介護老人保健施設 ノイエシュテルンの口コミ・評判　たんたん君（女性/50代）

全体的に広々としており、完全バリアフリーなため、車椅子での移動が非常に楽です。廊下などは車椅子3台が余裕ですれ違える幅があります。窓が大きいため施設内はどこも明るいです。掃除は専門業者が入っており、行き届いているとおもいますし、排泄ケアの時間帯にはさすがに排泄物の臭いが漂いますが、それ以外の時間帯はトイレ付近でさえも臭いがほとんどありません。 居室はほとんどが4人部屋で、家具で個人のスペースが仕切られています。プライバシーカーテンが付いていてプライバシーに配慮されています。ほかに2人部屋と個室も有りますが、個室を希望される方はほとんどなく、施設側で医療ケアの必要性が高い方、昼夜逆転などで他の利用者の迷惑になりがちな方に入ってもらっています。 入浴は週2回と決まっています。浴室は数人が一度に入れる大浴槽の他に、広い浴槽だと安定して入れない方のための個別浴槽、寝たままで入る機械浴槽があり、身体機能に合った入浴方法が選ばれます。週2回以上は入浴できないのが残念ですが、皮膚病など特に必要な方については、毎日入るほか、希望すれば足浴などはやってもらえるようです。 リハビリスタッフは理学療法士と言語聴覚士がいます。基本は理学療法士による週2回の個別又は集団リハで、それ以外に必要があればリハスタッフが自主訓練を指導したり、言語聴覚士が言語リハや摂食リハを行なったりします。廊下は施設内を回遊できるように配置され、すべてに手すりが付いているため、歩行できる方は手すりを使って比較的長い距離を歩くことが出来ます。

行事は施設敷地内で行われる季節の行事（新年祝賀会、花見、夏祭り、運動会、文化祭、クリスマス会）の他に、毎月1回、10人前後でレジャー施設に出かける「お楽しみドライブ」があります。また、ボランティアを広く受け入れていて、保育園児による余興、フラダンスやコーラス、和太鼓披露などもあります。介護職員によるレクリエーションは毎日行われており、体を使った簡単なゲームが多いです。そのほか、生け花やおやつ作りなどのイベントも年に数回ずつ行われます。寝たきりなど、身体機能の制限が大きい方の場合、楽しめるイベントは少なくなってしまいますが、施設内の行事ではリクライニングチェアに乗って雰囲気だけでも楽しめるようにしています。

他の施設の費用を詳しくは知らないので、比較ができませんが、一日当たりの利用料は2500円ぐらいです。 介護保険外の負担は日用品費＋娯楽教養費＋行事・おやつ代で、利用料と合わせて月10万円ぐらいでした。 洗濯は家族洗濯が基本で、施設にお願いすると別途洗濯料金がかかります。 支払いには足利銀行を利用しました。

見た目も味付けも良いと思います。管理栄養士が献立を作っているので、栄養バランスにも優れ、カロリー管理もしっかりされています。摂食機能が低下した方のために、超刻み食、ミキサー食、ソフト食などもあります。カロリー制限、塩分制限の他、腎臓病対応などもしてもらえます。 出来るだけ自分で食べることが推奨され、手の動きが悪くても最初の数口は自分で食べるように促されることもあります。自分で食べられない方には、その人の機能に合わせて、完全介助、一部介助など、介助の度合いも変えています。 家族と一緒の食事は、希望すれば別室を使って可能です。

感じの良いスタッフと、感じ悪いスタッフのどちらもいます。事務系のスタッフは言葉遣いはキチンとしていて、どの方も感じよく、説明も丁寧ですが、フロアスタッフは全体的にフランクな印象で、感じ悪いわけではありませんが、言葉づかいなどが気になる人にとっては、印象が悪いかもしれません。また、ごく一部ですが言葉遣いがキツイスタッフがいるのが残念です。 スタッフはいつも忙しそうで、入浴の時間帯などはフロアスタッフの数も少なく、なかなか話ができないこともあります。

看護師はフロアに1名必ず配置されていますが、休憩時間や打ち合わせ時間などもあり、常時フロアに貼りついているわけではありません。常勤医師がいるので、医師の診察もありますが、擦り傷・切り傷・打撲などのちょっとした怪我や発熱などには看護師が対応します。歯科・眼科・婦人科に関しては、施設内の医師では対応できないため、施設外の病院にかかります。非常時にはかかりつけ医か提携医療機関のとちの木病院や下都賀総合病院などにかかります。常勤医は一人なので、常時施設にいるわけではありませんが、同じ法人施設内の病院に医師がいるので、医師が休みの日や夜間などの急変時も対応できます。入居に関しては、胃瘻、点滴、褥瘡、認知ともに対応可能です。看取り体制がとられており、もしもの場合に病院に運ぶか、施設内で最後まで過ごすか選ぶことが出来ます。

基幹道路沿いにあり、車で行くのには便利です。 しかし周りがほとんど田んぼで、買い物施設やちょっと散策できる公園などもなく、 面会のついでにちょっとそこまで外出、というわけにはいきません。 窓から自然の風景が見渡せ、静かな環境なのはいいのですが、刺激がなさすぎるのも入居者にとっては退屈化もしれません。

電話や見学時の対応はとても感じよく丁寧です。 お酒やたばこは厳しく禁止されています。 おやつなど間食は面会時に持ってきたらその場で食べる決まりで、 利用者に自由に食べてもらいたい場合は、スタッフに渡してスタッフが管理することになっています。 厳しすぎるようですが、カロリー制限や塩分制限が必要な方に家族や利用者本人が 勝手に「おすそ分け」などをしてしまったり、 間食の取りすぎで食事がとれなくなったりしてしまったため、やむを得ない処置です。