室蘭市の要支援の受入が可能なサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「サービス付高齢者向け住宅　秀楽園Ⅱ」をはじめとした、北海道/室蘭市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅/要支援の条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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室蘭市の老人ホーム・介護施設について

室蘭（むろらん）市は、北海道の中南部に位置している市です。今回は「室蘭市での高齢者の暮らし」に関する情報をご紹介します。

室蘭市の特徴

Muroran-cityhall（パブリック・ドメイン, リンク）

室蘭市の人口は8万1,579人です。このうち65歳以上の高齢者人口は3万788人で、高齢化率は37.74%です（2021年1月1日現在）。

室蘭市の面積は、81.01㎢です。室蘭市は噴火湾に面しているのが特徴です。南側は太平洋に突き出た絵鞆（えとも）半島で形成され、外洋側は断崖絶壁が連なる景勝地となっています。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／室蘭市「第1章室蘭の概要」

室蘭市の魅力

室蘭市は、工業地帯が広がる港湾都市です。近年では、工場夜景が美しいことで注目を集めており、海上から夜景を楽しめるナイトクルージングが運行されています。

また、室蘭市は豊かな自然に囲まれています。「北海道の自然100選」に選ばれた「地球岬」は、ダイナミックな景観を楽しめる景勝地です。外海ではイルカやクジラが観察できます。

室蘭市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

室蘭市の主要な駅

室蘭市は、JR室蘭本線が走行しています。主要な駅は「室蘭」駅、「東室蘭」駅です。「東室蘭」駅は「札幌」駅まで一本で行き来できます。また、室蘭市では路線バスや高速バスが充実しており、市内外の移動に便利です。

室蘭市役所

室蘭市役所の所在地は、室蘭市幸町1-2です。「市役所前」バス停から徒歩2分で到着します。

要介護認定の申請は、高齢福祉課介護認定係で受け付けています。また、いずれも居住地区の地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、介護保険施設でも申請が可能です。

参考：室蘭市役所

室蘭市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

室蘭市にある地域包括支援センターは4カ所です。

参考：室蘭市「地域包括支援センター」

室蘭市のイベント

測量山からのターミナルビル全景（2011年）（まも (Mamo) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

室蘭市で開催されているイベントをご紹介します。

「むろらん港まつり」は、毎年7月に室蘭港フェリー埠頭沖で開催されています。初日におこなわれる納涼花火大会では、約2,000発の花火が見られます。そのほか、総勢1,000人が参加する「市民踊り」や、迫力あるみこしが市内を練り歩く「室蘭ねりこみ」といった力強い演舞が見どころです。

「さかなの港町同窓会」は、毎年10月に追直（おいなおし）漁港でおこなわれています。巨大な鍋でサケ鍋をつくる「1,000人鍋」や、魚介類、野菜が販売されます。

「むろらん冬まつり」は、毎年2月に室蘭市だんパラスキー場で開催されるイベントです。スキーやスノーボード教室を通して、ウインタースポーツの魅力を体感できます。大じゃんけん大会や、餅まき、市民雪像コンテストといった催しが盛りだくさんです。このほか名物グルメの「エゾ鹿肉焼き」が味わえます。

室蘭市の高齢者支援制度

室蘭市が提供している高齢者支援制度をご紹介します。

高齢者外出支援事業

高齢者の外出をサポートするための事業です。ワンコインパス、ふれあいパス、運転免許自主返納の3事業があります。

ワンコインパスは、区間にかかわらず室蘭市内の路線バスに1回100円で乗車できるサービスです。パスの発行には、年間3,000円の負担金が必要です。有効期間は1年間で、運賃の差額は室蘭市が助成します。

ふれあいパスは、室蘭・登別（のぼりべつ）・伊達市内を走行する道南バスの全路線に自由に乗車できるサービスです。パスの発行には、1カ月4,080円の自己負担額がかかります。

運転免許証を自主返納した方は「ワンコインパス」または「1カ月分のふれあいパス」のいずれかを利用する際、初回のみ無料になります。ただし、制度を利用するにはパスの購入と運転免許を自主返納してから3カ月以内である必要があります。

3事業とも、対象となるのは室蘭市に暮らしている70歳以上の方です。

参考：室蘭市「高齢者外出支援事業」

家族介護用品助成

高齢者を在宅介護をしている家族に対し、紙おむつなどの介護用品購入券を交付しています。支給額は1カ月あたり8,400円です。紙おむつ、尿取りパット、使い捨て手袋、清拭剤、ドライシャンプーが支給対象になります。

対象者は以下の条件を全て満たす方です。

要介護4・5の65歳以上の高齢者を介護している
高齢者と介護者が同一世帯もしくは同住所の別世帯
高齢者と介護者の両方が市民税非課税世帯（生活保護世帯は除く）

参考：室蘭市「家族介護用品助成」

あったか移送サービス

寝たきりの高齢者などをストレッチャー付きの車で病院に移送します。家族での搬送が難しい高齢者を手助けするサービスです。移送地域は、室蘭市、登別市、伊達市、壮瞥（そうべつ）町、白老（しらおい）町、洞爺湖（とうやこ）町です。

対象は、以下の全てに当てはまる方です。

65歳以上の高齢者で寝たきりの方
要介護4・5の方
ストレッチャーによる移送が必要で、入退院・通院・転院などの場合に他に搬送手段がない方

移送料金は、区域や距離によって異なります。問い合わせは、高齢福祉課介護認定係で受け付けています。

参考：室蘭市「あったか移送サービス」

室蘭市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

室蘭市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。室蘭市は、登別市、伊達市と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。