特別養護老人ホーム淳風とよなかの口コミ・評判　riese（男性/40代）

お見舞いに伺った当時で、開業から9年ほど経過していたこともあってか、建物はあまり奇麗とはいえないものでした。内装は、清掃などによって奇麗な状態に保たれていましたが、外観だけで敬遠される方もいらっしゃるかもしれません。3階建ての老人ホームですが、廊下の広さや部屋の広さは一般的なものとなっており、トイレや入浴施設も部屋併設のものでした。 バリアフリーなどはしっかりと図られている一方、1階から3階部分までの移動が少し面倒な印象がありました。

中庭や食堂などの共用スペースを使った簡単なイベントやレクリエーションは、不定期ながらも実施されているようでした。 ただし、現在主流の大々的なイベントなどは特に行われていないので、この辺りは若干の不満点があります。ただし、入所者を連れ添った遠足などのイベントは実施されているようです。

入居していた知人によると、入居一時金の金額は特に不満がない一方、毎月の支払いに必要な家賃や食費の面に関しては、実際に利用しているサービスの内容からかんかんすると、毎月20万円前後の費用にいささか不満点があるようでした。ただし、全体で掛かる費用についてはサービス内容相応と言えるそうで、総合的な普通の印象だったようです。

摂取カロリーや栄養価に関してはしっかりと対策が施されたメニューが提供されている一方、味付けや盛りつけなどに関しては、知人曰くあまり好みではなかったそうです。夕食時の食堂の風景を一度見たことがありましたが、食事を楽しみに食べているという印象はあまり感じられませんでした。 ただ、流動食やミキサー食など、通常の食事が難しい方へのサービスには対応して戴けるようです。

介護を担当する介護スタッフさんの手際は、年配の方は手慣れている印象がある一方で、若いスタッフの方には、まだ幾分か不安点を感じることがありました。ただし、介護しやすい環境が比較的整えられていたので、全体的な印象としては、暗視感が感じられます。

比較的都心部にある施設であることから、緊急時の医療体制については、一般的な老人ホームと遜色ない対応を受ける事ができるそうです。また、入居者に対する健康増進に関する運動やレクチャーなども定期的に実施されているので、医療体制や健康面でのサービス評価は、比較的高い印象を受けました。

最寄り駅からは徒歩20分ほどかかる距離なので、車での移動や往来が必須と言えます。近くには一級河川が流れているほか、川治を中心に公園施設も充実しているので、生活環境としては比較的利用しやすい利便性があります。また、買い物施設もある程度は整っている印象でした。来客用の駐車スペースもある程度確保されていたので、お見舞いもしやすい印象でしたね。

全体的に古さを感じさせてしまう外観である一方、実際に受ける事ができる介護サービスについては、一般的な他の施設と同等以上の物が期待できました。施設の新しさなどにこだわりが無ければ、価格相応のサービスを受けることが出来る施設として候補になり得るのではないでしょうか。