由利本荘市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「シルバーピュア由利本荘」、「シニアパンション由利本荘・愛宕」をはじめとした、秋田県/由利本荘市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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羽後本荘駅 (2)

施設の種類

由利本荘市の老人ホーム・介護施設について

由利本荘（ゆりほんじょう）市は秋田県の南部に位置し、日本海に面しています。こちらでは「由利本荘市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

由利本荘市の特徴

由利本荘市役所（Waka77 - 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる）

由利本荘市の人口は、7万5,040人です。65歳以上の高齢者人口は2万7,992人で、高齢化率は37.30％となっています（2021年1月1日現在）。

由利本荘市の面積は1,209.59㎢です。秋田県の面積（1万1,637.52㎢）の約10％を占め、県内で最も広い市です。地域は「本荘」「矢島」「岩城」「由利」「大内」「東由利」「西目（にしめ）」「鳥海（ちょうかい）」の8つに分かれています。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」／由利本荘市「特産品（地域ごと）」

由利本荘市の魅力

由利本荘市は、日本海に面しており「鳥海山」や「子吉川」といった自然に囲まれたエリアです。秋田県内では比較的温暖な気候が特徴になります。

市内には自然を満喫できるスポットが複数あります。鳥海国定公園内にある「桑ノ木台湿原（くわのきだいしつげん）」は、鳥海山を背景にレンゲツツジをはじめとした草花を観賞できる草原です。「法体（ほったい）の滝」は「日本の滝百選」に選ばれており、透明度の高いエメラルドグリーンの清流を眺められます。

由利本荘市は、おいしい水が湧き出ていることも魅力です。「ボツメキ湧水」では1日約900tの水が湧き出しており、多くの方が汲みに訪れます。また、湧水を生かしたお酒が有名です。ボツメキ湧水で作った「ボツメキビール」、日本酒の「出羽の富士」、プラムで作られた「プラムワイン」といったお酒が親しまれています。

由利本荘市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

由利本荘市の主要な駅

由利本荘市にはJR羽越（うえつ）本線、由利高原鉄道の鳥海山ろく線が走っています。主要駅は、JR羽越本線が乗り入れる「羽後岩谷（うごいわや）」駅です。「秋田」駅や山形県、新潟県方面まで一本で行き来できます。

また羽後交通の由利本荘市循環バスを利用すると、市役所や病院、市内名所への移動に便利です。

由利本荘市役所

由利本荘市役所は、由利本荘市尾崎17にあります。「市役所前」バス停から徒歩約3分で到着します。

要介護認定の申請先は、市役所長寿支援課（本庁舎1階）または総合支所市民サービス課です。

参考：由利本荘市役所

由利本荘市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

由利本荘市では、地域包括支援センターが計4カ所設置されています。

参考：由利本荘市「地域包括支援センターの機能が充実しました。」

由利本荘市のイベント

「赤田の大仏」として知られる十一面観音立像（whiz0520, CC 表示 3.0, リンクによる）

由利本荘市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「赤田の大仏祭り」は、毎年8月21～22日に長谷寺で開催される祭典です。200年以上の歴史がある神仏習合のお祭りで、1991年に県記録選択無形民俗文化財に選定されました。21日の午後に長谷寺の観音菩薩像を神明社に移します。22日に観音菩薩像を神輿（みこし）に乗せ、伝統芸能の行列とともに長谷寺に戻すという行事です。

「矢島八朔まつり」は毎年9月の第2土曜日に矢島神明社（やしましんめいしゃ）で開催されるお祭りです。神楽（かぐら）太鼓や灯篭（とうろう）、神輿（みこし）や山車（だし）が町中を練り歩きます。そのほか、踊りや打ち上げ花火といったさまざまな催しがあります。

老人ホーム・介護施設ではイベントに参加できる場合があります。興味がある方は入居前に施設に確認してみましょう。

由利本荘市の高齢者支援制度

由利本荘市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

軽度生活援助事業

介護保険に含まれない日常生活の軽い作業を援助するサービスです。「日常生活の支援」と「除雪支援」の2種類があります。

日常生活の支援としては「家屋内の整理整頓」「家周りの手入れ」「簡単な修理・修繕」「冬囲いの設置・取り外し」「障子貼り」などをおこないます。1回につき2時間以内で、月1回まで利用可能です。

除雪支援は、自力で除雪できない世帯が対象です。玄関から道路までの通路を確保できるよう、除雪作業をおこないます。

利用料はいずれも、市民税課税状況によって1時間100～300円と異なります。作業時間が1時間を超えた場合は、30分ごとに課税区分に応じた金額の半額を加算されます。

対象者はおおむね65歳以上で一人暮らしの方や65歳以上の方のみの世帯などです。

参考：由利本荘市「高齢者のための福祉ガイド《令和3年度要約版》」

食の自立支援事業（配食サービス）

心身の状況により食生活（買い物・火気管理・調理）に支障があり、安否確認が必要な方に向けて、栄養バランスのとれた食事を届けるサービスです。配達時に利用者の生活状況を確認してくれます。

配達回数は週3回（月・水・金）の夕食時で、本荘・矢島・由利・大内・東由利・西目・鳥海地域は「キッチンわかば」、岩城地域は「久盛会（広洋苑）」の食事が提供されます。利用料は1食400円（市民税非課税世帯300円）です。

対象は、概ね65歳以上の一人暮らしなどの世帯になります。

参考：由利本荘市「高齢者のための福祉ガイド《令和3年度要約版》」

はり、きゅう、マッサージ施術費助成券

高齢者の健康保持や推進のために、指定されたはり、きゅう、マッサージ施術所の助成券を交付するサービスです。1回1,000円の助成券が、年度につき3枚配布されます。指定施術場所については以下のリンクからご確認ください。

対象者は、4月1日時点で満65歳以上の方です。

参考：由利本荘市「高齢者のための福祉ガイド《令和3年度要約版》」

由利本荘市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

由利本荘市内で老人ホームを探していて希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。由利本荘市は秋田市、大仙市、湯沢市、横手市、にかほ市、雄勝郡羽後町、山形県酒田市、飽海郡遊佐町、最上郡真室川町と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。