福岡県大牟田市の老人ホーム・介護施設について
大牟田市(おおむたし)は、九州のほぼ中央、福岡県の最南端に位置する市です。十分な生活環境が整いながら、有明海やなだらかな山に囲まれており、暮らしやすいまちです。ここでは「大牟田市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。
大牟田市の特徴
大牟田市には11万1,967人が住んでいます。65歳以上の高齢者の数は4万1,325人で、高齢化率は36.91%です(2021年1月1日現在)。
大牟田市の魅力
大牟田市は市街地や県外へのアクセスが良好なエリアです。山や海といった豊かな自然があり、都会過ぎない心地よい住環境です。
大牟田市の特産品は「有明のり」です。ノリの養殖場が広がる有明海は干満の差が日本一です。潮が干いた際には有明海特有の生物・ムツゴロウが姿を見せます。有明海では魚を網ですくい取る「くもで網漁」がおこなわれ、天然のウナギが獲れることがあります。
そのほか「三池炭鉱」が有名です。「明治日本の産業革命遺産(製鉄・製鋼、造船、石炭産業)」として世界文化遺産に登録されています。
大牟田市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
大牟田市の主要な駅
大牟田市にはJR鹿児島本線、西鉄天神大牟田線、JR九州新幹線といった路線が運行しています。主要駅は「大牟田」駅や「新大牟田」駅です。「大牟田」駅ではJR九州鹿児島本線や西鉄天神大牟田線を使えます。一本で「博多」駅「天神」駅「小倉」駅「熊本」といった九州の主要な駅に行けます。
また「新大牟田」駅では、九州新幹線を利用できます。山口県、広島県、岡山県、大阪府といった本州方面に移動可能です。
大牟田市役所
大牟田市役所は、大牟田市有明町2-3にあります。JR「大牟田」駅からは徒歩3分、西鉄「大牟田」駅からは徒歩4分で到着します。
要介護認定の申請窓口は、大牟田市役所1階の福祉課介護保険担当です。申請書は窓口で受け取るか、ホームページでダウンロードします。
参考:大牟田市役所
大牟田市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩みごとを無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
大牟田市では、合計6カ所に地域包括支援センターが設置されています(2020年2月28日現在)。中央地区・手鎌地区・吉野地区・三池地区・三川地区・駛馬・勝立地区と公民館ごとに担当地域を分けているので、お住まいの地域を担当するセンターをご利用ください。
参考: 大牟田市「地域包括支援センターはどこにあるの?」
大牟田市のイベント
大牟田市で開催されるイベントを紹介していきます。
「おおむた『大蛇山』まつり」は、毎年7月に開催される祭りです。全長約10m、高さ約5m、重さ最大3tの大蛇のような山車(だし)が街中を練り歩きます。口から火煙を出しながら太鼓や鐘が打ち鳴らされる様子は圧巻です。
「三池初市」は九州地方最大規模で開催される春の市です。300年以上の歴史があります。大牟田市大字三池の地域一体は江戸時代に宿場町として栄え、三池を訪れた際に物々交換を始めたことから初市につながったとされています。
大牟田市の高齢者支援制度
大牟田市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
介護用品(紙おむつ)給付事業
在宅で生活している高齢者のために、紙おむつを一定枚数量で給付しています。
対象者は「65歳以上かつ市民税非課税で要介護3以上の方」「在宅生活の方で3カ月以上寝たきり、もしくは認知症により失禁してしまう方」です。申請はケアマネジャーが対応しています。
参考:大牟田市「【高齢者福祉】大人用紙おむつの助成はありますか。」
ほっと安心ネットワーク
大牟田市では、認知症による徘徊に伴う行方不明事案が発生すると警察からの情報が「小学校区のネットワーク」や「近隣の市町」「行政や公共機関、市民」に発信されます。この仕組みを「ほっと安心ネットワーク」といいます。
認知症なんでも相談室
閉庁日を除く第1・2水曜日に労働福祉会館にて「認知症なんでも相談室」が開設されています。認知症に関する悩みや疑問を認知症コーディネーターへ気軽に相談することが可能です。
大牟田市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
大牟田市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。大牟田市はみやま市、熊本県荒尾市、玉名郡南関町と隣接しています。