狛江市の老人ホーム・介護施設について
狛江市は、東京都の多摩地域、東南端に位置している市です。新宿まで電車で20分の立地の良さから、東京のベッドタウンとなっています。こちらでは「狛江市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。
狛江市の特徴
狛江市の魅力
狛江市は、豊かな自然と都心ならではの利便性を兼ね備えた市です。多摩川には野草や野鳥が数多く見られ、四季折々の風景を楽しむことができます。また、ほとりにある「五本松」は「多摩川50景」や「新東京百景」にも選ばれています。そのほか、「狛江」駅北口の緑地や和泉龍寺境内、弁財天池などは、1987年に東京都より特別緑地保全地区に指定されています。
狛江市は都市農業も盛んで、枝豆・キュウリ・トマト・ナス・ホウレンソウといったさまざまな野菜が栽培されているのも特徴です。特に枝豆は狛江市の代表的な特産品の一つです。枝豆を使用した発泡酒「こまえ~る」は、地元の農家と酒店が共同開発したお酒で、狛江市の観光協会推奨商品として選ばれています。
さらに、狛江市では縄文式土器や石器などが発掘されているほか、古墳も残されており、文化財が豊富です。なかでも平安時代に創建された、関東一帯の主要な神社を祭っている「伊豆美(いずみ)神社」が有名です。「伊豆美神社」の鳥居は、関東三大鳥居の一つとなっています。
狛江市の主要な駅・市役所 ・地域包括支援センター
狛江市の主要な駅
狛江市には、小田急小田原線が通っています。主要駅は「狛江」駅です。
また、狛江市ではコミュニティバス「こまバス」が運行しています。「狛江」駅や狛江市役所、慈恵医大第三病院や地域センターなどに停車し、市民の交通手段の一つとなっています。
狛江市役所
狛江市役所の所在地は、狛江市和泉本町1丁目1-5です。小田急小田原線「狛江」駅から徒歩3分で着きます。
要介護認定の申請は、市役所2階にある福祉保健部 高齢障がい課で受け付けています。
参考:狛江市役所
狛江市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談事に対して解決策を提示してくれます。
狛江市のイベント
狛江市内で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。
「こまえ桜まつり」は、例年4月の第1週の日曜日に多摩川五本松周辺で開催されるイベントです。当日は根川さくら通りが歩行者天国になり、露店も多く立ち並びます。根川さくら通り・六郷さくら通りは、都内でも有数の桜の名所です。夜になるとライトアップされ、夜桜を楽しめます。
「狛江・多摩川花火大会」は、例年8月上旬に多摩川緑地公園グランドで開催されるイベントです。多摩川で約5,000発の花火が打ち上げられ、狛江側と川崎側のそれぞれの会場から観賞できます。始まりは1922年ごろと長い歴史を持っており、狛江側の会場だけでも約8万人が訪れる狛江の夏を代表するイベントです。フィナーレにおこなわれる、音楽と花火を融合したハナビリュージョンが見どころです。
「狛江市民まつり」は、例年11月中旬に市役所前市民ひろば・狛江第一小学校・市民グラウンドの3カ所を会場に開催されるイベントです。当日は、市民参加型のパレードや神輿・民踊流し踊り・ストリートライブをはじめとする催しや、市民団体などによる出店や物産販売があります。例年、約7万人の来場者が集うイベントです。
老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。
狛江市の高齢者支援制度
狛江市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
理容・美容サービス
在宅で過ごす寝たきりの高齢者に、年6回の散髪を受けられるサービス券を交付しています。市の助成金額を超過すると、自己負担がかかる場合があります。
対象者は、狛江市内在住の方で、次のいずれかの状態が3カ月継続し、なお継続すると認められる方です。
- 要介護4または要介護5と認定された方
- 要介護3の認定を受け、なおかつ主治医意見書に記載された日常生活自立度がB1からC2までの方
在宅高齢者等おむつ支給事業
在宅で生活する高齢者の方に、おむつや尿取りパッドを支給しています。「在宅高齢者等おむつ支給事業支給用品一覧」の中から選択した商品を、毎月1回、委託事業者が自宅へ届ける仕組みです。費用は、ひと月当たり5,000円を超えた額の3割が自己負担となり、委託事業者へ直接支払います。
対象者は「狛江市内在住で在宅生活を送る方」のうち「要介護3~5の認定を受けていて、なおかつ常時おむつを使用している方」です。
参考:狛江市「在宅高齢者等おむつ支給事業」
高齢者救急代理通報システム事業
緊急通報機器を貸与・設置し、利用者の安否確認や緊急対応をするサービスです。緊急通報ボタンを押すと、通報を受けた委託事業者が安否確認や救急要請・緊急対応をします。また、一定時間連絡がなく、自宅内で動けない可能性があるときも、同様に対応します。
貸与する緊急通報装置は「据え置き型」と持ち運びができる「ペンダント型の緊急通報ボタン」の2種類です。加えて、人や物の動きを感知する「生活リズムセンサー」も設置します。機器の設置にかかる費用の自己負担はありませんが、機器の通信にかかる電気料金などは利用者が負担します。サービス利用料は、住民税課税の方は月額330円で、非課税の方は無料です。
なお、サービスの利用には、以下の条件があります。
- 民間の警備会社に自宅の鍵を預けること
- 固定電話回線があること
- 申請時に緊急連絡先を登録すること
- 申請後に、地域包括支援センターによる心身状況などの調査を受けること
対象となる方は「狛江市内在住の75歳以上の一人暮らしの方で、なおかつ心臓の慢性疾患などがあり、日常生活において常に注意が必要な状態である方」です。
参考:狛江市「高齢者救急代理通報システム事業」
狛江市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
狛江市内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。狛江市は、世田谷区、調布市、神奈川県川崎市に隣接しています。