江田島市の要支援の受入が可能なグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　いこいの里」、「誠心園　グループホーム」、「グループホーム能美いこいの里」をはじめとした、広島県/江田島市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホーム/要支援の条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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グループホーム (3)

江田島市の老人ホーム・介護施設について

江田島（えたじま）市は、広島湾に浮かぶ江田島や能美島（のうみしま）、さらにその周辺の島々で構成されている市です。こちらでは「江田島市での高齢者の暮らし」についてポイントをご紹介します。

江田島市の特徴

Etajima Island.（柳田亮, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

江田島市の人口は2万2,356人です。65歳以上の高齢者人口は9,858人で、高齢化率は44.10%になります。

江田島市の面積は、100.72㎢です。市内は、江田島町、能美町、沖美町、大柿町の4つのエリアに分かれます。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」／江田島市「人口」

江田島市の魅力

江田島市は、海や山といった自然に恵まれた市です。降雨量が比較的少なく、瀬戸内海特有の温暖な気候のため、年間を通して過ごしやすいことが特長となっています。

市内では、農業や漁業が盛んです。みかんやネーブルといった柑橘類をはじめ、オリーブ、花、野菜などが栽培されています。また漁業においては、広島県を代表する牡蠣の生産地です。そのほか、ちりめんやいりこも名産品の一つです。

江田島市は、古くから瀬戸内海における交通の要としての役割を担ってきました。1888年には海軍兵学校が置かれ「海軍の島」と認知されるようになります。市内には赤レンガ造りの「旧海軍兵学校」や「大講堂」といった施設が残っており、今も現役で使用されています。

江田島市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

江田島市の主要な駅

江田島市には鉄道が通っていません。市内の主な公共交通機関は、バスや船です。バスを利用すれば、市民センターや市役所などへ移動できます。

また、予約型乗合タクシー「おれんじ号」や乗合タクシー「江田島北部朝夕便」も運行しています。「おれんじ号」は、乗りたい便の運行開始1時間前までに予約が必要です。

江田島市役所

江田島市役所は、江田島市大柿町大原505にあります。路線バスを利用する場合は「江田島市役所前」バス停よりすぐです。

要介護認定の申請は、福祉保健部高齢介護課で受け付けています。

参考：江田島市役所

江田島市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

江田島市の地域包括支援センターは、1カ所です。また「誠心福祉会」「江田島市社会福祉協議会」「江能福祉会」でも相談を受け付けています（2022年4月1日現在）。

参考：江田島市「江田島市地域包括支援センターと,地域の相談窓口をご活用ください！」／広島県「地域包括支援センター」

江田島市のイベント

旧海軍兵学校（現在の海上自衛隊幹部候補生学校）日本国広島県江田島市。1893年に建てられました。（Japan Ministry of Defense - https://www.mod.go.jp/msdf/onemss/about/facility/syasin-gasitu.html, パブリック・ドメイン, リンクによる）

江田島市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「オータムフェスタ江田島」は、例年10月下旬に「海上自衛隊第1術科学校」で開催されるお祭りです。ステージイベントや海上自衛隊記念式典の観閲式がおこなわれます。さらに多数の露店が出店し、さまざまなグルメを堪能できます。夜におこなわれる約2,100発の打ち上げ花火も見どころです。

「江田島市カキ祭」は、例年2月上旬に「小用みなと公園」で開催されるお祭りです。焼きカキの試食や、殻付きカキ・生カキの購入、カキの殻をむくカキ打ち体験ができます。また、ダンスやフォトコンテストといった催しも実施されます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

江田島市の高齢者支援制度

江田島市で展開している高齢者支援制度をご紹介します。

緊急通報システム

急病や事故などが発生した際に迅速な対応がとれるよう、緊急通報システム機器を提供する事業です。装置本体またはペンダントのボタンを押すと、コールセンターへつながります。状況に応じて協力者への連絡や、救急車の出動要請をする仕組みです。

また、24時間365日対応可能な健康相談を利用できます。そのほか、コールセンターによる月1回のお伺い電話をおこない、安否確認を実施します。

月額利用料は市民税の課税状況によって異なり、金額はそれぞれ以下の通りです。なお、初期設置費用は市が負担します。

区分	月額利用料
市民税課税世帯	1,100円（税込）
市民税非課税世帯	220円（税込）
生活保護受給者	無料

対象となるのは、市内に住所を有し自宅に電話回線があり、協力員を確保できる方で下記のいずれかに当てはまる方です。

65歳以上で一人暮らしの方
高齢者のみの世帯
18歳以上の身体障がい者手帳1・2級を持っていて緊急時の対応が困難と認められる方

参考：江田島市「緊急通報システム」

認知症高齢者等見守りシール事業

認知症などの徘徊行動で行方がわからなくなった高齢者の方を、「どこシル伝言板システム」を活用して円滑に保護・引き渡しをする事業です。あらかじめ、対象者にはQRコードが掲載されたラベルシールを交付します。身元不明者として保護された際に発見者がQRコードを読み取ることで、安否情報などをネット上で共有できる仕組みです。

シールは耐洗タイプ30枚と蓄光タイプ10枚が交付されます。利用料は無料です。

対象となるのは、市内在住で在宅生活をしており、以下のいずれかに該当する方です。

65歳以上の方、または40～64歳までの要支援・要介護認定を受けている方で、徘徊行動が見られる方
医師から認知症と判断され、徘徊行動が見られる方

参考：江田島市「認知症高齢者等見守りシール事業」

いきいき百歳体操「えたじまんのつどい」

住み慣れた町で自立した生活を継続できるよう、介護予防活動をおこなっています。市内の各地区に、いきいき百歳体操をおこなうグループ「えたじまんのつどい」を設けています。いつでも誰でも参加可能です。

気になる方は、江田島市地域包括支援センターへお問い合わせください。

参考：江田島市「いきいき百歳体操「えたじまんのつどい」参加者募集」

江田島市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

江田島市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。江田島市と隣接しているのは、海を挟んで呉市、広島市、大竹市、廿日市市、安芸郡坂町、山口県岩国市です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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