函館市の老人ホーム・介護施設について
函館(はこだて)市は、北海道南部・道南地方にあります。北海道では3番目に人口が多い市です。ここでは、函館市での高齢者の暮らしについてのポイントをご紹介します。
函館市の特徴
函館市の人口は25万1,891人です。65歳以上の高齢者人口は9万122人で、高齢化率は35.78%です(2021年1月1日現在)。
函館市の魅力
函館市は北海道を代表する観光都市です。江戸幕府が築造した「五稜郭」は有名です。そのほか赤レンガの洋館である「はこだて明治館」や「金森赤レンガ倉庫」といった明治時代のレトロな建物をはじめ、歴史を感じられるスポットが多いのが特徴です。
また、函館市ではご当地グルメを堪能できます。函館朝市で食べられる海鮮丼や、札幌の味噌、旭川の醤油と並んで人気の函館塩ラーメンが代表的です。そのほか函館発で道南地域に複数の店舗を構えるハンバーガーチェーン・ラッキーピエロは、地元民から愛されています。
函館市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
函館市の主要な駅
函館市にはJR函館本線、函館市電宝来・谷地頭(やちがしら)線、本線、大森線、湯の川線、道南いさりび鉄道線、JR北海道新幹線が走っています。また函館山に登る際には函館山ロープウェイを利用できます。
主要な駅はJR「函館」駅です。「函館」駅ではJR函館本線を使えます。また函館市内には、バス路線が充実しており、函館空港や「函館」駅といった主要なスポットと各エリアを結ぶバスが運行しています。
函館市役所
函館市役所は、函館市東雲町4-13にあります。「市役所前」バス停Aのりばから徒歩約1分で到着します。
要介護認定の申請先・相談先は、高齢福祉課 高齢者・介護総合相談窓口(市役所2階)または各支所窓口で受け付けています。
参考:函館市役所
函館市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
函館市では地域包括支援センターを「高齢者あんしん相談窓口
地域包括支援センター」と呼んでいます。函館市内の「高齢者あんしん相談窓口
地域包括支援センター」は10カ所です。また、身近な相談を受け付けて地域包括支援センターへとつなげる窓口である「ブランチ」が1カ所あります。
参考:函館市「高齢者あんしん相談窓口
函館市地域包括支援センター」
函館市のイベント
函館市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。
「箱館五稜郭祭」は、5月中旬の土日におこなわれるお祭りです。戊辰戦争の舞台になった五稜郭に関する歴史を未来に伝えていくことを目的としています。1日目は箱館戦争ゆかりの地を巡る「碑前祭」、土方歳三を演じる「土方歳三コンテスト全国大会」といった催しがあります。2日目は旧幕府軍や官軍に扮して練り歩く「維新行列・音楽パレード」、五稜郭の明け渡しを現代に再現する「開城セレモニー」が見どころです。
「はこだてクリスマスファンタジー」は12月1日から25日ごろに開催される冬の一大イベントです。カナダから寄贈される大きなクリスマスツリーのイルミネーションが飾られます。また期間中には、クリスマスツリーの点灯式やオープニングセレモニー、クリスマスファンタジー・イルミネーションコンテストといった催し物が開かれます。
老人ホームや介護施設によっては、お祭りやイベントに足を運ぶことが可能です。イベント・お祭りに参加したい方は、入居前に施設に確認してみましょう。
函館市の高齢者支援制度
函館市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。
除雪サービス
函館市では、冬季の支援として外出するために必要な通路を確保する除雪をおこなっています。対象者は「自力での除雪が難しい一人暮らしの高齢者の方」または「高齢者のみの世帯」です。
ただし自宅からの外出が目的ですので「入院や施設に入所している」「デイサービスを利用することを目的にしている」といった場合には利用できません。問い合わせ窓口は函館市役所の保健福祉部高齢福祉課です。
参考:函館市「除雪サービス」
高齢者見守りネットワーク事業
地域包括支援センターの職員が高齢者宅を訪問し、生活状況を確認したうえで必要なアドバイスをする取り組みです。高齢者の孤独死や孤立を防ぐ目的があります。
対象者は75歳以上の一人暮らし世帯です。しかし介護サービス、「食」の自立支援事業、在宅福祉委員会の訪問安否確認サービスを利用している方は対象外となります。
参考:函館市「高齢者見守りネットワーク事業」
安心ボトル(救急医療情報キット)配布事業
体調の急変をはじめとする緊急時に、自宅に駆けつけた救急隊員に生活状況を知らせるための「安心ボトル(救急医療情報キット)」を配布しています。安心ボトルには、本人の氏名や持病、かかりつけの病院、緊急連絡先といった情報を記載した用紙を入れます。
対象者は「65歳以上の一人暮らしの方、高齢者のみの世帯」です。安心ボトル(救急医療情報キット)は、函館市役所の高齢福祉課や地域包括支援センター、老人福祉センター、地域の民生員が配布しています。
参考:函館市「安心ボトル(救急医療情報キット)配布事業」
函館市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。函館市は、北斗市、亀田郡七飯町、茅部郡鹿部町、海を隔てて青森県下北郡大間町と隣接しています。