千葉市は千葉県の県庁所在地であり政令指定都市です。都心に近くベッドタウンとしての機能も担うことから、県下で最も人口の多い自治体でもあります。ここでは「千葉市での高齢者の暮らし」をご紹介します。
千葉市の人口は97万7,612人です(千葉市の推計人口
2021年6月1日時点)。なかでも65歳以上の高齢者数は25万2,883人で高齢化率は26.0%です。内閣府の「令和3年版高齢社会白書」(2020年10月1日現在)によると、全国の高齢化率は28.8%です。
千葉市の面積は271.78k㎡で、以下の6区に分かれています。
千葉市の魅力
千葉市は東京までのアクセスに優れておりベッドタウンとしても人気です。また観光地や商業施設がたくさんある場所です。
美浜区には「幕張メッセ」や「千葉マリンスタジアム」、「フクダ電子アリーナ」などの大きなイベント会場やイオンモールやアウトレットモールなどの商業施設があります。
また「日本の百選の地」に選ばれた名所も多数あります。「いなげの浜」は日本の白砂青松百選に選ばれました。長さ1,200mの人工海浜は、白い砂浜があり季節問わず散歩を楽しめます。
他にも千葉市最大の面積を有する総合公園「昭和の森」は日本の都市公園百選に選ばれました。四季や自然を楽しめる名所が豊富なポイントも千葉市の魅力です。
参考:千葉市「千葉市のみどころ百選の地」
千葉市の主要な駅・区役所・地域包括支援センター
千葉市の主要な駅
千葉市にはJRが6路線、京成電鉄が2路線、千葉モノレールが2路線運行しています。駅は全部で46カ所あります。
「千葉」駅は1日に約10万人以上の人たちが利用する千葉市で最も乗降客数の多い駅です。JRが6路線と千葉モノレールが2路線乗り入れしています。その他には「海浜幕張」駅や「稲毛」駅も乗降客数が多い駅です。
千葉市役所、区役所
千葉市役所と人口が多い中央区、稲毛区、花見川区の区役所の所在地やアクセス、要介護認定を申請する課をご紹介します。
なお、千葉市役所では要介護認定の申請を受け付けていません。申請はお住まいの区役所の「高齢障害支援課介護保険室」を利用することになります。
市役所
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所在地・アクセス・ホームページ
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千葉市役所
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- 所在地:千葉市中央区千葉港1-1
- アクセス:JR「千葉みなと」駅、JR・京成電鉄「千葉」駅から徒歩12分/千葉モノレール「市役所前」駅から徒歩1分
- 要介護認定を申請できる課:なし
- ホームページ:千葉市
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中央区役所
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- 所在地:千葉市中央区中央4丁目5-1
- アクセス:JR「本千葉」駅から徒歩11分/京成電鉄「千葉中央」駅から徒歩5分/千葉モノレール「葭川公園」駅から徒歩4分
- 要介護認定を申請できる課:高齢障害支援課介護保険室
- ホームページ:中央区役所
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稲毛区役所
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- 所在地:千葉市稲毛区穴川4丁目12-1
- アクセス:JR「稲毛」駅より京成バスに乗車し「稲毛区役所」下車徒歩1分
- 要介護認定を申請できる課:高齢障害支援課介護保険室
- ホームページ:稲毛区役所
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花見区役所
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- 所在地:千葉市花見川区瑞穂1丁目1
- アクセス:JR「新検見川」駅より京成バスに乗車し「花見川区役所」下車徒歩1分
- 要介護認定を申請できる課:高齢障害支援課介護保険室
- ホームページ:花見区役所
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千葉市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩みごとを無料で受け付ける公的な機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
千葉市のイベント
千葉市で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。
幕張の浜では7月に「幕張ビーチ花火フェスタ」がおこなわれます。毎年約2万発以上の花火が打ち上げられ、音楽に合わせて花火が打ちあがる「ミュージックマイン」や「大空中ナイアガラ」などさまざま種類の花火を楽しめるイベントです。
11月になるとJR「海浜幕張」駅や千葉ポートタワー、千葉みなと港湾緑地など複数カ所で「ウインターイルミネーション」が開催されます。夜の街を散歩して幻想的なイルミネーションを楽しめます。
老人ホーム・介護施設へ入居後も施設によっては、地域のイベントに参加します。気になる方は施設を検討する際に、「どのようなイベントに参加しているか」など職員の方に聞いてみてください。
千葉市の高齢者支援制度
千葉市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
いきいきプラザ・いきいきセンター
「いきいきプラザ」「いきいきセンター」は、千葉市在住の60歳以上の方であれば無料で利用できる施設です。介護予防事業を展開するほか、レクリエーションなどを企画しています。千葉市に15カ所あります。ご利用する際は、住所と年齢のわかるものを持参してください。
参考:社会福祉法人 千葉市社会福祉協議会「いきいきプラザ・いきいきセンター」
はり、きゅう、マッサージ施設利用助成制度
千葉市が指定した施設であれば正規の料金から800円引きで施術が受けられる制度です。65歳以上で前年の所得が200万円未満の方が対象となります。区役所の市民総合窓口か市民センターで申請することができ、年間10枚まで利用券を受け取れます。区役所で申請した場合は窓口で交付されますが、市民センターで申請した場合は郵送になります。
参考:千葉市「はり、きゅう、マッサージ施設利用助成制度」
高齢者緊急通報システム
一人暮らしの高齢者が急病などの緊急時に迅速に対応してもらうために、自宅に火災センサー、安否確認センター、ペンダント型発信器などの緊急通報装置を設置できます。機器の緊急ボタンを押したりセンサーが異常を感知したりすると、警備員が自宅に駆けつけてくれます。状況に応じて、警察や消防に通報されるので安心です。
65歳の一人暮らしであり、親族などの協力員を1名以上登録できれば無料で機器を設置できます。緊急時に素早く対応してもらうために、自宅の鍵を1本預けることが必要です。また、機器の設置の為に電話回線が必要です。
参考:千葉市「高齢者緊急通報システムのご案内」
千葉市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
千葉市には数多くの高齢者用の施設がありますが、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。隣接する地域には佐倉市、四街道市、習志野市、八千代市、八街市、東金市、大網白里市、市原市、茂原市などがあります。