さくら市の要介護の受入が可能なグループホーム

介護のほんねでは、「城下庵」、「グループホーム桜野」をはじめとした、栃木県/さくら市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホーム/要介護の条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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さくら市の老人ホーム・介護施設について

さくら市は、栃木県の中央からやや北東に位置する市です。こちらでは「さくら市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

さくら市の特徴

さくら市役所（日本語版ウィキペディアのBakkaiさん - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

さくら市の人口は4万4,006人です。65歳以上の高齢者人口は1万1,825人で、高齢化率は26.87％となっています。さくら市の面積は125.63㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

さくら市の魅力

さくら市は、桜や温泉、里山が調和している街です。丘陵の緑や清流といった豊富な自然に恵まれています。

さくら市には、市名の由来となった桜の名所が数多くあります。なかでも「氏家ゆうゆうパーク」の桜づつみや早乙女の桜並木は見ものです。また市内には鬼怒川（きぬがわ）、荒川、内川、江川が流れており、6月には鮎釣りが解禁されます。「水辺公園」では、8〜10月頃に鮎のつかみどりを体験できます。

さくら市の「喜連川（きつれがわ）温泉」は、硫黄や塩分、鉄分を豊富に含んだ弱アルカリ泉の温泉です。慢性の湿疹やニキビに効能があるとされ、佐賀県の「嬉野温泉」や島根県の「斐乃上（ひのかみ）温泉」と並んで日本三大美肌の湯の一つに数えられています。

また、さくら市はかつて城下町や宿場町として栄えてきた市です。市内には歴史的名所が点在しており、「喜連川奥州街道（きつれがわおうしゅうかいどう）」や「勝山城跡」といった史跡巡りを楽しめます。

さくら市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

さくら市の主要な駅

さくら市には、JR東北本線が通っています。主要駅は「氏家」駅です。「氏家」駅からは「盛岡」駅方面や「上野」駅方面にアクセスできます。

また、市内には関東自動車バスと上河内地域路線バスが運行しています。市役所やクリニック、スーパーの付近をはじめとする場所に停車するため、日常生活での移動に便利です。このほか、事前予約制の乗合タクシーを利用できます。氏家地区と喜連川（きつれがわ）地区で運行しており、地区内であればどこでも乗り降り可能です。

さくら市役所

さくら市役所は、さくら市氏家2771にあります。JR「氏家」駅東口より徒歩約10分です。バスを利用する場合は、関東自動車バスのフィオーレ線に乗車し「氏家上町」バス停を下車して徒歩約4分です。なお、市役所には本庁舎のほか、卯の里庁舎（さくら市氏家2190-7）と喜連川支所（栃木県さくら市喜連川4420-1）があります。

要介護認定の申請は、高齢課介護保険係または喜連川支所市民課喜連川市民生活室で受け付けています。申請の手続きは本人や家族のほかに、ケアマネジャーや地域包括支援センターの職員などによる代理申請が可能です。

参考：さくら市役所

さくら市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

さくら市には、地域包括支援センターが2カ所設けられています（2022年2月22日現在）。

参考：さくら市「地域包括支援センター」

さくら市のイベント

さくら市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「氏家ゆうゆうパーク桜まつり」は、例年3月上旬から4月下旬にかけて「氏家ゆうゆうパーク」で開催されるイベントです。パーク内では約500本のソメイヨシノが咲く桜づつみや、日光の那須連山が眺められます。桜づつみのライトアップは見ものです。イベント期間中はテントショップが並ぶほか、毎週土日にはパフォーマンスイベントが催されます。

「きつれがわサマーフェスティバル＆花火大会」は、例年8月下旬に「荒川水辺公園」で開催されるお祭りです。昼間には歌やダンスをはじめとするステージショーがあり、夜には約5,000発の打ち上げ花火が見られます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

さくら市の高齢者支援制度

さくら市が展開している高齢者の支援制度をご紹介します。

高齢者給食サービス事業

自分での調理が難しい方や見守りが必要な方に、栄養バランスのとれた昼食を届けるサービスです。あわせて訪問時の安否確認をおこないます。祝日を除く月〜金曜日のうち週3回、1食あたり350円（市民税非課税世帯は250円）で利用できます。

対象者は、65歳以上の高齢者のみで構成されており、同じ敷地内もしくは隣接地に親族が住んでいない世帯で、下記のいずれかに該当する方です。

要支援1・2、要介護1～5の方
介護予防や生活支援サービス事業の対象者の方
身体障害者手帳の1・2級、療育手帳A1・A2、精神障害者保健福祉手帳1級の交付を受けている方
上記のほか、調理が難しい具体的な理由がある方

参考：さくら市「高齢者給食サービス事業」

高齢者等生活支援サービス事業

介護保険サービスでは提供できない日常生活の軽度な支援をおこないます。費用は作業費用の1割で、利用限度月額は1世帯あたり8,000円です。原材料費や処分費などは全額自己負担となります。

対象者は、さくら市内にある自宅に住む方で、日常生活で支援が必要な世帯の世帯主のうち、以下のいずれかに当てはまる方です。

65歳以上の方のみで構成されていて、同じ敷地内に親族などが住んでいない、市民税非課税世帯
以下の手帳の交付を受けている方のみで構成されている市民税非課税世帯
- 身体障害者手帳1・2級
- 療育手帳A1・A2
- 精神障害者保健福祉手帳1級

参考：さくら市「高齢者等生活支援サービス事業」

住宅用火災警報器等購入設置助成事業

住宅用火災警報器や、住宅用自動消火器の購入・設置費用を助成する事業です。助成金額は購入・設置費用の半額で、上限は1万円となります。購入または設置に関して、他の制度で給付を受けている場合は助成の対象外です。また、すでに設置・購入した機器は助成の対象になりません。

対象者は、市内に住所を有する65歳以上の方のみで構成される住民税非課税世帯で、同じ敷地内もしくは隣接地に親族が住んでいない方です。

参考：さくら市「住宅用火災警報器等購入設置助成事業」

さくら市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

さくら市内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。さくら市と隣接しているのは、宇都宮市、矢板市、大田原市、那須烏山市、那須郡那珂川町、塩谷郡塩谷町・高根沢町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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