チャーム枚方山之上の口コミ・評判　ラインの乙女（女性/60代）

オープンな事務室が玄関を入ったところにあり、入居者を含めて人の出入りによく目が届いている。ロビーには緑の鉢植えや生け花が置かれていて、心和む空間になっている。本箱には多くの単行本や文庫本が置かれている。2月上旬からは春を呼ぶかのような立派な段飾りの雛人形が飾られ、多くの人の目を楽しませている。洒落た喫茶コーナーもあり、好みの飲み物を注文でき、カフェの雰囲気が味わえる。 廊下や居室内にはカーペットが敷き詰められていて、我が家のような温かみが感じられ、また足にも大変やさしい。清掃が行き届いていて、ゴミが落ちているのを一度も目にしたことがない。

初詣、花見、外食、紅葉狩りなど外出の機会は大変多い。神戸港からのクルーズ、姫路城見学、嵐山散策などの企画もあった。施設内でも豆まき、夏祭り、屋台村、バーベキュー、流しそうめんなどの工夫を凝らしたイベントがたくさんあり、家族で参加される方も多い。カラオケ、書道教室、手芸教室、体操、映画鑑賞、フルートや篠笛の生演奏、年末には紅白歌合戦など毎月何かしらのイベントが用意されている。どのイベントにも多くの方が参加され、終了後の廊下は車椅子や歩行器具、シルバーカー等で大渋滞となる。

詳細な明細が本人と家族に送られてくる。金額もサービスがよいので、納得している。

すべての食事が施設内で調理される。そのために、いつも温かい。調理室からは包丁を使う音が聞こえ、家庭のような懐かしさがある。きざみ食にも流動食にも対応してくれ、京料理風の上品な味付けになっている。米がよいのも嬉しい。スペシャルメニューもあり、自由に選ぶことができる。月に1度「スイーツの日」があり、旬の食材を使った和洋のスイーツがおやつに供され、ホテルのスイーツのようだ、と好評である。それ以外の日は「お茶の時間」があり、好みの飲み物を頂ける。予約しておけば、家族の食事も用意される。

スタッフは大変きめ細かく、親身になって対応してくれる。見守りや介助等で居室を訪れ、声をかけてくれる回数が極めて多い。お願いすれば冷蔵庫の中まで管理してくれる。シーツや衣類はいつも清潔だ。排泄なども実にてきぱきと、入居者をたえず気遣う声かけをしながら介助してくれる。介助される者の心を傷つけまいとする配慮が、よくなされていることがわかる。スタッフの姿を見ていると、「人間の尊厳を守る」という言葉がいつも脳裏を掠める。どんな施設・設備も人に勝るものはない。まさに「人は石垣」、すべてのスタッフにいつも感謝している。

体温や血圧の検査がひんぱんに行われる。便通の有無や食欲にも気が配られる。服薬は、飲み残しや飲み忘れがないように徹底されている。体調の悪いとき、夜間に１時間おきの見回りがあった。急な異変にも迅速に対応してくれ、入院が決まると、必要な衣類や生活用品を届けてくれたりしたこともあった。入居者一人ひとりの体調から生活の状態まで、全員のスタッフに周知徹底が図られていて、情報が把握されていることが心強く有難い。