八幡平市の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム富士見荘」、「特別養護老人ホームりんどう苑」、「特別養護老人ホームむらさき苑」をはじめとした、岩手県/八幡平市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

検索結果 4件

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八幡平市の老人ホーム・介護施設について

八幡平（はちまんたい）市は、岩手県の北西部に位置する市です。市域には岩手山や安比（あっぴ）高原といった雄大な自然が広がっています。こちらでは「八幡平市での高齢者の暮らし」について詳しくご紹介します。

八幡平市の特徴

西根ICと岩手山（Yauchi - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

八幡平市の人口は2万4,788人です。65歳以上の高齢者人口は1万85人で、高齢化率は40.69%となっています。八幡平市の面積は862.30㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

八幡平市の魅力

八幡平市は、豊かな自然に囲まれています。市内にある「十和田（とわだ）八幡平国立公園」は、八幡平市の八幡平エリアと青森県の十和田八甲田エリアの2つの地域からなる公園です。八幡平エリアでは多種多様な生態系が見られます。八幡平山頂には高層湿原と火山活動によってできた八幡沼（はちまんぬま）が広がっており、散策も楽しめます。

八幡平山頂付近で冬場のみ見られる「樹氷」は、氷点下5℃以下に冷却された水蒸気などが木々に吹き付けられてできる氷の塊です。別名「アイスモンスター」と呼ばれています。樹氷を間近で見られるツアーも人気です。

また、八幡平市は火山の集積地帯です。1966年には、地熱を生かした日本初の商用地熱発電所である「松川地熱発電所」が誕生しました。「八幡平温泉郷」は地熱蒸気を活用した温泉地で、温泉水は八幡平温泉郷のホテルや病院、介護施設で使用されています。ほかにも「藤七（とうしち）温泉」「松川（まつかわ）温泉」といった名湯があります。

八幡平市の特産品の一つが「安代（あしろ）りんどう」です。栽培面積・生産量・販売額ともに日本一で、海外にも出荷されている品種です。そのほか、涼しい気候と澄んだ水を生かして作る「麹味噌」、安比の大地で育まれた農薬・殺菌薬不使用のキノコ「安比まいたけ」があります。

八幡平市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

八幡平市の主要な駅

八幡平市にはJR花輪線が通っています。主要な駅は「大更（おおぶけ）」駅です。JR花輪線を利用すると、上りで盛岡市の「好摩（こうま）」駅方面、下りで秋田県の「大館」駅方面に移動できます。

また、八幡平市では路線バスやコミュニティバスが運行しています。コミュニティバスは「西根・松尾地区」と「安代地区」「幹線バス」の3路線があり、医療機関や公共施設へのアクセスにも利用可能です。

八幡平市役所

八幡平市役所の所在地は、八幡平市野駄21-170です。市役所はJR花輪線「北森」駅と隣接しており、駅から直接市役所に行けます。

要介護認定の申請は健康福祉課で受け付けています。

参考：八幡平市役所

八幡平市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

八幡平市の地域包括支援センターは1カ所です。また、各地域に根ざした相談窓口として「在宅介護支援センター」を3カ所設置しています（2021年6月10日現在）。

参考：八幡平市「広報はちまんたい令和3年6月号（312号）」

八幡平市のイベント

八幡平市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「平笠裸参り」は、例年1月8日に開催される行事です。白装束に身を包んだ女性たちが、平笠地区の「宮田神社」から大更地区の「八坂神社」までの約8㎞を練り歩きます。元々は男性がおこなっていた行事ですが、太平洋戦争で夫や息子が出征したことから、その無事を祈って地元の主婦たちが代わりにおこなうようになったと言われています。全国的にも珍しい女性の荒行です。

「八幡平山賊まつり」は、例年10月上旬に「さくら公園」で開催されるお祭りです。地元・八幡平市をはじめ、宮古市や友好都市の沖縄県名護（なご）市の特産品が販売されます。また、ステージイベントでは八幡平太鼓や吹奏楽団による演奏が披露されます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

八幡平市の高齢者支援制度

八幡平市が展開する高齢者向けの支援制度を紹介します。

高齢者等緊急通報体制整備事業

一人暮らしをしている高齢者の方などに対して緊急連絡用機器を貸し出しています。急病や災害といった緊急時に装置のボタンを押すと、すぐ外部に連絡できます。貸し出し機器は、緊急通報装置本体と、ペンダント型発信機です。利用料は無料となります。

対象者は、以下のすべてに該当する方です。

身体虚弱、疾病などのために継続的に安否確認が必要と判断された方
65歳以上の一人暮らし高齢者の方、または身体障がい者1・2級の方
市民税の所得割が非課税の方

参考：八幡平市「高齢者在宅福祉サービスのご案内」

配食見守りサービス事業

一人暮らしをしている高齢者の方などに対して栄養バランスのとれた食事を提供するサービスです。食事の提供と同時に安否確認を実施しています。利用料は1食当たり371円（税別）で、週3回まで利用可能です。

対象者は「65歳以上で一人暮らしをしている高齢者の方、または身体障がい者の方」のうち、「自分での調理が難しく継続的な見守りが必要と判断された方」です。お問い合わせ、申し込みは八幡平市役所健康福祉課で受け付けています。参考：八幡平市「高齢者在宅福祉サービスのご案内」

高齢者等温泉館入浴利用証発行事業

対象の浴場の入浴料が割引される「入浴利用証」を高齢者の方などに発行しています。入浴利用証を対象の施設で提示すると、通常600円の入場料が200円になります。対象施設は「七時雨憩の湯」「なかやま温泉館」「綿帽子温泉館」「八幡平温泉館森乃湯」です（2020年1月17日現在）。

対象者は、市内に住所を有する65歳以上の方または障がいのある方です。申し込みは八幡平市役所健康福祉課または各総合支所、田山支所で受け付けています。申し込みの際には運転免許証や保険証などの本人確認ができるものが必要です。

参考：八幡平市「高齢者在宅福祉サービスのご案内」

八幡平市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

八幡平市内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。八幡平市と隣接しているのは、盛岡市、二戸市、滝沢市、岩手郡岩手町・雫石町、二戸郡一戸町です。また秋田県鹿角市、仙北市、青森県三戸郡田子町とも隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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