長渕園の口コミ・評判　もっぷ（女性/70代）

建物の外観は決してよいとは言えません。建物は古く、近代的とは言えませんが、内部は清潔に保たれています。上階の居室に対しても安全面で気が配られています。階段などからの落下やエレベーターなどの誤作動のないように何重かにバリアされているので安心できます。

面会に行ったとき、偶然誕生会をやってもらっているところでしたが、ケーキと飲み物を楽しんでいました。スタッフのかたの「おめでとうございます」の言葉とともにその月生まれの入居者ひとりひとりに手作りのカードをいただきました。母は車いす生活のため、あまり積極的に行事に参加できる状態ではありませんが、できるだけ喫茶の時間などに参加させてもらっています。 参加できる状態の人なら、楽しい行事が待っていると思います。書道その他カラオケなどを楽しんでいる入居者のかたがたもたくさんいらっしゃるようです。

介護認定の度合いによる法定費用の他に、行事や追加の薬品、日用品などの実費がかかりますが、内容は明解で負担も大きくありません。費用面でも安心できます。また、減免制度についても園から細かくお知らせがあり、家族がすべき手続きなども郵送してもらえるので役所に出向かずとも制度を利用できます。

入居者の健康状態を細かく観察し、日々状態に合った食事が提供されます。少し熱があるとき、歯の具合が悪いとき、また加齢によるさまざまな身体状況に応じてきざみ食やミキサー食などで対応してもらっています。食事介助の方法についても、できるだけ自力で、とか半介助しましたなど１ヶ月ごとに家族に報告があります。

園の雰囲気は暖かく、入居者に対しても家族に対しても配慮されていると思います。入居者がいる階の廊下は、広くにぎやかで、居室は静か。廊下では自力で歩ける人や車いすの人たちが日中は楽しそうに暮らしています。

入居中、具合が悪くなった場合、園の判断で、近くの病院に連れて行ってもらえます。入居者への細かい観察のおかげで、母も早い段階で入院できました。退院時も園から迎えに行ってもらい、「もう園にもどっているから、面会は園にきてください」という連絡をもらいました。医師の常駐はありませんが定期回診があります。

アクセスは決してよくありません。公共交通機関も便利とは言えませんが、車でのアクセスはわかりやすいと思います。その分環境はよく、東京とは思えない静寂が迎えてくれます。緑も多く入居者は暮らしやすいと思います。

面会は9時から18時までですが、例えばインフルエンザなどの時期には「面会を遠慮してください」というお知らせがあります。入居者への配慮だと思います。