姫路市の老人ホーム・介護施設について
姫路市は、国宝かつ世界文化遺産である姫路城で有名な兵庫県の中核市です。ここでは姫路市での高齢者の暮らしをご紹介します。
姫路市の特徴
姫路市の人口は、53万2,231人です。65歳以上の人口は14万3,540人で、高齢化率は26.97%となります(2021年6月30日現在)。
姫路市の魅力
姫路市は兵庫県南西部に位置し、瀬戸内海に面しています。瀬戸内型気候のため比較的暖かく、四季を通じて過ごしやすい気候です。市内を夢前川や揖保川(いぼがわ)といった河川が流れています。
市の中心よりやや南には世界文化遺産である「姫路城」があり、城を中心として市街地が広がっています。また姫路城に隣接する「好古園(こうこえん)」は、江戸時代の庭園の姿を味わえる名所です。
他に「播磨国総社(はりまのくにそうしゃ)」や「書写山圓教寺(しょしゃざんえんきょうじ)」といった寺社、世界各国の遺産を体感できる「太陽公園」と、気軽に散策できるスポットがあります。
姫路市の主要な駅・区役所・地域包括支援センター
姫路市の主要な駅
姫路市ではJR山陽本線・播但線(ばんたんせん)・姫新線(きしんせん)、山陽電鉄本線・網干線(あぼしせん)などを使えます。
主要な駅はJR「姫路」駅と山陽電鉄「山陽姫路」駅です。どちらも市の中心地にあり、姫路と神戸・大阪方面を結んでいます。「姫路」駅は従来線の山陽本線(JR神戸線)と山陽新幹線が通っているので、県外の移動に便利です。
姫路市の市役所
高齢者にとって市役所は、要介護認定の申請や行政サービスの申し込み、住民票の受け取りといった用事で利用します。
姫路市役所の所在地は、姫路市安田4丁目1です。路線バスの「姫路市役所前」バス停から徒歩2分です。
姫路市で要介護認定を受ける際には、介護保険課(本庁舎2階)、または支所・家島事務所・駅前市役所・出張所・サービスセンター・保険福祉センターの各窓口で申請できます。
参考:姫路市役所
兵庫県姫路市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
姫路市のイベント
姫路市内で、毎年恒例となっているイベントやお祭りをご紹介します。
「灘のけんか祭り」は毎年10月に白浜町の松原八幡神社で行われる秋季例祭です。「けんかまつり」の名の通り神輿をぶつけ合う神事は、天下の奇祭と呼ばれています。華麗な屋台を練り競う「屋台練り」が見どころです。
「姫路お城まつり」は、さまざまなイベントが開催される姫路市最大の市民まつりです。5月には三の丸広場に設けられる特設舞台で薪能(たきぎのう)が演じられます。11月には「大パレード」や「ひめじ良さ恋まつり」といった、多彩な催し物がくり広げられます。
「姫路城観月会」は姫路城を会場とするイベントで、毎年9月に開催されます。和太鼓の演奏などを楽しみながら、姫路城をバックにして中秋の銘月を鑑賞します。
姫路市の高齢者支援制度
姫路市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。
ふれあい食事サービス
姫路市内で暮らすおおむね65歳以上で一人暮らしの高齢者を対象に、会食または配食によって月1~4回ほど、昼食を提供する「ふれあい食事サービス」をおこなっています。実施回数や食事のとり方は区域によって異なります。
参考:姫路市「ふれあい食事サービス」
ひとり暮らし高齢者入浴サービス
一人暮らしの65歳以上の高齢者を対象に、市内の公衆浴場を無料で利用できる入浴券を年4回分配布する「ひとり暮らし高齢者入浴サービス」を実施しています。利用するためには申請が必要です。
参考:姫路市「ひとり暮らし高齢者入浴サービス」
認知症高齢者等の見守り・SOSネットワーク
認知症によって迷子になってしまった高齢者を早期発見するための制度です。事前に本人の写真、身体的な特徴を登録することで情報が警察署や地域包括支援センターに共有されます。その後、地域包括支援センターがQRコードのシールが配布。これを衣類や靴に貼っておくことで早期発見につながります。
参考:姫路市「認知症高齢者等の見守り・SOSネットワークについて」
姫路市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
姫路市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。姫路市に隣接するのは高砂市、加古川市、加西市、たつの市、宍粟市、揖保郡太子町、神崎郡福崎町・神河町・市川町です。