知多郡東浦町のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームもくせいの家（きんもくせい・ぎんもくせい）」、「グループホームかえで」、「グループホームメドックガーデンビレッジ緒川」をはじめとした、愛知県/知多郡東浦町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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知多郡東浦町の老人ホーム・介護施設について

知多郡東浦町は、愛知県の知多半島の付け根に位置する町です。名古屋市の中心部まで電車や車を使って約30分で行けるため、ベッドタウンとして発展しています。こちらでは「知多郡東浦町での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

知多郡東浦町の特徴

東浦町役場、愛知県、日本（アラツク - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

知多郡東浦町の人口は5万415人です。そのうち、65歳以上の高齢者人口は1万2,970人で、高齢化率は25.73%となります。

知多郡東浦町の面積は31.14㎢です。町内は森岡地区、緒川地区、緒川下切地区、石浜地区、生路地区、藤江地区の6つの地区に分かれています。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」／東浦町観光協会「モデルコース一覧」

知多郡東浦町の魅力

知多郡東浦町は多くの自然に恵まれています。なかでも「於大（おだい）公園」は、桜や枝垂れ梅をはじめとする四季折々の樹木や花に触れられるスポットです。園内の薬木薬草園やオニバス池では、野鳥や昆虫などの生物が見られます。そのほか、園内にはマレットゴルフ場やバーベキュー広場といった設備が充実しています。

また東浦町は、徳川家康の母親である於大の方（おだいのかた）の出生地です。町内には於大の方ゆかりの寺院や史跡が点在しています。於大の方の家系である、水野氏歴代の位牌や墓がある「宇宙山乾坤院（けんこんいん）」や、生前に所持品を収めた「善導寺」が有名です。

東浦町の特産品は、豊かな丘陵地を利用して栽培されたブドウです。巨峰をはじめとする20種類以上のブドウが生産されており、食べ比べが楽しめます。巨峰ジャムや巨峰ゼリーといった加工品も豊富です。そのほか、東浦の温暖な気候とミネラル豊富な地下水で栽培したトマトや、地元契約栽培米の「若水」を使った純米酒も特産品として扱われています。

知多郡東浦町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

知多郡東浦町の主要な駅

知多郡東浦町では、JR武豊線が運行しています。主要駅は「緒川」駅です。

また町内では東浦町運行バス「う・ら・ら」が走っています。大型商業施設や病院、医療研究センターに停車するため、日常生活上の移動に便利です。「刈谷」駅や「東浦」駅にアクセスできる路線もあります。

東浦町役場

東浦町役場の所在地は、知多郡東浦町大字緒川字政所20です。JR武豊線「緒川」駅から徒歩12分で着きます。バスを利用する場合は「東浦町役場」バス停を下車してすぐです。

要介護認定の申請は、ふくし課で受け付けています。

参考：東浦町役場

知多郡東浦町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

知多郡東浦町の地域包括支援センターは1カ所です。「東浦町高齢者相談支援センター」という名称で運営されています。

参考：社会福祉法人東浦町社会福祉協議会「包括支援センター」

知多郡東浦町のイベント

於大公園（愛知県知多郡東浦町、2011年）（Tomio344456 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

知多郡東浦町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「東浦町於大まつり」は、例年4月中旬の土曜日に「於大公園」周辺で開催されるイベントです。八重桜が咲く散策道「於大のみち」を進む於大行列が見どころです。於大の方や鎧（よろい）武者の姿をした人々が練り歩く、時代絵巻のような情景が楽しめます。このほか、楽器演奏や火縄銃演武をはじめとしたステージイベントや、物産展が催されます。

「おまんと祭り」は、例年9月から10月にかけて東浦町内の各神社で開催されるお祭りです。五穀豊穣を願う伝統的な例祭で、数百年の歴史があります。若衆が境内の柵の中を駆け回る馬につかまって伴走する「駆け馬」が見ものです。神社によっては神楽や神子舞（みこまい）を奉納するところもあります。

「東浦町産業まつり」は、例年11月上旬に「文化センター」や近隣の公共施設で開催されるお祭りです。約50団体が参加し、特産品の販売やバザー、ステージイベントが催されます。例年2万人以上が訪れるイベントです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

知多郡東浦町の高齢者支援制度

知多郡東浦町が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

配食サービス

高齢者の方に向けて、365日の夕食を配達するサービスです。食事の提供と同時に安否確認をします。利用料はお弁当の種類によって異なりますが、住民税非課税世帯は1食につき350円～、課税世帯は1食につき450円～です。

対象は、65歳以上の一人暮らしの方または65歳以上の高齢者のみの世帯で、以下の両方に当てはまる方です。

老衰や身体障がい、疾病などで買い物や調理が困難な方
家族からの食事提供が難しい方

参考：知多郡東浦町「高齢福祉安心して生活できるために」

寝具クリーニングサービス

高齢者の方の寝具類をクリーニングするサービスです。掛け布団、敷き布団、毛布、敷きパッドが対象となります。利用料は無料です。住民税非課税世帯は月1回、課税世帯は年度内4回以内まで利用できます。

対象は65歳以上で一人暮らしの方、または要介護度4・5の認定を受けている方です。なお、要介護4以上の方は申請時に介護保険被保険者証が必要です。

参考：知多郡東浦町「高齢福祉安心して生活できるために」

緊急通報装置の設置

高齢者の方の自宅に緊急通報装置を設置します。急病や災害といった緊急時に装置のボタンを押すと、事前に登録した番号や消防署、またはALSOKガードセンターに通報できます。装置はNTTとALSOKの2種類から選択でき、費用はそれぞれ異なります。詳細は下記リンクからご確認ください。

対象は65歳以上の一人暮らしの方、または要介護1以上の方を含む65歳以上のみで構成される世帯、および町長が必要と認めた方です。

参考：知多郡東浦町「高齢福祉安心して生活できるために」

知多郡東浦町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

知多郡東浦町で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。知多郡東浦町と隣接しているのは、刈谷市、高浜市、大府市、知多市、東海市、半田市、知多郡阿久比町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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