ベストライフ横浜港南

ベストライフ横浜港南の口コミ・評判 ねり(女性/60代)

4.0
住宅型有料老人ホーム
入居支援金:7千円

神奈川県横浜市港南区笹下3-13-6

地図

※こちらの口コミは約8年前に投稿されたものです。

ねり

トータルでとても良い施設です

ねり(女性/60代) 投稿日時:2016年02月29日

居室/設備

5.0
新規オープン後まもなく入居したので、施設全体が新しく、清潔に保たれていました。居室は全室、室内に洗浄機能つきトイレと小さな洗面台がある個室で、広さは各室19�〜22�ぐらいだったと思います。料金が同レベルの他社の施設も検討しましたが、居室が15�〜17�程度と狭い施設が多く、居室の広さにゆとりがあることも入居の決め手の一つになりました。晴れた日の日中は照明なしでも十分に明るかったのも良かった点です。廊下や食堂、ロビーなど共用部分も十分な広さがあり、共用の多機能トイレや洗濯室も完備されていました。エレベーターなどバリアフリーも万全でした。 居室のあるフロアの廊下にソファとテーブルのある一画があり、ケアマネさんや保険会社の方との相談や、打ち合わせに活用していました。入居当初は食事の時間以外は食堂も自由に使っていいことになっていましたが、認知症の患者さんが厨房に入り込むなどのトラブルがあったため、途中から使用できなくなりました。食事とレクリエーションの時間以外は食堂内の飲料の自販機も使えなくなってしまったのが残念でした。 老人ホームには入りたくないと言っていた母が入居したとき、きれいな所を探してくれてありがとう、と言っていたので、全体的には入居者本人も満足していたようです。

行事/イベント

4.0
原則として毎日、午後2時ごろに簡単なエクササイズやカラオケ、塗り絵、折り紙などのレクリエーションが日替わりで実施されていました。母は認知症がかなり進んでから入居したため、体を動かしたり、頭を使ったりするのがかなり疲れるらしく、体調がいいときしか参加していませんでした。近所の花見など季節ごとの外出イベントもありましたが、回数は年2回程度と多くなかったので、健常な入居者の方には物足りなかったのではないかと思います。このほか、夏冬の年2回、衣料品の移動販売がありました。コートなどの衣料から、靴下、サポーター、手袋、タオルなどを購入でき、家族同伴でも外での買い物が難しい入居者には大変好評だったようです。母もこのイベントはとても気に入っていました。 館内のレクリエーションは季節感が反映されるように工夫されていたほか、季節の行事や誕生日などの記念日には施設から扇子、ミニタオル、ぬいぐるみ、匂い袋等の小物のプレゼントがありました。 認知症の患者さんが多く、カラオケなどの設備はありませんでしたが、入口のロビーに大型テレビがあり、居室にテレビのない入居者の方がロビーに来て見ていました。

費用/価格

4.0
90歳以上は入居金0円(その分、月額料金が高くなる)コースがあり、入居時の母は93歳だったので、0円コースを申し込みました。入居一時金を支払って月額料金を低くした場合と比較すると、5年以上継続して入居すると一時金を払ったほうが総額は安くなりますが、母の場合は5年後は98歳です。実際は入居期間2年半でした。 月額料金は居室の賃貸料、食事代、管理費等の基本料金が22万円。このほかに介護保険の自己負担分、医療費、おむつ代、美容代金(髪のカット代)等が必要になります。おむつは施設でも用意してくれますが、市中の薬局で買うより割高になるので当初は家族が補充していました。しかし、介護度が上げるにつれ、おむつのサイズが最大になり、使用量も増えて家族の補充ではとても追いつかなくなったため、施設に一任しました。トイレットペーパーやティッシュペーパーなどは家族が補充しました。 入居1年ほどで要介護5になり、排泄の世話にとても手がかかるようになったため、介護保険の自己負担分のほか、保険適用外の支払いもピーク時で毎月3万円程度の負担がありました。1ヶ月の総支払額はピーク時は33万〜34万円でした。高いとは思いましたが、在宅で介護していた場合でも、家族や介護保険の訪問ヘルパーだけでは手が足りず、高い料金を払って人手を増やさざるを得なかったと思います。特に母が住んでいた横浜市金沢区の場合、在宅で家族が介護できると、介護度が低く認定される傾向があるので、逆にもっと費用がかかったかもしれません。実際、母がホームに入居する前、3LDKの家中に排泄物を垂れ流している状態でも、認定は「要支援1」のままでした。入居したホームは職員の方のケアもとても良かったので、料金は高くても満足しています。 支払いは毎月、全額が母名義の口座から引き落とされ、現金での支払いはありません。居室費など前払いの部分と、食費など後払いの部分があり、介護も形式上は子会社に依頼する形になっているため、毎月の請求書は2〜3mmの厚さになり、今見ても煩雑で細かいところまではよくわかりません。

料理/食事

3.0
料理は3食、栄養士さんが栄養バランスやカロリーを考えた食事を出してくれていましたが、母は入居当初は「ご飯がまずい」と言っていました。母は歯が半分しかなく、刻み食だったことも原因かもしれません。その後、次第に咀嚼力が衰え、最後はとろみ食になりましたが、このころになると、母は甘い物以外は味がわからなくなっていたようです。プリンなどのデザートは見た目もおいしそうでしたし、母は真っ先に食べていました。 年に2回、ホームで開かれている運営委員会でも、健常者の入居者の方から食事についての不満が毎回、出ていたので、味はいまひとつだったのかもしれません。不満の内容は味付けが単調、同じ日の同じメニューでも生焼けだったり、逆に火が通り過ぎてパサパサだったりとバラツキが大きい、お魚が古くて生臭い、冷めたみそ汁が出される等がありました。運営委員会には施設長、運営会社の管理職、施設の調理担当者、介護の責任者のなどが出席し、食事メニューの改善や温度、調理についても注意し、満足度を高めるよう努めると約束していました。

施設の雰囲気

5.0
施設のケアはとても良かったと思います。母が入居していた2年半(入院期間もあったので、実質2年)の間、週1、2回は面会に行きましたが、スタッフが入居者を怒鳴ったり、叩くなど邪険に扱ったりしたのを見たのは一度もありませんでした。入居者は60人前後でしたが、新入りのヘルパーさんも入居者を必ず「〇〇さん」と名前で呼びかけていました。面と向かって「あなた」「あんた」「おじいちゃん」「おばあちゃん」等で呼んでいるのも聞いたことはありません。職員同士で話すときも「あのおばあさんが」というのではなく、必ず名前で呼んでいました。認知症の患者さんが多かったので、本人の名前で呼びかけることはとても大切ですし、こうした基本が徹底していることがいいケアにつながっていると感じました。これから施設に見学行かれる方は、入居者にどのように呼びかけているかもチェックされるといいと思います。 食事の時は、施設長、事務員、ケアマネ、ヘルパー、看護師が一緒になって入居者の食堂への誘導や配膳を行っていました。これが職員の一体感を生み、施設の雰囲気をよくしていたのかもしれません。食事時に事務室に人がいなくなって困るときもたまにありましたが、施設の雰囲気がよくなるなら、この程度は仕方がないと思います。よく面会に来てくれた近所の母の知り合いも「僕のような親族でないものにも、とてもフレンドリーに接してくれて本当にいい施設ですね」と言っていました。ホームに入るのを嫌がっていた母も、入居後は一度も「家に帰りたい」と言いいませんでした。 母が入居していたホームの基本料金は、転落事故が3件起きニュースになった川崎の施設とほぼ同じです。老人ホームの良し悪しは料金ではわからないと思います。

介護/看護/医療体制

4.0
看護師さんは日中は常駐していましたが、夜はヘルパー3人体制です。日中はヘルパーさんの数は比較的多いほうではないかと思います。面会の親族と軽く雑談したりする余裕もありました。車椅子を乗り降りするときにできた細かい傷も、ヘルパーさんがすぐ看護師さんを呼んでケアしてくれるなど、通常時の介護・看護体制はとても良かったと思います。 夜は看護師さんがいないため、よほどの緊急時でない限り、夜に体調を崩した場合の病院への搬送は看護師さんが朝出勤してからになります。また、夜間の痰の吸引など看護師の資格がないとできないケアが必要になった場合は他の施設に転居しなければなりませんでした。母は誤嚥性肺炎で入院し、痰の吸引が必要になったため、搬送先の救急病院の紹介で、高齢者を受け入れてくれる病院へ転院しました。転院先も入院期間に期限があるため、老人ホームの系列の施設で24時間看護師常駐の所への入居を相談していたところ、病院で母が亡くなりました。高齢者は入居後にも状態が変化していくので、24時間看護が必要になったとき系列の施設に受け入れ先があると心強いと思いました。

周辺環境/アクセス

3.0
最寄り駅から徒歩20分の高台の住宅地にあり、隣の駅からバスに乗るとホームの正面に停まるので立地はまあまあかと思います。自分は運動も兼ねて最寄り駅から歩くようにしていましたが、雨の日は大変でした。 施設の向かい側にコンビニのローソン、すかいらーく系のファミレスが2軒あり、日用品の買い物や面会に来てくれた人との食事などには不自由しませんでした。ほかにも近くにファストフード店や公園もありましたが、母は入居当初からほとんど歩けなくなっており、お金の支払いもできなくなっていたので、本人が利用する機会はありませんでした。また、住宅地とは言っても幹線道路沿いで車の通行量が多く、体の不自由な方には外出しにくい環境かもしれません。 開館時間は9時〜18時で、面会の家族は原則として18時には退出しなければなりません。多少融通は利きましたが、18時で事務室が閉まり、それ以降は館内のヘルパーさんや看護師さんを探して出入り口を開けてもらう必要があったので、もう少し開館時間が長めだといいなと感じました。

その他

オープン後、まだ未入居だった4室のうち1室を契約、母は認知症が加速度的に進行していたので待たずに入居できたのはラッキーでした。正式契約後、健康診断等の手続きがあり、入居までに約1ヶ月かかりました。 居室での飲酒はOKでしたが、喫煙は決められた喫煙所で吸う決まりでした。居室にははさみやナイフ類、電気ポットやレンジなどやけどをするおそれのある機器も持ち込み禁止でした。中程度以降の認知症の患者さんが多く、認知症が進むとレンジやポットの使い方もわからなくなるので、これは仕方がないかと思います。健常者の方は不便だったと思いますが。母の入居中に、くり返し注意しても居室で喫煙する入居者が強制退去になったことがありました。非喫煙者の立場からは、これくらい厳しいほうが安心ではあります。 母の場合は運よくいいホームが見つかり、料金に見合うだけの充分なケアがしていただけました。しかし同じ系列の施設でも、評判がいまひとつの所もあると聞きましたので、やはり入居してみるまではわからないことも多いと思います。母の入居に当たっても、探す時間が限られていたため、入居してからどうしてもホームは嫌だと言われた場合に備えて、バリアフリーの小さなマンションを購入または賃貸して家族の面倒を見る、他のホームを探す、特養を申し込んでおく等の選択肢を考えていました。食事以外で母が不満を言うことがなく、親族が見てもケアのいい施設に入居できたのは、本当に運もよかったと思います。入居先が決まれば終わりではなく、次の準備をしておくことも必要ではないかと思います。
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ベストライフ横浜港南 の施設詳細

空室状況
5室以上 更新
入居費用
0 〜 600 万円
月額費用
14.5 〜 22.5 万円

入居条件

自立 要支援 要介護

医療看護体制

アルツハイマー型認知症
脳血管性認知症
前頭側頭型認知症(ピック病)
レビー小体型認知症
糖尿病・インスリン
人工透析
在宅酸素療法
人工肛門・ストーマ
尿カテーテル・尿バルーン
心臓ペースメーカー
胃ろう
鼻腔栄養・経管栄養
床ずれ・褥瘡
パーキンソン病
生活不活発病(廃用症候群)
リウマチ・関節症
骨粗しょう症
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
誤嚥性肺炎
喘息・気管支炎
脳梗塞・脳卒中・脳出血・くも膜下出血
心臓病・心筋梗塞・狭心症
がん・末期癌
うつ病
統合失調症
肝炎
梅毒
MRSA(ブドウ球菌感染症)
介護食・流動食・嚥下食
ターミナルケア
看取り

施設詳細

施設名称 ベストライフ横浜港南
施設種別 住宅型有料老人ホーム
施設所在地 神奈川県横浜市港南区笹下3-13-6
入居定員 60名
居室総数 60室
開設年月日 2011年08月01日
居室面積 18.0 〜 22.69m²
運営事業者名 株式会社ベストライフ神奈川
運営者所在地 神奈川県川崎市多摩区登戸2678-1

ベストライフ横浜港南の地図

住所

〒234-0052神奈川県横浜市港南区笹下3-13-6

交通アクセス

京浜急行「屏風浦」駅より徒歩17分(1.4km)
京浜急行、地下鉄「上大岡」駅より江の電バス「日下小学校前」下車徒歩30秒(25m)
JR「洋光台」駅より江の電バス「日下小学校前」下車徒歩10秒(10m)

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