老人保健施設　のぞみ苑の口コミ・評判　tusamihi（女性/70代）

狭いながらも、毎日掃除の女性が綺麗に掃除をしてくれて気持ちのいい、清潔なお部屋でした。入れ歯は、部屋に洗面が付いているので、毎食後そちらで洗っていました。食事に介護がいるようになってからは、エレベーターで車いすに乗せて食堂まで移動していました。トイレはできる限り自分で出来るように頑張ってもらっていましたが、紙パンツが上手くはけない時は介助してました。プライベートは、身体を拭きに来てくれた時だけはカーテンを閉めて、家族も部屋から出されていました。身なりはいつも清潔にしてくれていました。看護師さんや介護士さんたちが、常に様子を見に来てくださっり、本当に家族的な介護施設でした。

曜日でレクリエーションやイベントが決まっていて、私もよく参加させてもらっていました。子供のころの童謡や歌謡曲を、電子オルガンを弾いてくれて、みんなで合唱をします。母も私も子供のころが蘇り楽しかったです。色紙を使って折ったり、切ったり、貼ったりと、皆さん器用にされます。四季によってイベントがあり、その度に、職員さんたちも大変だなぁ〜と、頭が下がりました。また、 毎月のお誕生日の方の紹介を、写真付きで張り出していて、それを見るのも楽しみの一つでした。

費用は長女が管理していたので報告を聞いていましたが、毎月１０万ほどだったと思います。本人の収入から支払いができていたので、子供としては大いに助かりました。こちらが用意する、パジャマ、タオル類、肌着、ソックス、軽い毛布等はその都度買って持って行きました。

入所当初はご飯が足らなくて、自分で多めのご飯にしてほしいと要望したようです。メニューには割と魚料理が多かったです。おかずの量も多く、何かと豊富な食事でした。塩分を制限されていたのに「味付のり」を持ってきてほしいとよく言ってましたので、婦長さんの許可を頂き買っていきました。

のぞみ苑のスタッフは本当に家族的で、安心してお願いできました。楽しい方が多く、母も自分の孫のように接していました。寂しい気持ちには絶対ならない雰囲気を作っていました。

介護、看護職員の数は全国どこも不足していると聞きますが、ご多分に漏れず、こちらも少ないと言っていました。爪切りをしてあげたのですが、深爪に切りすぎて介護士さんに叱られました。 母が自分で食事が出来なくなった頃から、昼食と夕食の介助に通いました。少しでもスタッフの皆さんの助けになるようにと、母の介護に悔いを残さないためにもさせて頂きました。最期が近くなりかけた頃、先生から延命のお話がありましたが、姉妹で話し合い、延命処置はしないと決めました。肌荒れのカサカサが目立つようになったら、クリームでマッサージをしてあげ、足のむくみが出てきていたので、よくマッサージをしてあげました。

姉妹とも母の居る苑とは近い方なので、助かりました。毎日通うのも苦じゃなく、楽しみに通っていました。

転んで骨折してから約3年ほどお世話になりましたが、本当に良い所にお世話になれたと感謝しています。このような施設がもっと増えることを期待しています。