プレール・ロヴェ豊洲の口コミ・評判　kooei（男性/40代）

平成20年設立の住宅型有料老人ホームです。地下1階から地上23階までのマンションタイプで、そのうち12階から23階部分までが、施設部にあたり、2階から9階は別の企業が運営する一般入居者向けの分譲マンションになります。 外観も内装もそうですが、非常に綺麗で格式高く、高級ホテルを思わせる作りになっています。共用部が特に充実しており、13階に都心を見渡せる大浴場やレストラン、シアタールームなどがあり、14階にはスポーツジムやPCルーム、美容室、クリニック（2014年10月現在は未オープン）などがあり、建物内で生活が完結できるほどでした。特に最上階の喫茶スペースから臨む都心の眺望は、とても見ごたえのあるものでした。 入居にあたっては、60歳以上かつ自立の方という条件があるため、お元気な方が多かったですが、建物内の廊下などには手すりがあり、廊下幅も車いすがすれ違えるくらいの広さが保たれ、居室内も段差などは一切なく、高齢者向けの配慮がなされています。 居室部は、一番小さい部屋でも46平米、最大の広さだと100平米を超える広さであり、1人はもちろん、2人での入居にも何ら支障はないと思います。

お元気な方が多いこともあり、ほぼ毎日、何かしらのイベントが実施されています。私が見学に訪れた際には、「文化祭」と称して、入居者の方の自作の絵画や陶器、思い出の品などが一言コメントと共に展示されているイベントが開催されており、入居者の方がご覧になっていました。 また、写真で見せて頂いたのみですが、賀詞交歓会や寄席、薬膳セミナー、二胡の体験演奏会、太極拳セミナー、春と秋の一日バスツアーなど、様々なイベントが季節を通して行われているようで、入居者の方の満足度も高いように感じました。 また、入居者向けのパーティールームなどで、家族や友人を呼んでホームパーティーを催される方もいるとのことで、自由度高く毎日を楽しめる施設だと感じました。

施設やサービス面を考慮すると、やはり高額な価格設定です。部屋にもよりますが、入居時には、最低でも3,000万円以上の一時金がかかるため、ある程度まとまった資産をお持ちの方向けの施設にはなるかと思います。 月額費用はお一人入居の場合で、124,200円（税込）で、二人入居の場合は194,400円（税込）となります。水道光熱費、電話代、放送受信料、食費などは含まれないため、それらを考慮すると、おおよそ22万から23万くらいが必要かと思います。 入居時のご年齢次第で、一時金が割引となるプランもあるようなので、施設に問合せるのが良いかと思います。

施設内のレストランには専属のシェフが4名いらっしゃり、毎日朝昼夜と、和食・洋食から好きな料理を選ぶことができます。利用した分だけの請求となる上、予約や欠食届などの提出も不要であるため、自由に食事を楽しまれたい自立の方向けにはとてもマッチしていると思います。 食事制限などがある場合であっても、食材や盛り付けを工夫し、通常の食事と変わらないような見た目で調理をなさってくれるそうです。 また、レストランはご家族などと共に利用することも可能で、サプライズメニューや食事のコース内容の指定など、予算などに合わせてシェフと直接相談しながら、柔軟に対応頂けることができます。

見学に訪れたのみでしたが、支配人から受付のスタッフに至るまで、とても丁寧に対応を頂きました。 自立の方が中心の施設なので、介護職員というよりは、ホテルスタッフのような出で立ちと対応で、とても上質なサポートを頂けると感じました。

看護師が24時間365日常駐されているため、何かあった際にも迅速に対応頂けます。 また、入居時自立が条件ではあるものの、入居中に介護が必要になった場合であっても、ヘルパー事業所とケアマネ事業所が併設されているため、訪問介護という形でサービスを受けることが可能です。 2014年10月現在はまだ準備中でしたが、施設内にクリニックも開設されるとのことなので、医療面での心配事はぐっと減らせるのではないかと思います。

東京メトロ有楽町線 豊洲駅 1c出口から、歩いて10分弱ほどのところにあります。 東京駅から都営のバスで17分で来ることも可能なため、遠方からの来所であっても訪れやすいのではないかと思います。高層ビル群が立ち並ぶ都心であり、ららぽーと豊洲なども近くにあるので、必要なものも揃えやすい環境だと思います。 自然の多いのどかな場所、というわけでは決してないですが、施設周辺には小さな公園もあり、大きな通りから少し入ったところにあるため、多少落ち着きはあるかと思います。