大阪市生野区の口コミ・評判ありのグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームせいりょう巽北」、「グループホーム　みのり苑」をはじめとした、大阪府/大阪市生野区の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。本音の口コミや評判を参考にすると施設選びがスムーズに進むかもしれません。実際の利用者やそのご家族、働いていた方やケアマネによるリアルな情報が満載です。

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大阪市生野区の老人ホーム・介護施設について

生野（いくの）区は、大阪市の東南部に位置する行政区です。今回は「大阪市生野区での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

大阪市生野区の特徴

生野区役所（Bakkai - 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, リンクによる）

大阪市生野区の人口は、12万7,030人です。65歳以上の高齢者人口は3万7,892人で、高齢化率は29.83％となっています（2021年1月1日現在）。生野区の面積は8.38㎢です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／生野区「区の概要」

大阪市生野区の魅力

大阪市生野区は、奈良・飛鳥時代から歴史や伝承が残されている土地です。「生野」の区名は、聖徳太子にゆかりがある「生野長者」と呼ばれる豪商にちなんで名付けられました。

区内には数々の史跡・旧跡が残されています。縄文時代の土器片が発掘された「勝山遺跡」や、徳川秀忠が戦勝の宴を催した「御勝山（おおかちやま）古墳」が有名です。

大阪市生野区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

大阪市生野区の主要な駅

大阪市生野区には大阪メトロ千日前線、近鉄大阪線が走っています。主要駅は「今里」駅です。近鉄大阪線を使えます。大阪府内だけでなく、奈良県や三重県まで一本で移動できます。

生野区役所

生野区役所は、生野区勝山南3丁目1-19にあります。電車を利用する場合はJR環状線「桃谷」駅で下車し、徒歩約15分で到着します。「生野区役所」バス停からだとすぐです。

要介護認定を申請したい場合は、西成区にある大阪市認定事務センターへ手続きに必要な書類を郵送してください。

参考：生野区役所

大阪市生野区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

大阪市生野区では、合計4カ所の地域包括支援センターが配置されています。

参考：大阪市「地域包括支援センター」

大阪市生野区のイベント

御幸森天神宮（Oilstreet - 投稿者自身による作品, CC 表示 2.5, リンクによる）

大阪市生野区内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「御幸森（みゆきもり）天神宮夏祭」は、生野区桃谷にある「御幸森天神宮」にて毎年7月の土日に開催されています。だんじりや獅子舞、みこし、パレードといった催しがあります。なかでも伝統のだんじりを間近で体感できるのが魅力です。

「生野まつり」は、毎年10月に「巽（たつみ）公園」で催されるイベントです。オープニングでは参加団体が行進するほか、ステージ上では演奏や踊り、民謡を楽しめます。会場内には数多くのブースが出店しており、毎年多くの人でにぎわうお祭りです。

老人ホームや介護施設によっては、イベントに参加できることがあります。気になる方は入居前に施設に確認してみましょう。

大阪市生野区の高齢者支援制度

大阪市生野区で利用できる高齢者の支援制度をご紹介します。

生活支援型食事サービス事業

一人暮らしの方や高齢者のみの世帯に対し、栄養バランスに優れた食事の配達と安否確認をおこなうサービスです。配達に関する費用はすべて利用者負担で、金額は配食事業者によって異なります。ただし世帯全員の年間総所得が合計150万円以下、または市府民税非課税で支払いが難しい場合は、1食あたり400円を超えた分（上限150円）を軽減してもらえます。

対象者は以下の要件をどちらも満たす方です。

要支援1以上の認定を受けている方
単身世帯、要支援1以上の方のみの世帯、要支援1・2または要介護1～5の者と障がい者（※）のみの世帯

※身体障がい者手帳の1、2級、または療育手帳（B2を除く）または精神障がい者保健福祉手帳（3級を除く）を所持している方

なお、生野区では6つの事業者から選択でき、業者によって食事内容や対応できる食事形態（刻み食など）が異なります。なお、配食事業者一覧は以下のリンク先から確認できます。

参考：大阪市「生活支援型食事サービス事業」

ふれあいや安否確認のサービス

ごみの持ち出しが難しい方のため、環境局の職員が無料で自宅までごみの収集に伺うサービスです。収集だけではなく、声かけによる安否確認もおこないます。万が一、約束の曜日にごみが出ていなければ、事前登録している非常時連絡先へ通報されます。

対象者は「65歳以上の一人暮らしの高齢者や、高齢者だけの世帯、障がいのある方が居住されているご家庭で、ごみの持ち出しが困難な方々」です。

生野区の担当（申請先）は、東部環境事業センターになります。

参考：大阪市「ふれあいや安否確認のサービス」

敬老優待乗車証（敬老パス）

電車やバスで利用できる敬老優待乗車証（敬老パス）を交付しています。大阪メトロが運行する地下鉄・ニュートラムや大阪シティバスが運行するバスに、1回あたり自己負担50円で乗車できるカードです。敬老優待乗車証はICカードになっており、現金をチャージすることで利用できます。

申請後は5年間有効で、5年ごとに更新が必要になります。対象者は「大阪市に住所がある70歳以上の方」です。

参考：大阪市「70歳になったら敬老優待乗車証（敬老パス）が利用できます」

大阪市生野区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

大阪市生野区で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。大阪市生野区は同市の天王寺区・阿倍野区・東成区・東住吉区・平野区、および東大阪市と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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