東根市のグループホーム

介護のほんねでは、「ニチイケアセンター神町」、「グループホームさくらんぼ」をはじめとした、山形県/東根市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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東根市の老人ホーム・介護施設について

東根（ひがしね）市は、山形県の中央東部に位置する市です。こちらでは「東根市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

東根市の特徴

東根市役所、山形県、日本（アラツク - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

東根市の人口は4万7,950人です。65歳以上の高齢者人口は1万3,419人で、高齢化率は27.99%となっています。東根市の面積は206.94㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

東根市の魅力

東根市は、果物の栽培が盛んなエリアです。市内では桃、ブドウ、リンゴ、ラ・フランスをはじめ、あらゆるフルーツが栽培されています。東根市はさくらんぼの王様と呼ばれる「佐藤錦」発祥の地で、さくらんぼの生産量が日本トップクラスです。特産品として地元産の果物、またそれらを使ったジュース、ジャム、ワインといった加工品があります。

また東根市は、自然に恵まれています。かつて「東根城」があった場所に生えている大ケヤキは、推定樹齢1,500年以上、高さ28m、幹の太さ16mの巨木です。1989年に発表された日本ケヤキ番付表では「東の横綱」と称されているほか、国の特別天然記念物にも指定されています。このほか東根市内には、10ｍの高さがある関山の大滝、四季折々の景観を楽しめる黒伏（くろぶし）高原があります。

東根市は、観光スポットも豊富です。地域の歴史を伝える資料館「東の杜」、秋田佐竹藩と江戸をわずか6日間で往復したといわれる「飛脚よじろう」をまつる「与次郎稲荷神社」などがあります。また「さくらんぼ東根温泉」は、月山（がっさん）や朝日岳を遠望できる温泉です。

東根市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

東根市の主要な駅

東根市には、JR山形新幹線・奥羽本線が通っています。主要な駅は「さくらんぼ東根」駅です。JR奥羽本線を利用すると「福島」駅や「青森」駅方面へアクセスできます。

また東根市内では、路線バスや市民バス、デマンド乗合タクシーが運行しています。デマンド乗合タクシーを利用すると、自宅から希望の行き先まで500円で移動可能です。なお、70歳以上の方や障がい者手帳を持っている方は300円で乗車できます。

東根市役所

東根市役所の所在地は東根市中央1丁目1-1です。バスを利用する場合は「東根市役所前」バス停から歩いてすぐに到着します。

要介護認定の申請は、福祉課介護保険係で受け付けています。

参考：東根市役所

東根市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

東根市には、地域包括支援センターが2カ所設置されています（2022年4月1日現在）。

参考：東根市「地域包括支援センター」

東根市のイベント

東根市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「ひがしね祭」は、例年8月10・11日の2日間にわたって「東根市役所庁舎」周辺で開催される、100年以上の歴史を持つお祭りです。市内から集まった子どもたちが手作りのちょうちんを持って練り歩く「七夕提灯行列」を見られます。このほか市内外の踊り団体が集う「おどりの競演」、神輿（みこし）担ぎといった催しがおこなわれます。例年約15万人が来場する大規模なお祭りです。

「ひがしねウィンターフェスティバル」は、例年12月初旬から1月初旬にかけて「東根市公益文化施設まなびあテラス」で開催されます。ツインタワーやLEDチューブアートをはじめ、さまざまな光のアートが会場を彩ります。12月の週末にはクリスマスマーケットとミニコンサートも開催されるイベントです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

東根市の高齢者支援制度

東根市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

ふれあい配食サービス

見守りを目的として、高齢者の方に栄養バランスが整った食事を届ける事業です。1カ月のうち2回、11～12時ごろに食事を配達します。なお、配達日や曜日は固定しておらず、利用日の指定もできません。

利用料は1回150円で、申請の際に半年分1,800円の支払いが必要です。ただし、生活保護受給世帯は無料となります。

本事業の対象となるのは、65歳以上の一人暮らしの方または75歳以上の高齢者のみの世帯です。

お問い合わせは、東根市社会福祉協議会で受け付けています。

参考：東根市「ふれあい配食サービス」／社会福祉法人東根市社会福祉協議会「ふれあい配食サービス」

おでかけさぽーとタクシー事業

高齢者の方が利用するタクシー運賃を一部助成する事業です。1枚500円分のタクシー利用券を30枚交付します。なお、一部地域のみ45枚の交付です。利用券は、株式会社神町タクシーまたは株式会社東根交通のタクシーで使用できます。

本事業の対象となるのは、市内に住民登録されている70歳以上の方です。ただし、以下いずれかの条件に当てはまる方は対象外となります。

要介護（要支援）認定を受けている方
福祉タクシー利用券の交付を受けている方
本人または配偶者が、普通自動車運転免許証を持っている方

お問い合わせは、東根市役所福祉課長寿支援係で受け付けています。

参考：東根市「おでかけさぽーとタクシー事業」／東根市地域包括支援センター「運転免許証を自主返納された方の支援」

ヘルプアップ住ま居る事業

日常生活における軽作業の援助をおこないます。援助の内容は、家周辺の手入れ、軽微な修繕、台風ほか自然災害の防備などです。

本事業の対象となるのは、市内に住所があり次のいずれかに当てはまる方です。

65歳以上の高齢者のみの世帯
65歳以上の高齢者および身体障がい者手帳1～2級を所持している方のみの世帯
障がい者のみの世帯
上記に準ずる世帯

お問い合わせは、東根市シルバー人材センターで受け付けています。

参考：東根市「ヘルプアップ住ま居る事業」

東根市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

東根市内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。東根市と隣接しているのは、尾花沢市、村山市、天童市、山形市、西村山郡河北町、宮城県仙台市です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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