高松市の要支援の受入が可能なグループホーム

介護のほんねでは、「らく楽一宮」、「愛の家グループホーム高松成合」、「グループホームらく楽新田」をはじめとした、香川県/高松市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホーム/要支援の条件に当てはまる施設は45件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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高松市の老人ホーム・介護施設について

香川県の県庁所在地であり県中部に位置する高松市は香川県で最も人口が多い市です。ここでは、高松市の高齢者の暮らしについてご紹介します。

高松市の特徴

高松市役所（MK Products at the Japanese language Wikipedia, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

高松市の人口は42万4,739人です。65歳以上の高齢者の人口は11万9,601人で、高齢化率は28.1％となっています（2021年8月1日現在）。

高松市の総面積は375.44㎢で、香川県の市町村で最大です。エリアは都心、中部東、中部西、東部北、東部南、西部北、西部南、南部の8つに分かれています。

地域	行政管轄
都心	旧市内、太田、木太
中部東	太田、木太、多肥（たひ）、仏生山、林、三谷
中部西	鶴尾、檀紙（だんし）、一宮、円座、川岡
東部北	屋島、古高松、牟礼（むれ）
東部南	川添、前田、川島、十河
西部北	香西、弦打、鬼無、下笠居
西部南	国分寺
南部	香川、香南

参考：高松市「登録人口(令和3年8月1日現在)」「第２章地域別構想」

高松市の魅力

高松市は、美しい島々が連なる瀬戸内海に面し、また讃岐（さぬき）山脈が育んだ豊かな自然に恵まれた地域です。海や島、山がある街としてたくさんの魅力が詰まっています。

JR「高松」駅付近には瀬戸内海の島々へ行ける高松港があり、街の中心部から気軽に旅ができるのが特徴です。また、街の中心部には、外食やショッピングが楽しめるスポットが多くあります。

また、市内には「高松美術館」をはじめ「イサム・ノグチ庭園美術館」「川島猛アートファクトリー」といった、アート作品を楽しめるスポットが充実しています。

高松市沖に並ぶ2つの島、男木島（おぎじま）・女木島（めぎじま）は、高松港からフェリーで行ける島です。3年に1度開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の舞台でもあり、島内には多くのアート作品があります。

高松市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

高松市の主要な駅

香川県高松市のにおける主要な駅は、JR「高松」駅と高松琴平電気鉄道「瓦町（かわらまち）」駅です。 JR「高松」駅は予讃線（瀬戸大橋線）、高徳線を使えます。四国内へのアクセスはもちろん、本州・岡山県にも行きやすいです。

また、高松琴平電気鉄道「瓦町」駅は琴平線・志度線・長尾線の3つの路線が乗り入れ、高松から県内を移動するのに便利な路線です。

高松市の市役所

高松市の市役所は、高松市番町1-8-15にあります。ことでんバス「高松市役所」バス停を下車、すぐそばに位置しています。ことでんバス「五番町」バス停からは徒歩2分です。

要介護申請は介護保険課（高松市役所1階27番・28番窓口）で受け付けています。他に総合センターや支所・出張所・市民サービスセンターでも対応ができます。ただし、代行事業者による申請受付は高松市役所1階27番・28番窓口のみです。

参考：高松市「高松市役所へのアクセス」「要介護認定の申請について」

高松市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

高松市内にはサブセンターを含めて地域包括支援センターが7カ所設置されています。また、地域包括支援センターの窓口である老人介護支援センターが市内に27カ所設置されています。老人介護支援センターは24時間対応なので、夜間・休日も相談可能です。

参考：高松市「担当地域包括支援センター『あんしんサポート』」

高松市のイベント

総おどり 2014年撮影（Vanvelthem Cédric - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

高松市で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

「さぬき高松まつり」は毎年8月12日～8月14日まで高松市で開催されるお祭りです。2日目には、花火大会があり、打ち上げ数は8,000発にもなります。お祭りのクライマックスを飾る3日目の総おどり「喜舞笑舞（きまいわらいまい）」では、子どもから大人まで踊りながら街を歩きます。3日間を通して、活気あふれる高松市を感じられるイベントです。

「ひょうげ祭り」は、浅野地区で開催される江戸時代から続くお祭りです。「ひょうげ」とはふざけて踊ることを指す「ひょうげる」に由来しています。お祭りの参加者は顔に色鮮やかな化粧をし、民族衣装をまとい、浅野集落センターから新池までの2kmの道のりを練り歩きます。市の無形民俗文化財に指定されています。

「瀬戸内国際芸術祭」は3年に1度開かれる大規模な現代アートのイベントです。春、夏、秋に合計100日間以上にわたって美術作品が展示されます。瀬戸内海の各島で美しい自然を生かしつつ、芸術を堪能できます。

老人ホームや介護施設では、施設職員と一緒にイベントやお祭りに参加できる場合があります。イベントに参加できるかは事前に問い合わせておきましょう。

高松市の高齢者支援制度

高松市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

配食見守りサービス事業

「高松市在住で65歳以上の一人暮らしまたは高齢者のみの世帯の方」のうち「調理・買い物ができない状態で、定期的な安否確認を要する方」に対し、高松市では配食見守りサービスを提供しています。週2回（1日1回）の利用が可能で、お弁当を自宅に配達し、安否確認をしてくれます。

万が一異常を発見した場合はすぐに登録された親族に連絡され、必要があれば警察・消防へ通報される仕組みです。お弁当の費用はすべて実費となるものの、市民税非課税の方であれば1食200円の助成を受けられます。

参考：高松市「配食見守りサービス事業」

たかまつ介護相談専用ダイヤル

高松市では、「たかまつ介護相談専用ダイヤル」を設置し、高齢者に関係する生活や介護の悩みを相談できる窓口を開設しています。たかまつ介護相談専用ダイヤルは介護支援専門員をはじめとした専門職が、24時間365日対応している電話窓口です。高松市在住の高齢者や家族、また市外に住んでいる高齢者の家族は相談対象者になるため、介護で相談したいことがある方は気軽に利用してみましょう。

参考：高松市「たかまつ介護相談専用ダイヤル」

長寿手帳の交付

長寿手帳とは、高松市が65歳以上の方を対象に発行している手帳です。長寿手帳があれば玉藻公園や栗林公園といった公園や市美術館が主催する展覧会の入場料が無料・割引になります。

長寿手帳を発行したい場合は、本人確認書類を高松市役所2階の長寿福祉課、支所・出張所、市民サービスセンターなどの窓口へ行き、申請しましょう。

参考：高松市「長寿手帳の交付」

高松市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。高松市は坂出市、さぬき市、木田郡三木町、綾歌郡綾川町、仲多度郡まんのう町、徳島県美馬市と、さらに海を挟んで香川郡直島町、小豆郡土庄町、小豆島町、岡山県玉野市と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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