京都市西京区の要介護の受入が可能なサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「そんぽの家S 桂川」、「エイジフリーハウス京都桂川」、「ココファン桂」をはじめとした、京都府/京都市西京区の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅/要介護の条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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京都市西京区の老人ホーム・介護施設について

西京（にしきょう）区は京都市の西南部に位置し、京都の西の玄関口の役割を担っています。こちらでは「京都市西京区での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

京都市西京区の特徴

西京区総合庁舎（J o - Photo taken by J o., CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

京都市西京区の人口は14万8,753人です。このうち65歳以上の高齢者人口は4万893人で、高齢化率は27.49％です（2021年1月1日現在）。

京都市西京区の面積は59.24㎢です。地域は学区によって以下のように分かれています。

桂、桂川、桂東、桂徳（けいとく）、川岡、川岡東、樫原（かたぎはら）、松尾、松陽（しょうよう）、嵐山東、大枝（おおえ）、桂坂、新林（しんばやし）、境谷（さかいだに）、福西、竹の里、大原野

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」

京都市西京区の魅力

「西山の緑かがやき未来をひらく西京区」をキャッチフレーズとする京都市西京区は、自然豊かな行政区です。区の東部には京都を代表する河川である桂川が流れ、西部には全国的に有名な観光地の嵐山があります。

区内には歴史ある寺社が数多く存在しています。なかでも8世紀に建立した「法輪寺（ほうりんじ）」、国の重要文化財指定の「松尾大社」、涼やかな鈴虫の鳴き声が美しい「華厳寺（けごんじ）」、広大な苔寺で有名な「西芳寺（さいほうじ）」、花の寺と呼ばれる「勝持寺（しょうじじ）」、多宝塔と遊龍の松がある「善峯寺（よしみねでら）」が有名です。桂川沿いには、江戸初期に造営され日本庭園で最高の名園といわれる「桂離宮」があります。

また、西京区を代表する農産物には「京タケノコ」や「大枝の柿」があります。

京都市西京区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

京都市西京区の主要な駅

京都市西京区では阪急京都本線・嵐山線、嵯峨野（さがの）観光鉄道嵯峨野観光線が通っています。主要駅は「桂」駅です。京都本線と嵐山線の2線を利用できます。

また「桂」駅からは京都市営バス、京阪京都交通といったバス路線を利用可能です。

西京区役所

西京区役所の所在地は、京都市西京区上桂森下町25-1です。「上桂（かみかつら）駅」からは徒歩約10分です。バスを利用する場合は、市バスに乗車し「西京区役所前」バス停を下車後すぐの場所にあります。

要介護認定の申請先・相談先は健康長寿推進課高齢介護保険担当です。

参考：西京区役所

京都市西京区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

京都市西京区には、5カ所の地域包括支援センター（通称「高齢サポート」）が設置されています。

参考：京都市「高齢サポート（域包括支援センター）について」

京都市西京区のイベント

松尾大社本殿遠景（Saigen Jiro - 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる）

京都市西京区内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「松尾大社ひなまつり」は毎年3月3日に松尾大社でおこなわれる行事です。境内にある曲水（きょくすい）の庭では、美しい日本庭園を眺めながら、水面に浮かぶ色鮮やかな流し雛（ながしひな）を観賞できます。

また松尾大社では、毎年4月下旬に「松尾祭」を開催。千年の歴史を持つ伝統行事です。松尾祭は「神幸祭（しんこうさい）」と、21日後におこなわれる「還幸祭（かんこうさい）」の2つで構成されています。神幸祭は本殿の分霊を受けた6基の神輿（みこし）が境内を出発し、桂離宮の東北側から桂川を船で渡るダイナミックな神輿行列です。還幸祭では、御旅所（おたびじょ）に滞在していた3基の神輿が本社に帰還します。

「西京区民ふれあいまつり」は、毎年11月の第3土曜日におこなわれる区民がふれあうお祭りです。場所は京都市西文化会館「ウエスティ」、またはホテル京都エミナースでおこなわれます。会場では飲食・物販ブース出展のほか、区内の学校や文化活動団体が楽器演奏やダンス、和太鼓を発表するステージがあります。

老人ホーム・介護施設によっては、職員同行で地域の催しに参加できることがあります。イベントやお祭りに興味がある方は、施設のスタッフに確認してみてください。

京都市西京区の高齢者支援制度

京都市西京区で利用できる高齢者の支援制度をご紹介します。

あんしんネット119（緊急通報システム）

急変時に救急車や緊急連絡先に連絡できる「通報装置」を設置するサービスです。通報装置の「緊急ボタン」を押すと消防指令センターに通報され、あらかじめ登録している近所の協力員が駆け付けます。「相談ボタン」を押すと、自動的に相談センターに繋がり、相談員による健康相談が受けられます。通報装置は「本体」「ペンダント型」「まくら元用」の3種類。利用料金は、最高月額1,462円です。通報した際は、通話料がかかります。

対象者は以下に該当する方です。

おおむね65歳以上の一人暮らしの方（日中の独居を含む）または高齢者のみの世帯
急病や事故などの緊急の場合、自分で対処することが困難な方

お問い合わせは、健康長寿推進課健康長寿推進担当または高齢サポート（地域包括支援センター）で受け付けています。

参考：京都市「令和3年度版『すこやか進行中!!～高齢者のためのサービスガイドブック～』（65ページ）」

敬老乗車証

市バス、民営バス、地下鉄で使用できる乗車証を交付するサービスです。ただし福祉乗車証、重度障害者タクシー利用券および敬老乗車証を持っている方は、交付を受けられません。負担金は所得状況によって異なります。

対象者は市内在住の満70歳以上の方です。新たに70歳になる方には、満70歳の誕生月の前月下旬にお知らせを送付します。お問い合わせは健康長寿推進課高齢介護保険担当で受け付けています。

参考：京都市「令和3年度版『すこやか進行中!!～高齢者のためのサービスガイドブック～』（78ページ）」

配食サービス

食事を作ることが困難な高齢者に、昼食の配食と安否確認をおこなうサービスです。配食は月〜日曜日まで実施しますが、土・日曜日の配食については、各事業者により異なります。利用料は業者者によって異なり、1食あたり500円が上限です。対象者は以下に該当する方です。

60歳以上の一人暮らしや高齢者のみの世帯
要支援または要介護の認定受けている（要介護認定を受けてない方は要相談）
身体状況などにより自ら買物、調理をするのが困難な方

お問い合わせは京都市社会福祉協議会または保健福祉局健康長寿のまち・京都推進室介護ケア推進課で受け付けています。

参考：京都市「令和3年度版『すこやか進行中!!～高齢者のためのサービスガイドブック～』（64ページ）」

京都市西京区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

京都市西京区で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。京都市西京区と隣接する地域には京都市右京区・南区、向日市、長岡京市、亀岡市、大阪府高槻市、三島郡島本町があります。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。