津市の老人ホーム・介護施設について
津市は、三重県の県庁所在地です。東海地方の中でも比較的大きな臨海都市として知られています。中部圏と近畿圏を結ぶ立地で、道路・鉄道・空港・船など交通アクセスに恵まれた市です。今回は「津市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。
津市の特徴
津市の人口は27万4,925人です。男女比は男性が13万3,651人、女性が14万1,274人となっています。高齢化率は29.7%です(2021年6月31日)。
面積は711.19km²です。津市は、2006年に津市と久居市(ひさいし)、河芸町(かわげちょう)、芸濃町(げいのうちょう)、美里村(みさとむら)、安濃町(あのうちょう)、香良洲町(からすちょう)、一志町(いちしちょう)、白山町(はくさんちょう)、美杉村(みすぎむら)が合併しています。
都市機能集積ゾーン、居住環境共生ゾーン、里山・山間自然環境ゾーンの3つの区域に分けた街づくりがおこなわれています。
参考:津市「人口(男女比)・世帯数」「ゾーン図」「市町村合併について」
津市の魅力
津市は三重県のほぼ中央に位置していて、中部地方や近畿地方からのアクセスが良好です。中部国際空港には高速船ターミナル「津なぎさまち」を利用すると45分ほどで到着します。また、名古屋には近鉄特急を利用すれば、およそ45分で到着します。
市内には、東海地方において初めて森林セラピー基地認定を受けた三杉地域があります。その他にも、豊かな自然が残されているエリアが多数あります。日本のさくら名所100選に選定されている「三多気の桜」や、清流・花こう岩の巨石・紅葉が織りなす「河内渓谷」もあります。
またグルメについては、市内にうなぎ料理店が20件以上もあるほか、直径15cm以上の皮で包んだ津ぎょうざ、津市が発祥で全国に広がった天むす、雲出川(くもずがわ)のアマゴなどが有名です。
津市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
津市の主要な駅
津市には、JR紀勢本線(亀山~新宮)やJR名松線、JR参宮線、伊勢鉄道、近鉄大阪線、近鉄名古屋線といった路線が走っています。
主要な駅は「津」駅、「久居」駅です。どちらも、複数の路線が乗り入れています。通勤や通学の時間帯は利用者で混み合う傾向があるため、移動の際は朝夕の時間を避けることをおすすめします。
津市の市役所・支所
市役所は、要介護認定の申請、助成金の申請、住民票の受け取りなどさまざまな手続きをするための窓口が設置されています。
津市には市役所と9つの総合支所があります。今回は津市役所や主要な支所の住所、アクセス、要介護認定の申請先についてご紹介します。
市役所・支所名
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所在地・アクセス・ホームページ
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津市役所(本庁舎)
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- 所在地:津市西丸之内23-1
- アクセス:「津市役所NHK前」バス停から徒歩約3分
- 要介護認定の申請窓口:津市役所本庁舎1階 介護保険課
- ホームページ:津市
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久居総合支所
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- 所在地:津市久居新町3006(ポルタひさい内)
- アクセス:「久居」駅西口の目の前
- 要介護認定の申請窓口:市民課 介護・保険担当
- ホームページ:津市久居総合支所
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河芸(かわげ)総合支所
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- 所在地:津市河芸町浜田808
- アクセス:「河芸」駅より徒歩約13分
- 要介護認定の申請窓口:市民福祉課 福祉担当
- ホームページ:津市河芸総合支所
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芸濃総合支所
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- 所在地:津市芸濃町椋本6141-1
- アクセス:「新屋敷」バス停から徒歩約8分
- 要介護認定の申請窓口:市民福祉課 福祉担当
- ホームページ: 津市芸濃総合支所
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津市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩みごとを無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
津市の地域包括支援センターは11カ所です。エリアごとに地域包括支援センターが設置されており、各地域の在宅介護支援センターと連携を図ることにより、市内の全地域に対応できるような体制を整えています。
参考:津市「地域包括支援センターのご案内」
津市のイベント
津市では、毎年恒例のイベントがいくつか開催されています。
「津花火大会」は、阿漕浦(あこぎうら)海岸で毎年7月下旬から8月初旬に開催されます。
大正時代に始まったこの花火大会は、夏の風物詩として多くの方に愛されてきました。海を舞台にした花火大会で、2隻の船から投げ込む100連発海上花火が名物となっており、まるでクジャクが羽根を広げているかのような豪華さを誇る花火が見どころです。
「津まつり」という祭りもあります。1635年におこなわれた八幡宮の氏神祭が起源といわれています。津市に伝わる唐人踊りやしゃご馬、八幡獅子舞、入江和歌囃子、高虎太鼓、和船山車「安濃津(あのうつ)丸」、安濃津よさこいなど見どころ満載です。唐人踊りは三重県の無形民俗文化財に指定されており、しゃご馬は津市の無形民俗文化財に指定されています。
「久居まつり」は久居二ノ町、本町エリアで秋に開催されるお祭りです。当日はハロウィンに合わせた仮装やパレード、さまざまな催しが開かれます。
津市の高齢者支援制度
津市では、高齢者が安心して生活できるようなサポート体制を整えています。ここでは、津市でおこなっている支援制度を3つご紹介します。
津市ふれあい・いきいきサロン
津市ふれあい・いきいきサロンは、高齢者や障がい者、子育てをしている親子など、老若男女問わず参加できる地域の居場所を作り出しています。住民が集える場所を提供し、介護予防活動の地域展開を目指しています。
サロンでは世代を超えた交流をすることにより、閉じこもりや孤立を防ごうという目的があります。地域住民が交流して顔見知りになると、見守りや支え合い活動にもつながることから、安心して暮らせる地域を作っています。
参考:津市「津市ふれあい・いきいきサロン」
転倒予防教室・認知症予防教室・家族介護教室
転倒予防教室は体操による健康保持や要介護状態への移行を予防する目的で開催され、認知症予防教室は認知症を予防するレクリエーションをおこなって認知症リスクを軽減する目的で開催されています。家族介護教室は、介護の方法を家族が身に付けたり、介護している家族が気分転換したりできる場所を提供しています。
参考:津市「転倒予防教室・認知症予防教室・家族介護教室」
冊子「高齢者のみなさんの健康づくりを応援します!」の配布
津市では、65歳以上の方を対象に介護予防の普及や啓発を行なっており、「高齢者のみなさんの健康づくりを応援します!」という冊子を配布しています。
津市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
津市には各エリアに老人ホームや介護施設があります。希望の施設が見つからない場合は周辺の鈴鹿市、亀山市、松阪市、伊賀市、名張市、奈良県宇陀郡曽爾村、御杖村なども探してみてください。