伊達市の要支援の受入が可能なグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　こもれび」、「グループホーム　アウル」、「医療法人社団倭会グループホームねねむ」をはじめとした、北海道/伊達市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホーム/要支援の条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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伊達市の老人ホーム・介護施設について

伊達（だて）市は北海道南西部に位置する市です。こちらでは「伊達市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

伊達市の特徴

霊山の紅葉（Koda6029 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

伊達市の人口は3万3,406人です。65歳以上の高齢者人口は1万2,502人で、高齢化率は37.42％となっています。伊達市の面積は444.21㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

伊達市の魅力

伊達市は、札幌市と函館市の中間にある市です。北西には有珠（うす）山や昭和新山があり、南部は噴火湾（内浦湾）に面しています。伊達市は対馬暖流の影響から積雪量が少なく、年間を通して温暖な気候です。

こうした気候に加えて、自然が豊富であることから、農業や水産業といった第1次産業が発展しています。農業では野菜を中心に、稲作や酪農、畜産などを展開しています。水産業では、ホタテ貝の養殖業のほか、秋サケ漁などが盛んです。

また、伊達市には医療機関や金融機関、大型商業施設、福祉施設などがそろっています。暮らしに必要な施設がほとんど集約されており、住みやすいコンパクトシティです。また障がいのある人も一般の市民と同じように生活ができる「ノーマライゼーション」に力を入れていることも特色の一つです。

伊達市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

伊達市の主要な駅

伊達市には、JR室蘭本線（長万部（おしゃまんべ）－岩見沢）が通っています。主要駅は「伊達紋別」駅です。「伊達紋別」駅を利用すれば東室蘭方面や長万部方面にアクセスできます。

そのほか、市内ではバスを利用可能です。市内各地をめぐる「道南バス」や、札幌まで移動できる「高速伊達ライナー号」が運行しています。

伊達市役所

伊達市役所の所在地は、伊達市鹿島町20-1です。「伊達市役所前」バス停から徒歩約2分で到着します。

要介護認定は、健康福祉部高齢福祉課介護保険係の窓口で申請できます。

参考：伊達市役所

伊達市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

伊達市の地域包括支援センターは、伊達市社会福祉協議会内に1カ所設置されています。

参考：伊達市「伊達市地域包括支援センター」

伊達市のイベント

伊達市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「伊達武者まつり」は、例年8月初めの土日に「だて歴史の杜カルチャーセンター広場」ほか市街地で開催されるお祭りです。伊達市は伊達邦成とその家臣たちによる集団移住によって開拓された歴史を持っており、この開拓の歴史と伝統を受け継ぐために実施されています。土曜日には武者山車（だし）や太鼓・踊りなどのパフォーマンスが披露され、日曜日には武者行列が市街地を練り歩きます。

「有珠磯まつり」は、例年7月上旬の海開きの日に「有珠（うす）海水浴場」で開催されるお祭りです。海水浴場にたくさんの露店が並び、地元で獲れた海産物の即売会が実施されます。新鮮な海産物をその場で炭焼きにして食べることも可能です。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

伊達市の高齢者支援制度

伊達市で実施している高齢者支援制度をご紹介します。

介護用品支給事業

寝たきりや重度の認知症がある高齢者を介護する家族の経済的負担を軽減させるために、介護用品の購入に対して補助金を交付しています。支給対象は紙おむつや尿取りパット、使い捨て手袋、清拭剤、ドライシャンプーの5品目です。月額6,500円分の利用券が支給されます。

対象者は、おおむね65歳以上で要介護4以上の在宅高齢者を介護する、生活保護世帯もしくは市民税非課税世帯の方です。ただし介護保険施設に入所されている方は利用できません。

参考：伊達市「在宅生活支援サービス」

日常生活用具給付事業

高齢者がより安全に生活できるよう、日常生活用具の購入費用を助成しています。対象となる機器は消し忘れ消火機能付きのガス調理器、自動消火器、電磁調理器の3点です。給付は1回限りで、1万円が上限となります。

対象者は、おおむね65歳以上の高齢者で、生活保護世帯または世帯全員が市民税非課税か均等割のみ課税の世帯の方です。

参考：伊達市「在宅生活支援サービス」

認知症高齢者見守り事業（GPS機器）

認知症高齢者とその家族を支援するために、見守り用のGPS機器を貸与しています。認知症高齢者の方がGPS機器を常に持ち歩くことで、行方がわからなくなった時も素早く現在地を確認できます。利用料金は月額550円です。

対象者は、認知症高齢者の日常生活自立度2以上と診断され、伊達市で在宅生活をしている方で、以下どちらかに当てはまる方です。

満65歳以上で認知症などにより徘徊傾向にある方
満40歳以上で初老期認知症の方

参考：伊達市「在宅生活支援サービス」

伊達市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

伊達市内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。伊達市と隣接しているのは、札幌市、千歳市、室蘭市、登別市、白老郡白老町、虻田郡洞爺湖町・喜茂別町・留寿都村、有珠郡壮瞥町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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