名古屋市天白区の要支援の受入が可能なグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　ファミリア植田」、「グループホームふれんど」、「グループホームあいか」をはじめとした、愛知県/名古屋市天白区の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホーム/要支援の条件に当てはまる施設は17件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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名古屋市天白区の老人ホーム・介護施設について

天白（てんぱく）区は、名古屋市の東部に位置する市です。豊かな自然に囲まれている一方、公共交通機関や大規模なマンション、住宅地が整備され、住みやすい環境が整っています。ここでは「名古屋市天白区での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

名古屋市天白区の特徴

天白区役所（Tomio344456 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

名古屋市天白区の人口は15万8,894人です。総人口のうち、65歳以上の高齢者数は3万6,469人にのぼり、高齢化率は22.95%となっています（2021年1月1日現在）。面積は21.58㎢です。

天白区は1975年に昭和区から独立した区であり、名古屋市の中では一番新しい区となります。名古屋市内の東部丘陵地帯にあり、かつてはのどかな農村風景が広がっていました。現在は土地区画整理事業によって大規模な集合住宅に多数のマンションが建ち並ぶ住宅地域として発展しています。加えて道路や地下鉄・市バスの公共交通網の整備が進み、暮らしやすい環境です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日）」／名古屋市役所「面積」／天白区「天白区の概要」

名古屋市天白区の魅力

名古屋市天白区は、豊かな自然が残っていることが魅力です。区名の由来になった天白川が、区の中央を横断するように流れています。河川敷にある天白川緑地は、見晴らしがよく散歩を楽しめます。区の南西部に位置する相生山（あいおいやま）緑地では、自然と触れ合える「オアシスの森」が整備されました。開発が進む町の中にできた憩いの場として、多くの方が訪れるスポットです。

1100年以上の歴史がある「針名（はりな）神社」は、広大な敷地に緑豊かな環境と厳かな雰囲気を併せ持つ場所です。バリアフリーに対応しているため、車椅子の方でもお参りできます。

また、天白区は天白ニンジンやくりあじカボチャが特産物です。「JA天白信用グリーンセンター」では、区内の農家の方が育てた新鮮野菜や果物を購入できます。

名古屋市天白区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

名古屋市天白区の主要な駅

名古屋市天白区は、名古屋市営地下鉄鶴舞線・桜通（さくらどおり）線が通っています。主要駅は鶴舞線「植田」駅です。鶴舞線は名古屋市西区の「上小田井（かみおいた）」駅から日進市の「赤池」駅を結んでおり、「伏見」駅や「庄内緑地公園」駅に乗り換えなしで行けます。

天白区役所

天白区役所の所在地、天白区島田2-201です。「坂海戸（さかかいど）」バス停または「島田」バス停を下車し徒歩約3分で到着します。

要介護認定の申請は、天白区役所の福祉課で受け付けています。

参考：天白区役所

名古屋市天白区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩みごとを無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

名古屋市の地域包括支援センターは「いきいき支援センター」という名称です。天白区では計2カ所のいきいき支援センターと、1カ所の分室を設置しています。高齢者の生活のなかで不安を感じたら気軽に相談してください。

参考：NAGOYAかいごネット「いきいき支援センター(地域包括支援センター)及び高齢者いきいき相談室一覧」

名古屋市天白区のイベント

名古屋市農業センター（名古屋市天白区天白町、2018年（平成30年）3月）（Tomio344456 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

名古屋市天白区で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

「しだれ梅まつり」は、名古屋市農業センター「delaふぁーむ」にて2～3月に開催されているイベントです。国内有数の規模を誇るしだれ梅を自由に鑑賞できます。期間中には、朝市や青空市、名古屋コーチンの販売会も催されます。

「夏だ！祭だ！植だ！～UEDA TOWN SUMMER FESTA」は、植田公園で開催される夏祭りです。植田商店街協同組合が主催し、会場ではマルシェが開かれます。特設ステージにて、ライブやダンス、ビンゴ大会があり、子どもから大人まで地域交流を楽しめます。

名古屋市天白区の高齢者支援制度

名古屋市天白区で暮らす方に役立つ支援制度をご紹介します。

生活援助軽サービス

シルバー人材センターの会員が日常生活における簡易的な援助をおこなってくれるサービスです。内容は、衣類の衣替え、窓ガラス拭き、小さな家具の移動、除草といった作業です。そのほかの要望にも対応できる場合があるので、利用前にシルバー人材センターの各支部にお問い合わせください。

派遣頻度は同一年度4回以内、1回2時間以内です。また、1回当たり200円の利用料がかかるほか、振込手数料や派遣される方の交通費は利用者の自己負担となります。

対象者は65歳以上の一人暮らしか高齢者のみの世帯で、日常生活上の援助が必要な方です。利用には事前登録が必要で、シルバー人材センター各支部に申し込みます。

参考：名古屋市「ひとり暮らしの方などの支援」

敬老パス

敬老パスとは、一定の自己負担額を事前に支払うことで公共交通機関に無料で乗車できるパスです。負担金額は本人や世帯の所得金額に応じて区分があり、1,000円・3,000円・5,000円に分けられています。

対象は名古屋市在住の65歳以上の方です。誕生日の3ヶ月前に案内が届きます。申請の期日はなく、誕生日を過ぎた後でも申し込み可能です。

利用できる交通機関と通用区間

市バス・地下鉄（全線）
ゆとりーとライン（大曽根－高蔵寺間）
あおなみ線（全線）
メーグル（全線）

なお、パスの有効期限は交付から1年間で、継続したい場合は有効期限の29日前から地下鉄駅や区役所・支所、郵便局で更新ができます。また、このパスは電子マネーを最大2万円まで入金でき、お買い物や民間交通機関の乗車にも利用可能です。

参考：名古屋市「敬老パスの交付」

ふれあい給食サービス

地域のボランティアが主体となっておこなわれる給食サービスです。会場（コミュニティーセンターや集会所）に集まって食事をする会食型となっています。食事を通じて地域の方々と触れ合い、孤独感を緩和できます。

対象者は、名古屋市内で在宅生活をする高齢者または障がい者です。利用したいときは天白区の社会福祉協議会にお問い合わせください。

参考：名古屋市「ひとり暮らしの方などの支援」

名古屋市天白区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

名古屋市天白区で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。名古屋市天白区は、名古屋市昭和区・千種区・名東区・瑞穂区・緑区・南区と日進市に隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

グループホームの入居条件は満たしていますか？

認知症の診断が必要です

要支援2以上が入居対象です

住民票のある地域でしか入れません

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「できることは自分でする」という考え

看護師は配置は義務付けられていない

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