下松市の要介護の受入が可能なグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　のんびり村　米川」、「グループホーム幸ヶ丘」、「グループホーム　元気」をはじめとした、山口県/下松市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホーム/要介護の条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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下松市の老人ホーム・介護施設について

下松市（くだまつし）は、山口県の南東部に位置し、瀬戸内海に面している市です。こちらでは「下松市での高齢者の暮らし」についてポイントをご紹介します。

下松市の特徴

下松市役所・本庁舎（himaginius - Photo by himaginius, パブリック・ドメイン, リンクによる）

下松市の人口は5万7,358人です。65歳以上の高齢者人口は1万6,728人で、高齢化率は29.16％tとなっています。

下松市の面積は89.36㎢です。市内は「下松地域」「末武（すえたけ）地域」「笠戸島（かさどしま）地域」「米川地域」「花岡地域」「久保地域」「シンボルライン地区」の7地区に分かれます。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／下松市「下松市都市計画マスタープラン」

下松市の魅力

下松市は豊かな自然に囲まれたエリアです。市の沖合に浮かぶ「瀬戸内海国立公園」の一部である笠戸島には、標高229mの摺鉢山（すりばちやま）がありハイキングコースが整備されています。また沿岸にある全長300mの「海上遊歩道」は、潮風に吹かれながら散歩をしたり、釣りを楽しんだりできる観光名所です。

市内には美しい花を見られるスポットが各所にあります。2月下旬は笠戸島で河津桜を、3月中旬には米川下谷地区で菜の花を、3月下旬から4月上旬には切戸川沿い、米泉湖、下松公園（港がみえる公園）などで桜を鑑賞できます。また、ポピーが咲く花畑や、色とりどりのバラを眺められるバラ園があります。

瀬戸内海に面している下松市は、海の幸に恵まれています。市内での養殖が盛んな笠戸とらふぐや笠戸ひらめは、いずれもコリコリとした食感が特徴です。刺身や揚げ物、洋風のアレンジほか、さまざまな調理方法で食べられています。このほか牛骨ラーメンや来巻にんにくといったご当地グルメがあります。

下松市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

下松市の主要な駅

下松市には、JR山陽本線・岩徳線が走っています。主要な駅は「下松」駅です。駅からは山陽本線を利用でき、北九州市や神戸市まで1本で行き来できます。

市内では民営のバス路線のほかに、米川地区と花岡地区を結ぶコミュニティバス「米泉（べいせん）号」が運行しており、岩徳線の「周防花岡」駅から乗車できます。

下松市役所

下松市役所の所在地は、下松市大手町3丁目3-3です。防長バスの「下松市役所前」バス停から徒歩約2分の場所にあります。

要介護認定の申請窓口は、長寿社会課介護保険係です。

参考：下松市役所

下松市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

下松市の地域包括支援センターは1カ所です（2020年5月18日現在）。市役所1階の12番窓口に設置されています。

参考：下松市「地域包括支援センター（長寿社会課地域包括支援係）」

下松市のイベント

Kasado Oo Hashi（Himaginius - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

下松市で、毎年恒例になっているお祭りやイベントを紹介します。

「河津桜まつり」は、笠戸島の国民宿舎大城前、潮風ガーデン、家族旅行村付近で2月中旬～3月上旬に開催されるイベントです。笠戸島では、河津桜のほかにソメイヨシノ、八重桜、山桜といった花々を見られます。

「切山歌舞伎」は、山口県の無形民俗文化財に指定されている伝統芸能です。切山八幡宮の祭礼にあわせて上演されます。大坂竹本座の人形浄瑠璃や歌舞伎を見て感銘をうけたイノサコの長重良（ちょうじゅうろう）が、長男に歌舞伎の修行をさせたのが起源です。地元の老若男女が時代衣装に身を包み「義経千本桜の道行の段」といった演目を披露します。

「稲穂祭～きつねの嫁入り～」は、毎年11月3日に花岡福富稲荷社で開催されます。きつねに扮した新郎・新婦が多くのお供を従えながら旧山陽道の花岡の街を練り歩く行事です。きつねの行列に参加すると良縁が得られるといわれています。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

下松市の高齢者支援制度

下松市で展開している高齢者の支援制度をご紹介します。

緊急通報装置設置運営事業

高齢者の自宅に緊急通報装置を設置し、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう支援しています。固定型通報装置やペンダント、携帯型通報装置のボタンを押すと、市が契約している受信センターに通報可能です。受信センターは必要に応じて、救急車の手配や家族への連絡をします。

対象者は以下のいずれかに該当する方です。

おおむね65歳以上の一人暮らしで、健康上注意を要する状態にある方
おおむね65歳以上の高齢者世帯で、どちらも健康上注意を要する状態にある方
おおむね65歳以上で、健康上注意を要する状態にあり、家族と同居しているが、就労などのため日中一人暮らし状態になる方

参考：下松市「緊急通報装置設置運営事業」

認知症予防のための相談・教室

下松市では認知症予防に向けた相談窓口や教室を開催しています。「物忘れ相談」は保健センターで開催されている窓口です。当日は保健師が個別相談に応じるほか、脳機能テストを実施します。

また「出前講座」では、認知症予防をテーマとした講演を実施しています。5名以上のグループであれば市内どこでも出張可能です。そのほか認知症予防のための運動に取り組む「脳ひらめき教室」もあります。各窓口・教室への申し込みや問い合わせは、市役所健康増進課で受け付けています。

参考：下松市「認知症（痴呆）予防のための相談・教室」

高齢者訪問理美容助成事業

理美容室に行けない高齢者の自宅に理美容師が訪問するサービスです。また、その際かかった費用の一部を市が助成します。1枚2,000円分の理美容券を3枚交付する仕組みです。理美容券は1回の訪問につき1枚利用でき、年に3回まで使えます。

対象者は以下の2点を満たす方です。

市内在住のおおむね65歳以上の方
寝たきりなどの状態で理美容所に通うことが困難な方

参考：下松市「高齢者訪問理美容助成事業」

下松市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

下松市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで範囲を広めてみましょう。下松市は、周南市、光市に隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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