行橋市の老人ホーム・介護施設について
行橋(ゆくはし)市は福岡県の東部に位置しています。近年では北九州市のベッドタウンとして発達している市です。ここでは「行橋市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。
行橋市の特徴
行橋市役所(Waka77 - 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる)
行橋市の魅力
行橋市には、歴史を感じられる史跡があります。「御所ヶ谷神籠石(ごしょがたにこうごいし)」は1,300年以上前の遺跡です。いまだに高さ7mの石積みが残っており、国の史跡に指定されています。行橋市の指定文化財である「ビワノクマ古墳」は、標高25mの丘陵上にある全長50mの前方後円墳です。国内に2例しかない珍しいよろいが出土しました。
また、周防灘(すおうなだ)に面する行橋市では漁業が盛んです。シャコ、ワタリガニ、カキといった海産物を味わえます。そのほか土産品として「行橋饅頭」や「イチジク想花」といった焼き菓子があります。
行橋市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
行橋市の主要な駅
行橋市ではJR日豊(にっぽう)本線、平成筑豊鉄道田川線を利用できます。主要な駅は、両路線を使える「行橋」駅です。日豊本線では「小倉」駅や「鹿児島」駅といった九州のターミナル駅まで1本で行き来できます。田川線では、行橋市内や田川市内の各駅に移動可能です。
行橋市役所
行橋市役所は、行橋市中央1丁目1-1にあります。太陽交通バス「市役所前」バス停からすぐです。
要介護認定の相談・申請は、介護保険課で受け付けています。
参考:行橋市役所
行橋市の地域包括センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
行橋市では地域包括支援センターのことを「高齢者相談支援センター」と呼んでいます。市内の高齢者支援相談センターは6カ所です(2021年10月5日現在)。
参考:行橋市「高齢者相談支援センターについて」
行橋市のイベント
行橋市内で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。
「正八幡(しょうはちまん)神社
ふくいち」は毎月最終日曜日に正八幡宮で開催される市場です。2016年から町おこしの一環として始まったイベントで、季節によって内容が異なるのが特徴です。30店ほどのお店が境内に並び、地元の農産物や手作りアクセサリー、飲食物などを購入できます。
「正八幡宮
神幸祭(しんこうさい)」は毎年5月初旬におこなわれています。正八幡宮で祭られている神様と、地域に住む住民で親交を持つことを目的としたお祭りです。神様を迎えるためのおはらいや神輿(みこし)の儀式などがおこなわれます。
老人ホームや介護施設によっては、祭りやイベントへの参加のためのサポートを提供しているところがあります。興味のある方は希望する施設にお問い合わせください。
行橋市の高齢者支援制度
行橋市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
徘徊高齢者SOSネットワーク
行橋市は、認知症などで行方不明になる可能性のある高齢者の早期発見につなげるために「徘徊高齢者SOSネットワーク」を構築しています。対象者が行方不明になった際に、登録情報をもとに市と警察署や地域包括支援センターが情報を共有し、捜索にあたる仕組みです。
登録者には、衣類や杖に貼る黄色の蛍光シールを配布します。また必要な方には「GPS装置付きのお守り袋」や「GPS装置を入れられる靴」を貸与しています。申請・相談先は介護保険課です。
参考:行橋市「徘徊高齢者SOSネットワークの登録について」
緊急通報システム設置サービス
在宅で生活する、一人暮らしで虚弱状態の高齢者に対して「緊急通報システム設置サービス」を提供しています。通話料は自己負担です。ただし、所得に応じて設置料金が発生します。
対象者は「おおむね65歳以上の一人暮らし高齢者などで、虚弱の方」です。
参考:行橋市「介護保険サービス」
訪問給食サービス
高齢者に向けて栄養バランスの取れた夕食を配達するサービスです。栄養士がカロリー計算したメニューが届けられます。料金は1食400円で、週7食まで利用できます。
対象者は「おおむね65歳以上で、一人暮らしの方や高齢者のみの世帯の方」です。
参考:行橋市「介護保険サービス」
行橋市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
行橋市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。行橋市と隣接しているのは北九州市、築上郡築上町、京都郡苅田町・みやこ町です。