野々市市の要介護の受入が可能なサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「ワールドステイののいち」、「愛ＳＵＮＳＵＮ」、「愛ＳＵＮＳＵＮ弐号館」をはじめとした、石川県/野々市市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅/要介護の条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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野々市市の老人ホーム・介護施設について

野々市（ののいち）市は、石川県のほぼ中央に位置する市です。今回は「野々市市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

野々市市の特徴

野々市市役所（Hirorinmasa - 自ら撮影, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

野々市市の人口は5万3,563人です。65歳以上の高齢者人口は1万603人で、高齢化率は19.80％となります。面積は13.56㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

野々市市の魅力

野々市市は、縄文時代からの歴史が残されているエリアです。北陸最古級の古代寺院跡「末松廃寺跡（すえまつはいじあと）」は、7世紀の後半に建てられた寺院の跡です。古代の貨幣である「和同開珎（わどうかいちん）」や、女子像が線刻された土製品の「瓦塔（がとう）」が日本で初めて発見された場所として知られています。

重要文化財に指定されている「喜多家（きたけ）住宅」は、石川県で現存する最古の町家です。そのほか、推定樹齢500年の大イチョウがある「布市（ぬのいち）神社」、土器や石器が多く出土している「御経塚（おきょうづか）遺跡」といった歴史的スポットが点在しています。

また、野々市市の特産品は「キウイフルーツ」や南米アンデス原産の野菜「ヤーコン」です。それぞれを原料とした「キウイフルーツワイン」、野々市ヤーコン焼酎「うまいがいね」といった加工品も生産されています。

野々市市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

野々市市の主要な駅

野々市市には、JR北陸本線、北陸鉄道石川線が走行しています。主要な駅は「野々市」駅です。

野々市市では「のっティ」「のんキー」という2つのコミュニティバスが運行しています。北部・中央・南部・西部の4つのルートがあり、市内の移動に便利です。

野々市市役所

野々市市役所の所在地は、野々市市三納1丁目1です。「野々市市役所」バス停から徒歩約3分の場所にあります。

要介護認定の申請窓口は、介護長寿課です。

参考：野々市市役所

野々市市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

野々市市に設置されている地域包括支援センターは、3カ所です。

参考：野々市市「地域包括支援センター」

野々市市のイベント

野々市市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「花と緑ののいち椿まつり」は、毎年3月の2日間にわたり「野々市中央公園」ほか2会場で開催されているイベントです。市の花である「椿」の苗や切り花の販売会をはじめ、椿をテーマにしたアート展示があります。このほか日本酒の試飲コーナーや特産物市、2日目のステージショーといった多彩な催しがあります。

「野々市じょんからまつり」は、毎年7～8月の2日間に「野々市市文化会館」周辺でで開催されるお祭りです。野々市市指定の民俗文化財である「野々市じょんから節」の総踊りが披露されます。このほか和太鼓の演奏、餅つき、屋台といった催しが楽しめます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

野々市市の高齢者支援制度

野々市市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

避難行動要支援者支援

災害時に速やかな安否確認や避難誘導をするため、「避難行動要支援者名簿」を作成しています。避難時に援助が必要な高齢者の方などの情報をあらかじめ市が把握しておくことで、地域で助け合える体制を整える取り組みです。対象となった方には、市から情報提供の意思を確認する封書が届きます。

名簿は、消防署や警察署、民生・児童委員、市社会福祉協議会、町内会といった機関に提供され、安否確認などの際に使用されます。名簿の記載内容は、氏名・生年月日・年齢・性別・住所もしくは居所・電話番号・支援が必要な理由です。

対象となるのは、以下のいずれかに当てはまる方です。

75歳以上の一人暮らし高齢者の方
75歳以上の高齢者のみ世帯の方
要介護3以上の方
身体障害者手帳1・2級の交付を受けている方
療育手帳Aの交付を受けている方
その他、災害時に避難などの支援が必要な方

なお、施設に入所中の方や病院に入居中の方は、各施設で避難支援がおこなわれるため対象となりません。お問い合わせは、市役所介護長寿課で受け付けています。

参考：野々市市「避難行動要支援者支援」

高齢者・母子及び身体障害者除雪助成

対象世帯の屋根の雪下ろしや、玄関から生活道路までの除雪にかかる費用の50％を助成しています。限度額は除雪1回あたり1万8,000円、1冬季間で合計5万円です。対象経費から助成額を差し引いた額は自己負担となります。

対象となるのは、野々市市に住所がある住民税非課税のうち、以下に該当する方のみで構成されている世帯です。

おおむね65歳以上の高齢者の方
配偶者のいない女子と義務教育終了前の児童のみで構成されている母子
身体障害の程度が1～4級までの方
石川県療育手帳で障害の程度がAの方

お問い合わせ先は、市役所介護長寿課です。

参考：野々市市「高齢者・母子及び身体障害者除雪助成」

在宅支援型住宅リフォーム推進事業

高齢者の方が暮らしやすいように住宅設備を改修する際、リフォーム費用の一部を助成しています。対象となる工事は、トイレ・浴室などの改造、手すり・スロープの設置、段差の解消などです。

生活保護世帯は工事費用の100％、住民税非課税世帯は90％を助成します。なお、いずれも助成限度額は100万円です。ただし、介護保険制度による住宅改修、身体障害者にかかわる日常生活用具給付事業、または生活保護法による介護扶助を超えた部分の費用が助成対象となります。

対象となるのは、生活保護世帯または住民税非課税世帯のうち、以下のいずれかに該当する世帯です。

要介護もしくは要支援の方がいる世帯
身体障害者手帳2級以上（※）の交付を受けた方がいる世帯
※下肢、体幹機能障害または乳幼児期以前の非進行性の脳病変による運動機能障害（移動機能障害に限る）のある方にあっては3級以上
療育手帳Aの交付を受けた方がいる世帯
精神障害者保健福祉手帳1級の交付を受けた方がいる世帯

お問い合わせ先は、市役所高齢者福祉係です。

参考：野々市市「在宅支援型住宅リフォーム推進事業」

野々市市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

野々市市で老人ホームを探していて、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。野々市市は金沢市、白山市と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。