口は3万2,530人です。65歳以上の高齢者人口は1万946人で、高齢化率は33.65％となります。黒石市の面積は217.05㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

黒石市の魅力

黒石市は、津軽平野と八甲田山（はっこうださん）連峰に囲まれた地域です。豊かな自然を生かし、「黒石米」「黒石りんご」やりんごの加工品、「黒石地酒」の生産が盛んにおこなわれています。

また黒石市には温泉郷があります。なかでも山渓の秘湯・青荷（あおに）温泉では、渓流のせせらぎを聞きながら露天風呂を楽しめます。1931年に歌人の丹波洋岳が住みついて開拓した歴史ある温泉です。

黒石市はのどかでありながら交通の利便性が高いエリアです。市内には国道102号・394号が通っています。また青森空港から「黒石」駅までは車で約30分と、空路へのアクセスが簡単です。

黒石市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

黒石市の主要な駅

黒石市には、弘南（こうなん）鉄道弘南線が通っています。市内では「黒石」駅と「境松」駅の2駅を利用できます。

また、路線バスやタクシー、黒石市回遊バス「ぷらっと号」が運行しています。「ぷらっと号」は路線バスが運行していない区域で走行しており、1回100円で乗車できます。

黒石市役所

黒石市役所本庁舎の所在地は、黒石市大字市ノ町11-1です。路線バスまたは回遊バス「ぷらっと号」を利用する場合は「黒石市役所前」バス停から徒歩約2分で到着します。

要介護認定の申請は、第2庁舎にある介護保険課で受け付けています。

参考：黒石市役所

黒石市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

黒石市にある地域包括支援センターは1カ所です（2020年10月1日現在）。そのほか在宅介護の相談窓口として「在宅介護支援センター」が4カ所設置されています。

参考：黒石市「黒石市役所第2庁舎」「包括支援事業・任意事業」

黒石市のイベント

黒石市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「黒石ねぷたまつり」は、例年7月30日〜8月5日に黒石市内各所で開催されるお祭りです。「黒石ねぷた」は青森県の無形民俗文化財に指定されています。祭りの初日と最終日には、約50台のねぷたが集合し、市内各所をねり歩きます。

「大川原の火流し」は、例年8月16日に大川原地区を流れる中野川のほとりで開催されるイベントです。アシガヤを編み上げて作った長さ3m・3隻の舟に着火します。舟の燃え方で豊凶を占い、集落の人々の無病息災を祈ります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

黒石市の高齢者支援制度

黒石市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

軽度生活援助事業

日常生活を送るうえで必要な作業を援助する事業です。援助内容は居室の掃除、炊事、洗濯といった軽易な作業になります。週2回まで利用でき、利用料は1時間につき110円です。サービスを実施するのは黒岩市シルバー人材センターの会員です。

対象となるのは、以下のいずれかに当てはまる方です。

要介護認定を受けていない方
要介護認定で自立と認定された方
総合事業の対象に含まれない、在宅のひとり暮らし高齢者の方や高齢者世帯の方

お問い合わせは、黒石市地域包括支援センターで受け付けています。

参考：黒石市「高齢者福祉」

寝具類洗濯乾燥消毒サービス

要介護認定を受けた方の寝具類を定期的に洗濯・乾燥・消毒する事業です。年4回まで利用できます。対象の寝具は掛け布団、敷布団、毛布、枕です。利用料金は、以下の通りです。

品名	単位	料金
掛け布団	1枚	170円
敷布団	1枚	150円
毛布	1枚	50円
枕	1個	30円

対象となるのは、65歳以上で在宅生活を送る高齢者の方のうち、要介護4以上かつ市民税非課税世帯に属する方です。

お問い合わせは、黒石市地域包括支援センターで受け付けています。

参考：黒石市「高齢者福祉」

高齢者世帯等除雪サービス事業

除雪作業が困難な高齢者世帯などの自宅前を除雪する事業です。主に自宅の玄関から公道までの幅約1mの範囲を歩行しやすいように除雪します。1日1回、1時間以内で利用できます。利用料は市民税非課税世帯が1回130円、市民税課税世帯が1回260円です。

対象となるのは、70歳以上の高齢者のみの世帯などです。ただし、間借りやアパートに住んでいる世帯は対象外となります。

お問い合わせは、黒石市地域包括支援センターで受け付けています。

参考：黒石市「高齢者福祉」

黒石市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

黒石市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。黒石市の隣接地域は、青森市、平川市、南津軽郡藤崎町・田舎館村です。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。