長崎市の人口は、41万1,505人です。このうち65歳以上の高齢者は13万5,004人で、高齢化率は32.8%になります(2020年12月31日現在)。
面積は405.86㎢で、中央地域、東部地域、南部地域、北部地域の4エリアに分けられます。
長崎市の魅力
長崎市には2つの世界文化遺産があります。2015年に登録された「明治日本の産業革命遺産」と、2018年に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」です。歴史を感じる風景は今もなお地域の中に残されているため、日常生活で文化的遺産を見られます。
また長崎市には食の魅力があり、ソウルフードとして有名な「ちゃんぽん」「皿うどん」は、異文化の影響を受けた料理のひとつで、中国の伝統料理を参考にしています。また、三方を海で囲まれた長崎市は漁獲量、魚種ともに全国トップクラスです。市内のスーパーで新鮮な海の幸を購入できます。
長崎市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
長崎市の主要な駅
長崎市には主にJR長崎本線と長崎電気軌道本線・赤迫支線・桜町支線・大浦支線・蛍茶屋(ほたるじゃや)支線が通っています。長崎電気軌道は路面電車で、市街地から郊外までをつないでいます。長崎本線と大村線で特に利用者数が多く主要駅となっているのは「長崎」駅です。
「長崎」駅周辺には長崎空港や「ハウステンボス」「軍艦島資料館」へ向かうためのバス停があり、バスに乗り換えれば市内の各所へアクセスしやすいです。
長崎市役所
長崎市の市役所は、長崎市桜町2-22にあります。「市役所前」バス停からすぐです。
要介護認定を申請する際は市役所別館1階にある、福祉部高齢者すこやか支援課の窓口を訪問してください。申請は本人や家族のほか、地域包括支援センター、居宅介護支援事業者、介護保険施設で代行を依頼できます。
参考:長崎市役所
長崎市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
長崎市内には現在20カ所の地域包括支援センターが中学校区ごとに設置されています。介護予防や福祉関連など、さまざまな相談に対応してくれるので安心です。
参考:長崎市「長崎市地域包括支援センター一覧」
長崎市のイベント
長崎市で毎年恒例となっているお祭りやイベントをご紹介します。
「長崎ランタンフェスティバル」は旧暦の1月1日から15日に開催されます。街全体に1万5,000個ほどのランタンが飾られ、極彩色の灯りによって幻想的な雰囲気を味わえます。
また、華やかな中国衣装に身にまとった人々がパレードをおこなう「皇帝パレード」や、中国の伝統的な音楽や踊りが楽しめる「中国獅子舞」、中国の伝統的な催し物「中国雑技」など数多くのイベントが開催されています。
「長崎帆船まつり」は、長崎港に多くの帆船が一堂に会するイベントです。毎年4月に開催しており、期間中は船内が見学できる「船内一般公開」や実際に帆船に乗って港内を航海できる「体験クルーズ」といったイベントが目白押しです。
また、夜になると鮮やかな色でライトアップされた美しい帆船を楽しめます。長崎市は日本新三大夜景に選ばれており、港湾が数々のイルミネーションによって光り輝く夜景は見どころです。
「ながさきみなとまつり」は、毎年夏に長崎港でおこなわれます。長崎の海と港のすばらしさを再認識してもらうためのイベントで、音楽と連動する花火が2日間に約1万発打ち上げられます。
老人ホームや介護施設では施設の職員が付き添う形でお祭りに参加できることがあります。地域のお祭りやイベントに参加したい方は、お祭りに参加できるのか施設側に確認してみましょう。
長崎市の高齢者支援制度
長崎市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
高齢者いきいきカード
市内に住んでいる60歳以上の方を対象に、高齢者いきいきカード(老人福祉カード)を交付しています。高齢者いきいきカードを持っていると、「老人福祉センター」や「老人憩の家」といった福祉施設が無料で利用できます。
さらに、長崎市内にある観光名所や記念館などへの入場が無料です。ロープウェイや稲佐山スロープカーは半額で利用が可能になります。
参考:長崎市「長崎市
高齢者の福祉」
高齢者交通費助成
こちらは満70歳以上になる方を対象に、交通費が助成される制度です。以前は紙の利用券を使った助成制度でしたが、差額を支払うのに手間取ったり小銭の両替が必要だったりと不便な点が見られました。そのため、現在はタクシーや船舶はこれまで通り紙の利用券を使用し、バス・電車については「エヌタスTカード」または「ニモカ」による助成方法に変わっています。
エヌタスTカードやニモカは各交通事業者の窓口で購入できます。購入後、「高齢者交通費助成申請書」を市役所へ郵送し、エヌタスTカードやニモカの番号を登録することで助成を受けられるようになります。なお、助成金はポイントで発行され、1ポイント=1円の電子マネーへ交換可能です。
参考:長崎市「長崎市
高齢者の福祉」「令和3年度から高齢者交通費助成の方法が変わります!!」
緊急時訪問介護
1人暮らしの高齢者で、緊急を要するような疾患を持つ方を対象に、緊急通報システムの設置と必要に応じて訪問介護員の派遣を実施しています。1カ月あたり383円で利用でき、万が一急病で倒れてしまった際に迅速に対応してもらえます。
この制度を利用したい、または詳しい内容を知りたい場合は、各総合事務所地域福祉課の窓口へ問い合わせてみてください。
参考:長崎市「在宅を支援するためのサービス」
長崎市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
長崎市で老人ホーム・介護施設を探しているのに、希望の施設が見つからない場合は周りの地域に目を向けてみてください。長崎市は諫早市、西海市、西彼杵郡時津町、長与町と隣接しています。