福岡県中間市の老人ホーム・介護施設について
中間(なかま)市は、福岡県の北部にある市です。こちらでは「中間市での高齢者の暮らし」についてポイントをご紹介します。
中間市の特徴
中間市の人口は4万992人です。65歳以上の高齢者人口は1万5,569人で、高齢化率は37.98%となります。
中間市の魅力
中間市には、世界遺産の「遠賀川水源地ポンプ室」があります。遠賀川から北九州の製鉄工場に工業用水を送る機関として、1910年から稼働している施設です。2015年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録されました。
また、中間市にある遠賀川西側の土地では、稲作を中心とする農業が盛んです。銘柄米「夢つくし」は、味・つや・香りが優れています。そのほかイチジク、イチゴ、トマト、アスパラガスを栽培する若い農家が市内で増えてきています。地元産の新鮮な野菜や果物は、垣生(はぶ)にある「新鮮市場さくら館」で購入可能です。
中間市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
中間市の主要な駅
中間市には、JR筑豊本線(福北ゆたか線)、筑豊電気鉄道が走っています。主要な駅は「中間」駅です。「中間」駅からはJR筑豊本線を使って北九州市に行けます。
また中間市では、一部校区で「フレンドリー号」と「なかよし号」という名のコミュニティバス(乗合タクシー)を運行しています。両方とも2エリアで週2日ずつ運行しています。ただし「なかよし号」は完全予約制です。
中間市役所
中間市役所の所在地は、中間市中間1丁目1-1です。西鉄バスの「新手(あらて)」停留所から徒歩約4分で着きます。また事前予約が必要ですが、コミュニティバス「なかよし号」の「中間市役所」停留所からだとすぐの場所にあります。
要介護認定の申請窓口は、介護保険課 保険係です。
参考:中間市役所
中間市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談事に対して解決策を提示してくれます。
中間市にある地域包括支援センターは1カ所です。中間市役所の保健福祉部 介護保険課に設置されています。
参考: 中間市「地域包括支援センター」
中間市のイベント
中間市で毎年恒例になっているお祭りやイベントを紹介します。
「筑前中間さくら祭り」は、毎年3月中旬から4月上旬にかけて垣生公園で開催されているイベントです。垣生公園には約1,000本のソメイヨシノが植えられており、夜桜のライトアップでは昼間と違った雰囲気でお花見が楽しめます。郷土愛の育成と市民のふれあいを目指したお祭りです。
「筑前中間川まつり」は、毎年8月15日に市役所前遠賀川河川敷で開催されます。先祖の霊をなぐさめるとともに、遠賀川に感謝を伝え、川をきれいにする伝統行事です。当日は灯籠(とうろう)流しがおこなわれます。
「筑前中間やっちゃれ祭」は、毎年10月の第3日曜日になかまハーモニーホール周辺で開催される行事です。「やっちゃれ(やってやろうじゃないか)」という心意気から名づけられた祭りで、当日は地産地消やふるさと意識の醸成を図ってさまざまなイベントがおこなわれます。屋内は中間市の伝統文化を披露するステージイベントが、屋外は青空市場やキャラクターショーといった催しが見どころです。
老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設があります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。
中間市の高齢者支援制度
中間市が展開している高齢者支援制度をご紹介します。
配食サービス事業
栄養バランスのとれたお弁当を月・水・金曜日の週3回配達し、あわせて安否確認や健康状態のチェックをします。配食する時間は夕食で、1食あたり400円の費用がかかります。
対象者は「安否確認を必要とする65歳以上の高齢者のみの世帯に属する方のうち『食材の買い出し』や『調理ができない』といった理由により、食事の確保が困難であると認められる方」です。
参考:中間市「配食サービス事業」
紙おむつ給付事業
月1回、常時おむつが必要な方の自宅へ紙おむつを配達します。限度額は市民税非課税世帯が6,000円、本人は市民税非課税で世帯は市民税課税の場合は3,000円となります。
対象者は「介護認定を受けている市民税非課税の65歳以上の在宅で生活する高齢者で、失禁状態などのため常時おむつを必要とする方」です。ただし生活保護世帯は対象外となります。
参考:中間市「紙おむつ給付事業」
はいかい高齢者への支援
中間市では認知症高齢者の方が行方不明になった場合に備えて、早期発見・早期保護のための体制を構築しています。取り組みの内容は以下の通りです、なお、この体制について対象者は無料でサポートを受けられます。
- 警察署が「はいかい高齢者等SOSネットワークシステム」を使って行方不明者を捜索します。
- 「コミュニティ無線」を活用して捜索活動をおこないます。
- 「防災メールまもるくん」を通して登録者に行方不明情報を発信します。
-
対象者は「どこシル伝言板」に登録できます。「どこシル伝言板」は、QRコード付ラベルを認知症の高齢者の衣服などに貼りつけておくと、発見者がそれをスマートフォンで読み取って、家族に連絡できるサービスです。
参考:中間市「はいかい高齢者への支援」
中間市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
中間市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで範囲を広めてみましょう。中間市は、北九州市、鞍手郡鞍手町、遠賀郡遠賀町・水巻町に隣接しています。