小松市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「サービス付き高齢者向け住宅たるる北浅井」、「サービス付き高齢者向け住宅おれんじハウス」、「エンジェルハウス」をはじめとした、石川県/小松市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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小松市の老人ホーム・介護施設について

小松市は、石川県の南西部にあり、加賀平野のほぼ中央に位置します。工業や伝統文化といった産業で発展してきた都市です。こちらでは「小松市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

小松市の特徴

小松市役所（ぺ有家音 - 自身で撮影, CC0, リンクによる）

小松市の人口は10万7,722人です。65歳以上の高齢者数は3万613人で、高齢化率は28.42%になります（2021年1月1日現在）。

小松市の面積は371.05㎢です。小松市は、以下の表の通り大きく10地域に区分されます。

西部地域、北部地域、中央地域、東部地域、国府・中海（なかうみ）地域、向本折（むかいもとおり）・今江地域、木場潟（きばがた）周辺地域、御幸（みゆき）・月津地域、符津（ふつ）・矢田野地域、粟津（あわづ）・那谷（なた）地域

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／小松市「市の概要」「小松市都市計画マスタープラン『概要版』」

小松市の魅力

小松市は、古くから「ものづくり」が盛んに営まれてきました。市内には、世界的な建設機械メーカーや電子部品メーカー、日本有数のバス製造メーカーといった企業が集約しています。そのほか繊維産業や、伝統産業の「九谷焼（くたにやき）」が有名です。

また、小松市は豊かな自然環境が魅力です。東側に霊峰・白山、北西部には日本海が広がります。「木場潟（きばがた）公園」は、太古から残存する「木場潟」を囲うように整備されています。公園からの白山の眺望は、県内随一といわれる美しさです。春には約1,700本の桜が咲き誇り、花見の名所となっています。

小松市には温泉が複数あります。なかでも「粟津温泉」は開湯1,300年以上の歴史がある温泉です。白山を開山した高僧・泰澄大師（たいちょうだいし）が718年に発見したと伝えられています。湯量が多く、やけどや切り傷に効く名湯として有名です。足湯があるので、気軽に温泉を楽しめます。

小松市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

小松市の主要な駅

小松市には、JR北陸本線が走行しています。主要駅は「小松」駅です。「小松」駅からは金沢方面や滋賀県の長浜・米原方面に移動できます。

また、市内循環バスや小松空港行きの路線バスが運行しており、市内のアクセスに便利です。

小松市役所

小松市役所の所在地は、小松市小馬出町91です。「小松」駅から徒歩約13分で到着します。バスを利用する場合は「市役所前」バス停で下車し徒歩3分です。

要介護認定の申請は長寿介護課で受け付けています。

参考：小松市役所

小松市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

小松市では地域包括支援センターを「高齢者総合相談センター」と呼んでいます。小松市の高齢者総合相談センターは、合計10カ所です。

参考：小松市「高齢者総合相談センター」

小松市のイベント

Otabi-Matsuri. The child KUBUKI festival in Japan.（Y.S - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

小松市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「お旅まつり」は、毎年5月に兎橋（うはし）神社周辺で開催されるお祭りです。きらびやかな曳山（ひきやま）が町内を巡ります。見どころは、曳山の舞台上で上演する「子ども歌舞伎」です。地元の子どもたちによる迫真の演技に、会場では拍手喝采が起こります。

「おっしょべ祭り」は、毎年8月に粟津温泉で開催されるお祭りです。おそろいの浴衣を着た観光客や地元住民が、おっしょべ節と太鼓の響きに合わせて踊りを楽しみます。期間中には「おっしょべ踊りコンテスト」が開催され、全国から多くの参加者が集まります。

「どんどんまつり」は毎年10月中旬の2日間にわたり、小松駅前で開催されるイベントです。小松市が発展するきっかけとなった前田利常（としつね）公の遺徳をしのびます。「どんどんまつり」という名前には、小松市で昔から盛んな大太鼓をまつりの象徴にするとともに、「どんどん集まろう、どんどん発展させよう」という願いが込められています。あんどん行列やステージパフォーマンス、どんどん音楽祭をはじめ、さまざまな企画がおこなわれる催しです。

⽼⼈ホームや介護施設によっては、レクリエーションの一環として地域のイベントに参加できることがあります。興味がある方は施設に確認しましょう。

小松市の高齢者支援制度

小松市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

はり・きゅう・マッサージ施術費の助成

市が指定した施術所でのはり・きゅう・マッサージの施術費を一部助成するサービスです。3,000円分の施術を1,000円で受けられる助成券を交付します。助成券は、施術1回につき1枚利用できます。施術費が3,000円を超える場合、超過分はすべて利用者負担です。助成券の枚数は申請月によって異なり、年間で最大18枚交付されます。なお、1カ月間の利用枚数に制限はありません。

対象は「70歳以上の高齢者」「65歳以上の身体障害者手帳1～3級を所持している方」「65歳以上の療育手帳A・Bを所持している方」です。

参考：小松市「はり・きゅう・マッサージ施術費の助成」

配食サービス

食事を用意するのが難しい高齢者に、栄養バランスのとれた食事を届けるサービスです。配達時にあわせて、安否確認を実施します。利用料は1食400円です。必要に応じて、昼と夜の2食まで利用できます。ただし、日曜・祝日・年末年始は依頼できません。

対象となる方は「65歳以上の高齢者のみの世帯、およびこれに準ずる世帯」です。

参考：小松市「配食サービス」

訪問理美容サービス

外出が難しい在宅の要介護者向けに、理美容師が自宅へ訪問して理美容サービスをおこないます。利用料は1回につき1,000円です。年間3回まで利用できます。

対象は「要介護3以上で在宅生活をしており理美容室へ行くことが困難な方」です。入院中や施設（グループホームなどは除く）に入所している場合は対象外となります。詳しくは長寿介護課にお問い合わせください。

参考：小松市「訪問理美容サービス」

小松市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

小松市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。小松市は白山市、能美市、加賀市、福井県勝山市と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。