静岡県浜松市の人口は、80万760人です。男女比は、男性が39万9,008人、女性が40万1,752人となっています。65歳以上の高齢者数は22万2,238人で高齢化は27.8%になります(2020年10月1日現在)。
面積は1,558.06㎢です。天竜区が943.84㎢と最も広く、次いで北区が295.54㎢、西区が114.71㎢となります。
天竜区は森林資源に恵まれており、林業だけでなくお茶やしいたけ作りも盛んです。北区は浜名湖の北部にあり、東海地方最大規模の鍾乳洞があるなど、多くの観光客が訪れています。西区は南西部に位置し、弁天島などの観光産業を誇っています。中区は中心市街地でありながら、自然空間を併せ持つ環境です。
参考:浜松市「統計情報」「令和3年度版『高齢者福祉のしおり』」/ランキングデータ「全国の市・面積・人口密度ランキング」
静岡県浜松市の魅力
浜松市は遠州灘、浜名湖、天竜川と、海・湖・川がそろったエリアです。そのうえ奥浜名には山々や森があり、自然豊かな環境です。
そんな土壌を生かした「食の名産」もあり、シラスやトラフグ、ウナギといった海産物や、馬鈴薯、タマネギ、マスクメロンなどの農産物が有名です。
浜松市は、音楽の都として知られています。2014年にはアジア初の「ユネスコ創造都市ネットワーク(音楽分野)」に加盟しました。「浜松国際ピアノコンクール」を開催し、世界で活躍するピアニストを輩出しています。
また、市内には23館と1分室の市立図書館ががあります。書籍や新聞、郷土資料など、およそ250万冊もの蔵書があり、市民の方にも親しまれているスポットです。図書館では、社会人向けの講座も豊富におこなわれています。
静岡県浜松市の主要な駅・区役所・地域包括支援センター
静岡県浜松市の駅、区役所、地域包括支援センターについてご紹介します。
静岡県浜松市の主要な駅
静岡県浜松市には、JR東海道新幹線・東海道本線(熱海-米原間)・飯田線、遠州鉄道、天竜浜名湖鉄道といった路線が走っています。
主要な駅は「浜松」駅、「三ケ日」駅、「浜名湖佐久米」駅、「天竜二俣」駅、「新浜松」駅、「舞阪」駅、「上島」駅です。他の主要都市と同じく、朝や夕方の通勤・通学ラッシュの時間帯は公共交通機関も混み合ってしまうことが予想されますので、ご注意ください。
なかでもJR「浜松」駅は、東海道新幹線が停車するため県外へ足を運ぶ際にも便利です。日本のほぼ中央に位置しているため、東京や大阪へのアクセスが良好です。
静岡県浜松市の市役所
市役所は、要介護認定の申請、助成金の申請、住民票の受け取りなどの際に利用することが多い機関です浜松市役所のほか、中区、東区、西区役所の所在地、アクセス、要介護認定の申請先についてご紹介します。
なお浜松市役所では要介護認定の申請を受け付けておりません。お住まいエリアの区役所で申請してください。
市役所名
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所在地・アクセス・ホームページ
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浜松市役所
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- 所在地:静岡県浜松市中区元城町103-2
- アクセス:遠鉄バスで「市役所南」バス停から徒歩2分
- ホームページ:浜松市
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中区役所 ※浜松市役所に併設
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- 所在地:静岡県浜松市中区元城町103-2
- アクセス:遠鉄バスで「市役所南」バス停から徒歩2分
- 要介護認定の申請窓口:長寿保険課
- ホームページ:浜松市中区
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東区役所
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- 所在地:静岡県静浜松市東区流通元町20-3
- アクセス:遠鉄バス「産業展示館」バス停の目の前
- 要介護認定の申請窓口:東区役所1階 長寿保険課
- ホームページ:浜松市東区
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西区役所
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- 所在地:静岡県浜松市西区雄踏1丁目31-1
- アクセス:遠鉄バス「西区役所入口」バス停から徒歩5分
- 要介護認定の申請窓口:西区役所1階 長寿保険課
- ホームページ:浜松市西区
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静岡県浜松市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
静岡県浜松市の地域包括支援センターは26カ所です。
区
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名称
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中区
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元浜、鴨江、佐鳴台、和合、板屋、高丘
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東区
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ありたま、さぎの宮、あんま
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西区
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大平台、和地、雄踏
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南区
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新津、芳川、三和
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北区
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三方原、細江、三ヶ日支所
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浜北区
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北浜、しんぱら、於呂
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天竜区
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天竜、春野支所、北遠支所、水窪支所、佐久間支所
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参考:浜松市「地域包括支援センター(高齢者相談センター)一覧」
静岡県浜松市のイベント
浜松市で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。
「浜松まつり」は、毎年ゴールデンウィーク中に開催される浜松市民に馴染み深いお祭りです。170を超える町が参加する凧揚げ合戦や80台以上もの屋台が並んで夜の街を彩る御殿屋台の引き回しはとても熱気があります。200万人以上の方が参加する初夏の風物詩です。
「息神社の大太鼓祭り」も、毎年行われているお祭りの1つです。10月の第2土曜日と日曜日に開催されています。神事にあわせて大太鼓や「館車」と呼ばれる山車が練り歩きます。お囃子には、出囃子や道中(馬鹿囃子)、練り込み(鎌倉囃子)といった種類があるので、聞き比べてみるのも楽しめます。
「細江神社
祗園祭」は毎年夏におこなわれているお祭りです。細江神社は全国でも珍しく地震の神様を祀っています。御神体を乗せた船が浜名湖周辺を優雅に渡り、夜は提灯を灯しながら笛や太鼓の音色とともに町内を行進します。
老人ホームや介護施設によっては、外出レクリエーションの一環としてこれらの祭りに足を運べる場合もあります。要介護の方は職員が同行してくれます。お祭りが好きな方は、外出レクを積極的におこなっっている老人ホームや介護施設を探すのも一案です。
静岡県浜松市の高齢者支援制度
静岡県浜松市が展開する高齢者支援制度を紹介します。
軽度生活援助員の派遣
軽度生活援助員の派遣は、在宅で一人暮らしをしている高齢者を対象とした支援サービスです。日常生活の簡単なお手伝いをすることにより、自立した生活を送れるようにサポートをします。65歳以上で一人暮らしをしている方、高齢者世帯やそれに準ずる世帯の方、市民税非課税世帯の方、日常生活において軽度の援助が必要な方が対象です。
雑草取りや電球の交換、手紙の代読など介護保険の対象外の支援をします。身体介護は含まれません。利用料は1時間当たり300円となっていますが減免制度があります。
参考:浜松市「軽度生活援助員の派遣」
高齢者あんしん一時宿泊事業(短期宿泊事業)
養護老人ホームなどの空室を活用した事業です。一時的に宿泊し、滞在中は支援を受けられます。「65歳以上で在宅生活が難しいほど虚弱だと判断される方」「介護保険サービスを利用できない方」が対象です。
1年間で28日を上限とし、一時的に滞在できる場所の確保や提供をおこないます。利用料は、養護老人ホームだと1日あたり1,860円、生活支援ハウスだと1日あたり2,110円、特別養護老人ホームもしくは老人短期入所施設だと1日あたり2,770円です。減免制度もあります。
参考:浜松市「高齢者あんしん一時宿泊事業(短期宿泊事業)」
あんしん情報キットの配布
静岡県浜松市では、地域で活動している民生委員が訪問調査をおこなう際に、緊急時の連絡先などを記入できる「あんしん情報キット」を配布しています。緊急連絡先や持病を記入しておいて、冷蔵庫などに保管しておきます。万が一の際に救急隊員が住まいを訪れた際にキットを確認することで対処や連絡がスムーズに運びます。利用料は無料なので、利用を検討している場合は各区役所の窓口に相談してみてください。
参考:浜松市「あんしん情報キットの配布」
静岡県浜松市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
静岡県浜松市には、多数の老人ホームや介護施設があります。数が多かったとしても、ニーズにある施設が見つからないことも考えられます。
希望に合う施設が見つからない場合は、磐田市、湖西市、島田市、周智郡森町、榛原郡川根本町、愛知県豊橋市、新城市、北設楽郡東栄町、豊根村、長野県飯田市、下伊那郡天龍村といったの近隣の市区町村も検討してみることをおすすめします。