田辺市の人口は7万1,947人です。65歳以上の高齢者人口は2万3,881人で、高齢化率は33.19%です(2021年1月1日現在)。
田辺市の魅力
田辺市は、多くの歴史的文化資源がある地域です。「紀伊山地の霊場と参詣道」は、世界遺産に登録されています。そのなかの「熊野古道」は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社と那智山青岸渡寺(せいがんとじ)を結ぶ参詣道です。また「熊野神社」の総本宮にあたる「熊野本宮大社」や、419年に創建されたという「鬪雞(とうけい)神社」といった歴史遺産が点在しています。
そのほか、田辺市は美しい自然に囲まれた絶景スポットが多くあります。天神崎(てんじんざき)は、水面に映る夕日が美しく「夕日の天神崎」と呼ばれる場所です。ほかにも「一目30万本」の花景色が壮観な紀州石神田辺梅林、深い原生林に覆われ滝や奇岩が見られる百間山渓谷といったスポットが有名です。
田辺市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
田辺市の主要な駅
田辺市には紀勢本線が走っています。主要駅は、JR「紀伊田辺(きいたなべ)」駅です。「紀伊田辺」駅に乗り入れている紀勢本線は、白浜・串本・新宮方面と和歌山・天王寺・新大阪方面へ移動するのに便利な路線です。
また、駅からは西日本ジェイアールバスや明光バス、龍神自動車の路線バスが乗り入れており、市内各地へのアクセスに役立ちます。
田辺市役所
田辺市役所は、田辺市新屋敷町1にあります。「紀伊田辺」駅から市役所本庁・別館までは徒歩約10分で到着します。
要介護認定の申請は、やすらぎ対策課または各行政局の住民福祉課です。
参考:田辺市役所
田辺市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談事に対して解決策を提示してくれます。
田辺市のイベント
田辺市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。
「熊野本宮大社例大祭」は毎年4月13〜15日に熊野本宮大社で開催されるお祭りです。13日には、和歌山県の無形民俗文化財に指定された湯登神事(ゆのぼりしんじ)がおこなわれます。神職や氏子といった40〜50人が列をなし、神歌を歌いながら湯の峰(ゆのみね)温泉に向かう様子を観賞できます。
「田辺祭」は毎年7月24・25日の2日間開催される、鬪雞(とうけい)神社の例祭です。460年以上の歴史をもつお祭りで、紀州三大祭りの1つとなっています。「おかさ」と呼ばれる8基の笠鉾(かさほこ)が街中を練り歩く姿を観賞できます。また、流鏑馬(やぶさめ)による魔除けの儀式が見どころです。
田辺市の高齢者支援制度
田辺市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
田辺市安心・安全コール
急病や災害といった緊急時にボタンを押すだけで通報できる緊急通報装置を貸し出しています。緊急ボタンを押すと専用のコールセンターにつながり、通報者の救助等の迅速な対応につなげます。また、健康・医療相談をしたい場合は相談ボタンを押すと、コールセンターの職員が適切なアドバイスをしてくれます。いずれも24時間365日対応可能です。費用は、対象者の世帯状況によって0~2,200円まで開きがあります。
日常生活用具の給付等
日常生活を送るのが難しい高齢者に向けて、日常生活用具の給付や電話加入権の貸与をする制度です。防火対策につながる電磁調理器や自動消火器の給付、固定電話回線を利用できる電話加入権の貸与をおこなっています。
費用は、利用者の世帯状況によって異なります。生活保護受給者や前年の所得税が非課税だった世帯は無料、それ以外は1万6,300円から、最大で実費全額がかかります。
軽度生活援助事業
簡単な生活援助をするサービスです。1時間あたり100円で利用できます。
田辺市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
田辺市内で老人ホームを探していて、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。田辺市は新宮市、日高郡みなべ町・印南町・日高川町、西牟婁郡白浜町・上富田町、有田郡有田川町、東牟婁郡古座川町、奈良県吉野郡十津川村・野迫川村と隣接しています。