むつ市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「シルバーピュアむつ」、「サービス付き高齢者向け住宅アイランド」、「にこにこハウス近川」をはじめとした、青森県/むつ市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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むつ市の老人ホーム・介護施設について

むつ市は青森県の北東部、下北半島に位置する本州最北端の市です。こちらでは「むつ市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

むつ市の特徴

むつ市役所新庁舎（元：ダイエーFC むつショッピングセンター中央店『アークスプラザ』）（Wakkubox - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

むつ市の人口は、5万5,931人です。そのうち高齢者人口は1万8,751人で、高齢化率は33.53%となっています（2021年1月1日現在）。

むつ市の面積は864.20㎢です。県内で最も広い市で、青森県全体の面積の約9%にあたります。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」／むつ市「位置・地勢・気候」

むつ市の魅力

むつ市は津軽海峡、平舘海峡、陸奥湾に面していることから、漁業が盛んです。ホタテやイカ、ヒラメといった海の食材が豊富に獲れます。大畑地域では、津軽海峡の外海で海峡サーモンの養殖をおこなっています。引き締まった身と脂の乗りが良い海峡サーモンは、お刺身をはじめ、照り焼きやちゃんちゃん焼きといった調理法が人気です。

また、むつ市にはいくつもの景勝地があります。「釜臥山（かまふせやま）展望台」は、日本夜景100選に選ばれている名所です。市街地や陸奥湾を一望でき、秋には美しい紅葉が見られます。そのほか、霊場恐山や川内川渓流といったスポットも有名です。

むつ市内にある「早掛沼公園」は桜の名所として親しまれています。園内では16種類約380本の桜をはじめ、チューリップやツツジといった花々が鑑賞できます。例年5月中旬から下旬にかけて咲く「御衣黄（ぎょいこう）」という緑色の桜が見どころです。

ほかにも日本最古のアーチ式ダムがある「水源池公園」、北方の海上防衛に関する貴重な資料が展示されている「北洋館」といった自然や歴史を感じられるスポットが豊富です。

むつ市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

むつ市の主要な駅

むつ市には、JR大湊線が走っています。主要な駅は「赤川」駅です。上北郡野辺地町の「野辺地（のへじ）」駅まで一本で移動できます。

また下北交通バスが運行しており、市内各所の移動に便利です。

むつ市役所

むつ市役所の所在地は、むつ市中央1丁目8-1です。「むつ市役所」バス停からすぐに到着します。

要介護認定の申請窓口は、福祉部高齢者福祉課または各分庁舎市民生活課です。

参考：むつ市役所

むつ市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

むつ市には、計3カ所の地域包括支援センターと、6カ所のブランチが設置されています。

参考：むつ市「地域包括支援センター」

むつ市のイベント

大湊ネブタの山車灯籠／2003年の作品例1基。（Waka moana - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

むつ市で毎年恒例となっているお祭り・イベントをご紹介します。

「大湊ネブタ」は、毎年8月上旬にむつ市大湊地区で開催されます。地元の各町内会や企業が運行する人形ネブタが見どころです。迫力ある山車（だし）が特徴的なリズムにのって市道を進みます。このほかお囃子（はやし）や流し踊りもおこなわれます。

「田名部神社例大祭」は、毎年8月18～20日の3日間にわたって田辺神社周辺でおこなわれるお祭りです。下北地区最大規模の夏祭りといわれており、豪華絢爛な山車が町内を練り歩きます。20日の深夜にはすべての山車が集結し、樽酒を酌み交わしながら翌年の再会を誓う五車別れで締めくくられます。

むつ市の老人ホームや介護施設のなかには、地域のイベントに参加するところがあります。気になる方は、入居を検討する施設に確認してみましょう。

むつ市の高齢者支援制度

むつ市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

緊急通報装置の貸与

急病などの緊急事態が起きたとき外部に連絡できる、緊急通報装置を貸し出します。利用料金は月額540円で、生活保護世帯は無料です。

対象者は、65歳以上の高齢者のみの世帯で、病気や身体状況などの影響から日常生活に不安があり、調査の結果必要と判断された方です。ただし、認知症などで操作できない方には貸し出せません。

参考：むつ市「介護保険以外の高齢者の福祉サービス」

訪問理美容サービス

理美容師が自宅を訪問し、散髪などの理美容サービスをおこないます。利用できるのは2カ月に1回（年6回まで）です。1回につき2,000円まで市が負担してくれます。2,000円を超える場合は自己負担となります。

対象者は、一般の理美容院を利用するのが難しい方のうち、要介護3以上の方または身体障害者手帳の障害等級が2級以上の方（下肢・体幹に限る）です。

参考：むつ市「介護保険以外の高齢者の福祉サービス」

高齢者等除雪サービス

日常生活を送るうえで必要な範囲内の除雪をおこないます。対象となる場所は、玄関または車庫から直近の公道までの範囲、灯油タンク・ガスボンベ周辺、雪で塞がれてしまった換気窓や採光用の窓周辺です。利用料金は8～18時までが30分あたり200円、6～8時と18～22時までは30分あたり300円です。

対象者は、除雪が困難な方のうち、65歳以上のみの高齢者世帯や、身体障害者手帳の障害等級が2級以上の方のみで構成される世帯です。

参考：むつ市「介護保険以外の高齢者の福祉サービス」

むつ市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

むつ市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。むつ市の隣接地域は、下北郡大間町・東通村・風間浦村・佐井村、上北郡横浜町です。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。