青梅市の人口は13万2,145人です。65歳以上の高齢者人口は4万707人で、高齢化率は30.8%となっています(2021年1月1日現在)。
青梅市の魅力
青梅市は、豊かな自然が多く残されています。なかでも、古くから山岳信仰の対象である「御岳山(みたけさん)」が有名です。山頂付近までケーブルカーを利用できるため、登山初心者の方でも安心です。山頂には「武蔵御嶽神社」があり、多くの方が訪れます。
また青梅市には多摩川が流れており、その両岸に市街地が展開されています。JR「青梅」駅周辺には「昭和レトロ商品博物館」「青梅赤塚不二夫会館」があり、観光スポットとして人気です。昭和レトロな世界観を楽しめます。
東京都でありながら都会の喧騒から離れた青梅市は、自然や文化を満喫できる地域です。
青梅市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
青梅市の主要な駅
青梅市には、JR青梅線が多摩川に沿って市の東西を走っています。主要駅は「河辺」駅、「青梅」駅、「東青梅」駅です。都営バス、西東京バス、西武バスといった路線バスも利用できます。
青梅市役所
青梅市役所の所在地は、東京都青梅市東青梅1丁目11-1です。JR青梅線「東青梅」駅から徒歩約7分で到着します。バス利用の場合は「青梅市役所前」停留所から歩いてすぐです。
要介護認定の際は、市役所の健康福祉部介護保険課もしくは地域包括支援センターで申請できます。
参考:青梅市役所
青梅市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
青梅市の地域包括支援センターは3カ所です。市内を3つの生活圏域に分けて、それぞれの地域包括支援センターが管轄しています。
参考:青梅市「青梅市地域包括支援センター」
青梅市のイベント
青梅市で毎年恒例となっているイベントを2つご紹介します。
「吉野梅郷(よしのばいごう)梅まつり」は、毎年2月下旬から3月末に吉野梅郷でおこなわれているお祭りです。吉野梅郷は日本有数の梅の名所でしたが、木が病気にかかり2014年に園内の全ての木を伐採しました。その後、再度植樹されて、現在では春になるとかつてのように梅の花を楽しめます。期間中は、近隣の美術館巡りやスタンプラリー、大抽選会、梅酒まつり、梅郷スイーツフェスタといったイベントが開催されます。
「青梅宿(おうめじゅく)アートフェスティバル」は、毎年11月下旬に本町、住江町、西分町(にしわけちょう)、勝沼町にある商店街が主催するイベントです。江戸時代に旧青梅街道沿いに発展した青梅宿エリアを中心に開催されます。買い物ラリーや街歩きガイドツアー、謎解き街巡り、青梅大祭影祭り、クラシックカーの展示など、多様な催しがあることが特徴です。昭和レトロな街並みを巡りながら、青梅の魅力を発見できます。
青梅市の高齢者支援制度
青梅市が提供している高齢者支援制度をご紹介します。
買物代行サービス
外出を不安に感じている高齢者や障がい者をサポートするためのサービスです。食料品や日用品など、生活に必要なものの買い物を1回につき300円の利用料金で代行します。買物ができる店舗は青梅市内限定です。1回のサービスにつき、3カ所まで代行できます。
対象は、青梅市に居住している「75歳以上で一人暮らしをしている高齢者」「75歳以上の高齢者のみで構成されている世帯」「身体障害者手帳2級以上・愛の手帳2度以上・精神障害者保健福祉手帳2級以上のいずれかを交付されている方」です。病院や施設に入っている方は対象外となります。
買物代行サービスを利用するには、申請手続きが必要です。窓口は市役所の高齢者支援課で、来庁するほか郵送でも受け付けています。いずれの方法でも申請が難しい場合は、健康福祉部高齢者支援課地域支援係に連絡してください。
参考:青梅市「買物代行サービス」
住宅改造費の助成
住宅改造費の助成は、浴槽や流し台、洋式トイレなどの改造をおこなう場合に助成金が支給される制度です。助成金は、基準額までの9割(所得に応じて7~8割)の金額となります。基準額は改造する場所によって異なり、浴槽は37万9,000円、流し台は15万6,000円、洋式トイレは10万6,000円です。
助成対象は、おおむね65歳以上で介護保険の認定を受け、住宅の改造が必要と認められた方です。介護保険の認定結果は、自立から要支援・要介護まで問いません。
また、本来は介護保険の対象である手すりの設置や床材の変更についても、以下の2点を満たす場合は対象となります。該当する場合の助成基準額は20万円です。
- 要介護認定で自立と判定されている
- 手すりの設置や床材の変更が必要と認められる
なお、住宅改造費助成制度は工事着手後は申請できないので、注意が必要です。
参考: 青梅市「住宅改造費の助成」
東京都シルバーパス
東京都シルバーパスは、都電や都バス、都営地下鉄、民営バスで使える乗車証です。東京都内に住む70歳以上の方に対して、有料で発行されます。有効期間は、発行日から9月末までです。
費用は、住民税の課税世帯で合計所得金額が135万円を超えている方は2万510円です。ただし、4~9月に発行される場合は半額の1万255円となります。住民税が非課税、もしくは課税世帯で合計所得金額が135万円以下の方は、1,000円で利用できます。特別養護老人ホームに入所している方は利用できません。
青梅市に住んでいて東京都シルバーパスを利用する場合は、都バスおよび西東京バスの青梅営業所が申請窓口になっています。
参考:青梅市「東京都シルバーパス」
青梅市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
青梅市で老人ホームを探していて希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。青梅市は、羽村市、あきる野市、西多摩郡日の出町・瑞穂町・奥多摩町、埼玉県入間市、飯能市と隣接しています。