トルチェ狭山池の口コミ・評判　りーぜ（男性/40代）

総部屋が30部屋弱の、施設としては非常にこじんまりとしたホームでした。 2012年開所ということで、私が見学したときにもまだまだ綺麗な新築の状態で、清潔感があり良好な印象。 介護ベッドなども設置できる大きな個室なので大半の方が入居可能である一方で、どちらかというとビジネスホテルの一室のような雰囲気だった為、居心地という意味では少しそわそわしてしまうデザインが気になりました。 共用部分や食堂も、施設全体の広さから考えると十分な間取りが確保されていたので、快適な環境にあると思って戴いて構いません。

共用スペースを利用した入所者同士の交流行事であったり、近くには狭山池というため池が有り、この周囲には遊歩道や公園があったりと外へのお出かけもしやすい環境なので、お散歩などもイベントとして実施されているようです。 住宅地の中の施設ですが、周りの環境的にも飽きずに過ごす事ができるだけのものが取りそろえられています。

入居時の一時的な費用として敷金が10万円ほど、月額の費用として13万円強の費用が毎月必要になるそうです。 施設の充実度や広さなどを考慮すると、月額13万円は少し高い印象もあったんですが、一時金が安い点や施設全体の真新しさを考慮すると、この価格ならまぁ納得かな？と思える設定でした。

食事メニューはカタログだけでの閲覧でしたが、一汁一菜+メインディッシュ１品とデザート１品という、オーソドックスながらもバランスの良い食事が提供されています。 朝食時にはパン食なども時々採り入れてらっしゃるようですね。 また、胃ろうや流動食などの特別な食事にも対応可能という説明を受けました。

浴室にもしっかりとした手すりやバリアフリー化が計られていて、施設全体の雰囲気も良好で入所者の方も気負うことなく過ごす事ができます。 スタッフの方も、３人程度の方とお話しさせて戴きましたが、皆さんはつらつとされていて、決して暗い陰湿なイメージはありません。 入所者数が最大でも数十人程度の規模に収まるので、非常にアットホームで快適な雰囲気という印象でした。

すぐそばに救急車が待機する消防署もありますし、大学病院なども車で20分圏内にあるので、医療体制については全く心配ありませんでした。 介護についても、常駐されるスタッフさんが24時間常に待機されているようなので、この辺りも不安はありません。 また、胃ろうや透析患者の方も応相談ですが対応していただけるようなので、こういった点も特に不満は感じなかったです。

周囲が新興の住宅地なので、全体的に自然と都心が融合した雰囲気で作られています。 また、そばにはスーパーなど商業施設もいくつか充実しているので、そういった意味での不満も感じません。 住宅地内の施設なので初めての方は迷う可能性もありますが、南海電鉄の狭山駅から線路沿いに徒歩10分以内でたどり着くことができる場所にあるので、公共交通機関でも来訪可能です。 ただし、一応駐車スペースはありますが、あまり広くないのでお車での面会時などは注意が必要だと感じました。

私が見学した段階で、空き室は3室ありました。 全体で26室程度の間取りなので、時期によっては空き室がない可能性もあるようです。 前もって確認を忘れずに行っておくと良いと思います。