南さつま市の要介護の受入が可能な特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム金峰苑」、「南さつま市和楽苑」、「特別養護老人ホーム　養徳園」をはじめとした、鹿児島県/南さつま市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホーム/要介護の条件に当てはまる施設は9件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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施設の種類

南さつま市の老人ホーム・介護施設について

南さつま市は、鹿児島県の南西部に位置している市です。リアス式海岸があり、豊かな自然に恵まれています。こちらでは「南さつま市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

南さつま市の特徴

Minamisatsuma City Hall in Kagoshima, Japan（20nana75, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

南さつま市の人口は3万3,365人です。そのうち、65歳以上の高齢者人口は1万3,323人で、高齢化率は39.93％となります。面積は283.59㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

南さつま市の魅力

南さつま市では、自然が織りなす雄大な景色が多数見られます。日本三大砂丘である「吹上浜（ふきあげはま）」は、国内で最大級の砂丘です。白砂と黒松が織りなす景色の美しさから、日本の渚百選に選ばれました。九州百名山に選ばれている「金峰山（きんぽうざん）」の山頂からは吹上浜や野間岬、南さつま市街地を見渡せます。車でアクセスすると、駐車場から約20分ほどで山頂に登れます。

また、南さつま市は歴史的に触れられる観光スポットが豊富です。「竹田神社」には、戦国時代に活躍した島津忠良（しまづただよし）がまつられています。周辺では残存する武家屋敷を見学可能です。このほか、かつて貿易の要港として栄えた「坊津（ぼうのつ）」、100年以上前の郷土民家が並ぶ「加世田地区」があります。

南さつま市では、農業が盛んです。加世田のかぼちゃや加世田砂丘らっきょう、きんかん春姫といった農産物が多くあります。また、東シナ海の深海に生息するたかえびといった希少な魚介類や、市で育てられた黒豚、茶美豚、黒毛和牛ほかさまざまな特産品に恵まれています。

南さつま市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

南さつま市の主要な駅

南さつま市には鉄道が通っていません。そのため主な交通機関はバスです。市内には鹿児島交通の路線バスとコミュニティバス「つわちゃんバス」が走行しています。また、予約に応じて指定区域内を走行する乗合タクシー「つわちゃんタクシー」が運行しており、市内各所への移動に便利です。

南さつま市役所

南さつま市役所の所在地は、南さつま市加世田川畑2648です。「南さつま市役所」バス停からすぐです。

要介護認定の申請は介護支援課介護給付係で受け付けています。

参考：南さつま市役所

南さつま市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

南さつま市内には、地域包括支援センターが1カ所設置されています（2019年3月現在）。

参考：南さつま市「高齢者福祉」

南さつま市のイベント

吹上浜の広大な砂丘と東シナ海

南さつま市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

「吹上浜砂の祭典」は、例年5月のゴールデンウィークに吹上浜海浜公園周辺で開催されるイベントです。吹上浜の砂で作った最大8m級の砂像およそ100基を展示します。夜には砂像のライトアップや打ち上げ花火がおこなわれるため、1日中楽しめる行事です。

「白川の鬼火焚き」は、例年1月に金峰町白川地区の田んぼで開催されるお祭りです。正月のしめ飾りを竹で作った櫓（やぐら）と一緒に燃やし、一年の無病息災を祈願します。白川の鬼火焚きは子どもたちが櫓の中で一夜を明かし、翌朝櫓に点火するのが特徴です。

「久志太鼓踊り（盆踊り）」は、例年8月に九玉（くだま）神社を中心として開催されるお祭りです。行事は400年の歴史があるといわれています。頭に花笠、背中に孔雀羽を飾っている踊り子が歌い手の歌に合わせて踊ります。肩から吊るしている太鼓はほとんど叩かず、バチを手に優雅に舞うのが見どころです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

南さつま市の高齢者支援制度

南さつま市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

在宅高齢者緊急通報システム事業

緊急時にすぐ外部に通報できる緊急通報装置を貸し出すサービスです。緊急通報装置の設置・撤去にかかる費用は無料で、通信料は利用者負担となっています。

対象となるのは、65歳以上の虚弱で一人暮らしをしている高齢者、65歳以上の寝たきり高齢者、70歳以上で双方が病弱である夫婦世帯です。

参考：南さつま市「高齢者福祉」

高齢者等訪問給食サービス事業

高齢者の自宅に食事を届けるとともに、安否確認をおこなうサービスです。配食回数は、週6～7日程度、1日1～2食までとなります。利用料は1食400円です。

対象となるのは、おおむね65歳以上の虚弱または寝たきりの高齢者で、調理が困難な方です。

参考：南さつま市「高齢者福祉」

乗らんなぁ、タクシー助成事業

市が指定するタクシーの利用料金を一部助成するサービスです。乗車時に使える「利用券」を交付します。利用券は1枚300円で、年間7,200円分（24枚分）が交付されます。なお、1回の乗車につき最大1,500円分の利用券が利用可能です。

対象となるのは、運転免許証を持っていない65歳以上の高齢者の方です。

参考：南さつま市「高齢者福祉」

南さつま市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

南さつま市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。南さつま市は、鹿児島市、日置市、枕崎市、南九州市に隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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