秋田市の総人口は30万4,031人です。そのうち65歳以上の高齢者人口は9万6,325人であり、高齢化率は32.3%になります(2020年10月1日現在)。面積は906.07k㎡です。エリア分けをすると、中央、東部、西部、南部、北部、河辺(かわべ)、雄和(ゆうわ)の7つになります。
秋田市は、山や川、海といったの自然環境に恵まれています。
中央は市街地が広がり、田園地帯に囲まれています。
東部には、標高1,170.6mの太平山をはじめ、秋田杉やブナに覆われた出羽山地(でわさんち)があり「岨谷峡(そやきょう)」や「筑紫森(つくしもり)」といった景勝地があります。海岸線から1~2kmの範囲には、砂丘地が南北に広がっています。
秋田市の魅力
秋田市には、土崎港(つちざきみなと)の歴史や文化に触れられる「土崎みなと歴史伝承館」や、ガラス作家が手掛ける作品の購入や体験ができる「秋田市新屋(あらや)ガラス工房」があります。また、四季折々の景観を楽しめる「千秋公園(せんしゅうこうえん)」、自然あふれる「秋田市植物園」など魅力的なスポットが点在しています。
秋田市名物として、きりたんぽや稲庭(いなにわ)うどん、比内地鶏(ひないじどり)が有名です。季節を感じられる旬の食材の枝豆やハタハタを使った料理もよく知られています。
秋田市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
秋田市の主要な駅
秋田市にはJR奥羽(おうう)本線・男鹿(おが)線・羽越(うえつ)本線・秋田新幹線といった路線が走っています。
主要な駅は、「秋田」駅と「土崎」駅です。「秋田」駅は新幹線が停車するため、県外への移動する方も利用します。通勤や通学の時間帯は混み合ってしまうため、それ以外の時間帯に移動するのがおすすめです。
秋田市役所
秋田市役所の住所、アクセス、要介護認定の申請窓口についてご紹介します。秋田市役所は、秋田市山王1丁目1-1にあります。「県庁市役所前」バス停より徒歩約4分です。
市役所は、要介護認定の申請、助成金の申請、住民票の受け取りなどさまざまな手続きをするための窓口が設置されています。
要介護認定の申請窓口は、秋田市役所の介護保険課(本庁舎2階)、各エリアのサービスセンターで受け付けております。また市役所以外では市内6カ所の各市民サービスセンターで申請できます。
参考:秋田市役所
秋田市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
秋田市の地域包括支援センターは18カ所です。要介護や要支援の認定に関する申請だけではなく、各種の高齢者福祉サービスに関する申請も受け付けています。
参考:秋田市「地域包括支援センター」
秋田市のイベント
秋田市で毎年開催されているお祭りをご紹介します。
「秋田竿燈(かんとう)まつり」は青森のねぶた祭り、仙台の七夕まつりと並んで東北三大祭りの1つとして知られています。病気や邪気を払うために、毎年8月3日から6日に開催されるイベントです。
大若(おおわか)、中若(ちゅうわか)、小若(こわか)、幼若(ようわか)と呼ばれる提灯をつるしたものを使って、流しや平手、額、肩、腰といった技を披露します。最もサイズが大きい大若は、長さが12m、重さが50kgで、64cm×45cmの提灯が46個付いています。
「土崎神明社祭(つちざきしんめいしゃさい)の曳山行事」は7月20日と21日が本番ですが、神事は毎年5月の第1日曜日に開催されます。秋田市の土崎地域を代表する祭りの1つとして知られていて、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統行事です。
「千秋公園桜まつり」は、毎年春に千秋公園で開催されます。千秋公園の桜は「日本さくら名所100選」に選ばれており、夜には約700本の桜がライトアップされます。露店が立ち並び、多くの方で賑わいます。
老人ホームや介護施設によっては、外出レクリエーションや地域交流の一貫としてイベントへの参加を取り入れている所があります。お祭りが好きな方は入居前に施設に問い合わせてみるといいでしょう。
秋田市の高齢者支援制度
秋田市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
高齢者等ゆき対策支援
秋田市では高齢者等ゆき対策支援をしています。高齢者世帯が冬の生活に困らないようにするための支援です。高齢者宅に対する「雪寄せ援助員の派遣(高齢者雪寄せ支援事業)」と「屋根の雪下ろしへの支援(高齢者雪下ろし支援事業)」をします。
高齢者雪寄せ支援事業は、おおむね65歳以上で1人暮らしをしている世帯などが対象です。玄関から道路前の通路の雪寄せをします。1週間に2回まで利用でき、1回あたりの費用は310円です。
高齢者雪下ろし支援事業は、道路豪雪対策本部が設置された場合に利用できます。道路豪雪対策本部とは、秋田市地方気象台発表の積雪深が40cmに達すると設置されます。市民税非課税で高齢者のみの世帯、障がい者のみの世帯で持ち家がある方が対象です。雪下ろしをする場合は1万円、雪下ろしと排雪をする場合は1万5,000円を上限に補助金が支給されます。
参考:秋田市「高齢者等ゆき対策支援」
高齢者コインバス事業
高齢者コインバス事業は、秋田市内に住む満65歳以上の方を対象としている事業です。秋田市が交付している「コインバス資格証明書」を提示すると、市内を走っている秋田市マイタウン・バスに100円で乗車できます。
秋田中央交通が運行する路線バスまたは、秋田市マイタウン・バスのみ利用が可能です。リムジンバスや羽後交通株式会社が運行するバス、高速バスは利用不可です。また、市外からバスに乗る場合や市外で下車した場合は、市外のバス料金にプラス100円されるので注意が必要です。
コインバス資格証明書は、写真と身分証明書が必要になります。申請窓口は、市役所の2階にある長寿福祉課もしくは各地区にあるサービスセンターです。
参考:秋田市「高齢者コインバス事業」
いきいきサロン事業
いきいきサロン事業は、健康の維持や増進を図り、いきいきとした生活を送れるようにする事業です。介護者なしで参加可能な65歳以上の方が対象となります。
ダンスセラピーやADL体操、秋田民謡手踊り教室、タオルを使用した健康体操、山の幸染め教室、羊毛フェルトといった好きなテーマから選んで参加できる点が魅力です。
実施している施設一覧
- 八橋老人いこいの家
- 飯島老人いこいの家
- 大森山老人と子どもの家
- 雄和ふれあいプラザ
参考:秋田市「いきいきサロン事業へどうぞ」
秋田市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
秋田市には、各地に老人ホームや介護施設といった高齢者向けの施設があります。ただし、希望条件に合致する施設が見つからない場合は、隣接する北秋田市や由利本荘市、大仙市、仙北市、潟上市でも探してみてください。